脳統合機能研究センター

脳疾患の病態解明と治療法の開発をめざして
脳統合機能研究センター(Center for Brain Integration Research, CBIR) は脳・神経疾患の病態解明と治療法の開発を目指して、基礎・臨床神経科学の垣根を越えた融合研究を提案・推進し、若手研究者の育成を行ないます。

トピックス

2023.7.25【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 神経炎症修復学分野の中村 朱里大学院生、酒井 誠一郎助教、七田 崇教授らと、東京大学大学院医学系研究科の村上誠教授らの研究グループは、東京都医学総合研究所、慶應義塾大学との共同研究で、脳梗塞後に産生される脂肪酸代謝物が脳梗塞巣周辺部に生き残った神経細胞に作用してシトルリン化酵素PADI4の発現を誘導し、PADI4によるヒストンタンパク質がシトルリン化されることによって神経修復で働く遺伝子の発現が増加する新たな神経修復メカニズムを発見しました。また、PADI4の発現を誘導する神経修復性の脂質を脳梗塞モデルマウスに投与すると、脳梗塞後の神経症状が改善されることを示しました。この研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の革新的先端研究開発支援事業AMED-CREST「生体組織の適応・修復機構の時空間的解析による生命現象の理解と医療技術シーズの創出」およびAMED-PRIME「画期的医薬品等の創出をめざす脂質の生理活性と機能の解明」、文部科学省科学研究費補助金、東レ科学振興会、武田科学振興財団、上原記念生命科学財団、MSD生命科学財団、千里ライフサイエンス振興財団、小野医学研究財団の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Neuronに、2023年7月24日にオンライン版で発表されました。
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2023.6.26【ONSA/CBIRセミナー】
令和5年6月26日(火) 時間:17:00-18:00(大学院講義室 3 M&D タワー11 階)

ONSA/CBIRセミナー「Light-intensity coding in the human prefrontal cortex」
Jerome Sanes 先生(Brown university 教授)


2023.6.13【ONSA/CBIRセミナー】
令和5年6月13日(火) 時間:17:00開始 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「脳修復過程を制御する分子メカニズムの解明」
七田 崇 先生(東京医科⻭科大学 難治疾患研究所 神経炎症修復学分野 教授)

2023.6.9【ONSA/CBIRセミナー】
令和5年6月9日(金) 時間:11:00-12:00 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「Principles of operation of a learning neural circuit」
Steve Lisberger 先生(Duke university 教授)


2023.4.13【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 精神行動医科学分野の塩飽裕紀テニュアトラック准教授と髙橋英彦教授の研究グループは、東京大学、国立精神・神経医療研究センター、帝京大学、つくば国際大学との共同で、統合失調症患者さんの一部にシナプス分子neurexin 1(NRXN1) に対するこれまでに報告のない自己抗体が存在することを発見しました。研究グループは2022年にシナプス分子NCAM1に対する自己抗体も統合失調症から発見しており、研究グループのアプローチで病態に関連する新しい自己抗体が効率よく発見できることを示したとともに、様々な病態が想定されている統合失調症のサブタイプを明らかにするバイオマーカーや、自己抗体の除去よる治療戦略の創出につながることが期待されます。この研究は国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED) 「脳とこころの研究推進プログラム(領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクト)」、文部科学省科学研究費補助金、公益財団法人先進医薬研究振興財団、公益財団法人東京生化学研究会、および公益財団法人薬力学研究会などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学雑誌 Brain, Behavior, and Immunityに、2023年3月31日にオンライン版で発表されました。
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2023.4.19【受賞(文部科学大臣表彰(科学技術賞 研究部門))

令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 表彰式が開催されました。科学技術分野の文部科学大臣表彰の科学技術賞(研究部門)に大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野の横田隆徳教授が受賞されました。
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2023.3.6【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学分野(脳神経内科)の横田隆徳教授、石橋哲准教授、李富莹研究員、市野瀬慶子大学院生、統合教育機構イノベーション人材育成部門の茂櫛薫特任教授、武田薬品工業株式会社らの研究グループは、脳梗塞においてLong non coding RNAを標的とした従来のアンチセンス核酸医薬の効果を飛躍的に向上する治療法の開発に成功しました。この研究は「脳とこころの研究推進プログラム(領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクト)」、日本学術振興会(JP26282136、JP17H01548、JP20K21882)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Molecular Therapy(IF11.454)に、2023年2月7日にオンライン版で発表されました。
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2023.3.3【ONSA/CBIRセミナー】
令和5年3月3日(金) 時間:17:00-19:00 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「Investigation of the inferior olive to understand cerebellar function」
Marylka Yoe Uusisaarin 先生(OIST)

2023.2.17 【若手シンポジウム】
日時:令和5年2月17日(木) 9:30-18:45 オンライン
第15回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
大学院講義(第71回大学院セミナー共催): 増田 隆博 先生(九州大)、森 英一朗 先生(奈良医大)、吉村 奈津江 先生(東工大)、虫明 元 先生(東北大)
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2023.1.31【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 (脳神経内科)の横田隆徳教授、三條伸夫特任教授、天野晶子特任研究員は、公益財団法人川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター (iCONM)片岡一則教授、東京大学 安楽泰孝特任准教授、津本浩平教授、中木戸誠講師、大分大学 松原悦朗教授、大阪大学と共同で、アミロイド・ベータ・オリゴマーに対する新たな抗体を開発し、独自に開発した血液脳関門通過システムを組み合わせて、従来の抗体医薬では困難であった脳内への抗体の供給量の増加、安全性の高い断片化抗体の使用を実現し、神経毒性のある複数のアミロイド種を減少させることで、アルツハイマー病(AD)モデルマウスの病態を改善し、認知機能低下抑制に成功しました。この研究は日本医療研究開発機構 AMED の脳科学研究戦略推進プログラム事業における研究課題「血液脳関門通過型抗アミロイドβオリゴマー抗体の創生によるアルツハイマー病の分子イメージング診断、治療法の開発及び発症メカニズムの解明」(研究代表者:横田隆徳)、文部科学省科学研究費補助金事業「アルツハイマー病治療とコンパニオン診断における定量的根拠の解明」(研究代表者:三條伸夫)の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Journal of Nanobiotechnology(ジャーナル オブ ナノバイオテクノロジー)に、2023年1月31日にオンライン版で発表されました。
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2023.1.30【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 眼科学分野の鴨居功樹(かもいこうじゅ)講師、大野京子教授、宗源大学院生、輕部央子非常勤医師、張晶大学院生、楊明明大学院生の研究グループは、血管内皮増殖因子(VEGF)の変動によって眼内環境の悪化が懸念されるHTLV-1感染者において、VEGF阻害薬の眼内投与(抗VEGF治療)の安全性をin vitroで初めて明らかにしました。この研究は文部科学省科学研究費補助金、厚生労働科学研究難治性疾患政策研究事業、ならびに国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Frontiers in Immunologyに、2023年1月25日にオンライン版で発表されました。
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2023.1.13【ONSA/CBIRセミナー】
令和5年1月13日(金) 時間:17:00-19:00 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「転写とクロマチン修飾のライブイメージング」
木村 宏 先生(東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター 教授)

2023.1.4【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 難治疾患研究所/脳統合機能研究センター 神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、金沢大学などとの共同研究で、細胞にとって必須の細胞内小器官である核小体の構造の形成・維持において、PQBP5が主要な働きをしていることを発見しました。この成果は、細胞の本質的理解に重要であるばかりでなく、がん、老化、神経変性などの様々な生命現象を理解し、コントロールする可能性を開くものです。この研究は日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)、 文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、文部科学省「革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」などの支援のもとでおこなわれ、その研究成果は、国際科学雑誌 Nature Communicationsにおいて2023年 1月 4日にオンライン版で発表されました。
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2022.12.27【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学分野の横田隆徳教授、吉岡耕太郎特任助教、Su Su Lei Mon特任研究員、Chunyan Jia大学院生らの研究グループは、脳や脊髄の疾患を標的とする核酸医薬の最大の課題である副作用が、神経細胞内のカルシウム調節異常が原因であることをつきとめました。そして、核酸医薬とともにカルシウム調節作用を有する薬剤を併用して神経細胞及びマウスを用いて検証したところ、有効性は保持したまま副作用を軽減することに成功しました。この研究は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(RNA標的創薬技術開発)」、「脳とこころの研究推進プログラム(領域横断的かつ萌芽的脳研究プロジェクト)」、国立研究開発法人科学技術振興機構「創発的研究支援事業」、日本学術振興会(JP20K21882)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Molecular Therapy - Nucleic Acidsに、2022年12月23日にオンライン版で発表されました。
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2022.12.21【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学分野の高橋英彦教授、松本有紀子助教、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))の西田知史主任研究員、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の林隆介主任研究員、大阪大学大学院生命機能研究科の西本伸志教授、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)の村井俊哉教授の研究グループは、機能的磁気共鳴画像(fMRI)とAI技術を使って、さまざまなものの意味を表す脳活動パターンを解析し、統合失調症患者の脳内において、意味関係の乱れが生じていることを発見しました。本研究の成果は、患者の発話によらない客観的な診断・治療法の開発につながることが期待されます。本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)・戦略的国際脳科学研究推進プログラム「脳科学とAI技術に基づく精神神経疾患の診断と治療技術開発とその応用」(JP21dm0307008)ならびに独立行政法人科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業(JPMJCR18A5, JPMJPR20C6)、Moonshot型研究開発事業(JPMJMS2012, JPMJMS2295-11)、日本学術振興会科学研究費助成事業(20K21567)、上原記念生命科学財団の支援のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学誌Schizophrenia Bulletinに、2022年12月21日にオンライン版で発表されました。
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2022.12.19【ONSA/CBIRセミナー】
令和4年12月19日(木) 時間:18:00開始 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「Tagging activated neurons during specific timing in behavior
長濱 健一郎 先生(Hyungbae Kwon lab, Johns Hopkins University School of Medicine)
参加登録はこちらからhttps://forms.gle/Gxa6NBbk4a1GSDHN8

2022.10.20【ONSA/CBIRセミナー】
令和4年10月20日(木) 時間:18:00開始 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「霊長類大脳皮質の情報処理原理解明へのアプローチ
小松 三佐子 先生(東京工業大学 科学技術創成研究院 特任准教授)
参加登録はこちらからhttps://forms.gle/1HZ95eiLZYBsUVBG8

2022.9.30【研究事業】
当センター長で、本学 大学院医歯学総合研究科 精神行動医科学分野の高橋英彦教授の研究課題「幻覚スペクトラムの操作と可視化」が2022年度JST-CRESTに採択されました。脳の予測に基づくイメージ生成過程の制御度に応じて①生理的な予測に基づく情報補完②錯覚③病理的な幻覚を連続的に「幻覚スペクトラム」と捉えます。XRやロボット技術を駆使して、幻覚スペクトラム・自他境界の操作技術を開発するとともに、脳情報を解読して再構成するデコーディング技術を用いて、「幻覚スペクトラム」の脳情報表現の可視化を目指します。医工連携を通して医療や教育応用のみならず、新しいヒューマニティーの創出に向けた原理解明が期待されます。
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2022.9.13【ONSA/CBIRセミナー】
令和4年9月13日(火) 時間:17:30開始 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「ドーパミン関連疾患への新しい知見-ドーパミン機能に関与する小脳システム」
吉良 信一郎 先生(アルバートアインシュタイン医科大学)
参加登録はこちらからhttps://forms.gle/14soqqfmp3af15MU6

2022.8.29【ONSA/CBIRセミナー】
令和4年8月29日(月) 時間:17:30開始 (ハイブリッド開催(対面&オンライン))
ONSA/CBIRセミナー「ナビゲーション中の柔軟な意思決定を支える神経基盤」
吉良 信一郎 先生(ハーバード医科大学 神経生物学部)
参加登録はこちらから
https://forms.gle/4TUSqym6AjbckUnB6

2022.5.19【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 (脳神経内科)横田隆徳教授、永田哲也プロジェクト准教授、小林正樹非常勤講師、宮下彰子大学院生は、糖尿病マウスにヘテロ核酸を投与することで糖尿病性末梢神経障害における後根神経節のノンコーディングRNAを制御できることを示し、神経障害の表現型が増悪することを発見しました。この結果は、MALAT1が糖尿病性末梢神経障害において神経保護の重要な役割を果たしていることを示唆しています。また、本研究の結果は、今後糖尿病性末梢神経障害の治療の標的として有望な後根神経節の遺伝子制御といった治療法の開発を促進する可能性があります。この研究は日本医療研究開発機構(AMED)の革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業(課題名「第3世代ヘテロ核酸の開発」)、慢性の痛み解明研究事業(課題名「慢性疼痛に対する画期的核酸医薬の開発」)、先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業(課題名「次世代血液脳関門通過性ヘテロ核酸の開発による脳神経細胞種特異的分子標的治療とブレインイメージング」 、いずれも研究代表者:横田 隆徳)などの支援のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学誌、Diabetes誌に、2022年5月20日にオンライン版で発表されました。
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2022.4.20【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学分野の塩飽裕紀助教と髙橋英彦教授の研究グループは、統合失調症患者さんの一部にシナプス分子NCAM1に対するこれまでに報告のない自己抗体が存在することを発見しました。患者さんから精製した抗NCAM1自己抗体は、NCAM1の分子機能を阻害し、マウスに投与するとシナプス減少や統合失調症関連行動を誘発することを示しました。この成果は、統合失調症で新しい治療ターゲットを見つけたことになり、新しい治療戦略の創出につながることが期待されます。この研究は文部科学省科学研究費補助金、公益財団法人東京生化学研究会、公益財団法人先進医薬研究振興財団、公益財団法人薬力学研究会、および東京医科歯科大学次世代研究育成ユニットなどの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、Cell Pressの国際医学雑誌 Cell Reports Medicineに、2022年4月19日にオンライン版で発表されました。
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2022.4.15【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 精神行動医科学分野の高橋英彦教授、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)の村井俊哉教授、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)・脳情報通信総合研究所の川人光男所長、量子科学技術研究開発機構(QST) ・量子生命科学研究所の八幡憲明チームリーダーの研究グループが、脳機能画像による安静時脳機能結合の情報を基にしたギャンブル障害の判別器を開発しました。本判別器は、主観的症状とギャンブルに関連する行動から行われているギャンブル障害の診断の一助になることが期待されます。この研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)・戦略的 国際脳科学研究推進プログラムの「脳科学とAI技術に基づく精神神経疾患の診断と治療技術開発とその応用」(JP19dm0307008, JP21dm0307008)、長寿・障害対策総合研究事業「ギャンブル障害に対するニューロフィードバック法の開発」(JP20dk0307080)、日本学術振興会科研費「ギャンブル障害のコネクトーム」(17K16376)の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Psychiatry and Clinical Neurosciencesに、2022年4月15日正午(日本時間)にオンライン版で発表されました。
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2022.4.1【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 (脳神経内科)の横田隆徳教授、永田哲也プロジェクト准教授、大谷木正貴大学院生(当時)、西李依子大学院生は、従来のアンチセンス核酸とは異なる送達機構を有するヘテロ核酸を用い、非侵襲性投与ルート(全身投与)から多発性硬化症動物モデルであるEAEマウスの活性化ミクログリア・中枢神経浸潤マクロファージの内在性遺伝子発現の抑制と表現型の改善に成功しました。この研究は日本医療研究開発機構(AMED)の革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業における研究課題「第3世代ヘテロ核酸の開発」、先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業における研究課題「次世代血液脳関門通過性ヘテロ核酸の開発による脳神経細胞種特異的分子標的治療とブレインイメージング」(いずれも研究代表者:横田 隆徳)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Molecular Therapy (モレキュラー セラピー)に、2022年2月18日にオンライン版で発表されました。
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2022.2.18 【若手シンポジウム】
日時:令和4年2月17日(木) 9:30-19:05 オンライン
第14回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
特別講演(第71回大学院セミナー共催): 宮野 悟 先生(TMDU)、長井 淳 先生(理研)、平 理一郎 先生(TMDU)
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2022.2.2【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科システム神経生理学分野のヴィェト・グエンミン大学院生、トランアン・コア大学院生、王天琢大学院生、杉原泉教授らの研究グループは、2種類のプルキンエ細胞集団を可視化した遺伝子改変マウスの小脳スライス標本からのパッチクランプ記録法を用いて、ゼブリン陽性・ゼブリン陰性のプルキンエ細胞の電気生理学的性質の違いを明らかにしました。この研究は日本学術振興会の科学研究費補助金の支援のもとで行われたもので、その研究成果は、オープンアクセス国際科学誌iScience の2022年1月21日号に発表されました。
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2022.1.5【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野の鴨居功樹(かもい こうじゅ)講師と大野京子教授の研究グループは、東京大学医科学研究所の東條有伸教授(研究当時, 現:東京大学名誉教授,東京医科歯科大学・副理事・副学長)、東京大学大学院新領域創成科学研究科(内丸薫教授)、聖マリアンナ医科大学(渡邉俊樹特任教授/東京大学名誉教授)との共同研究で、HTLV-1キャリアのバセドウ病では、若年、プロウイルスロード(感染細胞率)が低値であっても、重度の眼炎症(HTLV-1ぶどう膜炎)が起こることをつきとめ、バセドウ病の経過中に急な視力低下が起きた場合、HTLV-1感染の有無を確認する必要性を指摘しました。本報告は、国際科学誌 THE LANCET(ザ・ ランセット)に、2022年1月1日にオンライン版で発表されました。
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2021.12.22【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 (脳神経内科)の横田隆徳教授、永田哲也プロジェクト准教授、大谷木正貴大学院生は、従来のアンチセンス核酸では導入効率が低かったリンパ球に対して、ヘテロ核酸を用いることにより、全身投与で高効率な細胞内取り込みと内在性遺伝子発現の抑制に成功しました。この研究は日本医療研究開発機構(AMED)の革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業における研究課題「第3世代ヘテロ核酸の開発」、先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業における研究課題「次世代血液脳関門通過性ヘテロ核酸の開発による脳神経細胞種特異的分子標的治療とブレインイメージング」(いずれも研究代表者:横田 隆徳)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Nature Communications (ネイチャー コミュニケーションズ)に、2021年12月22日にオンライン版で発表されました。
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2021.12.22【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所分子神経科学分野の石田紗恵子助教(現 東京大学医科学研究所先進動物ゲノム研究分野 助教)と田中光一教授の研究グループは、東京大学医科学研究所先進動物ゲノム研究分野 真下知士教授との共同研究で、焦点性てんかんの新しいモデルマウスを作製し、このモデルマウスでは他の焦点性てんかんモデルと異なり、抗てんかん薬候補であるラパマイシンの効果が持続しないことを明らかにしました。この研究は文部科学省科学研究費補助金ならびに公益財団法人金原一郎記念医学医療振興財団の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Human molecular genetics(ヒューマンモレキュラージェネティクス)に、2021年11月20日にオンライン版で発表されました。
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2021.11.19【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学統合研究機構の味岡逸樹准教授(神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)「超分子ペプチドを用いた脳梗塞の再生医療」プロジェクトリーダーを兼任)、東京農工大学大学院工学研究院の村岡貴博教授と矢口敦也大学院生(博士)、KISTEC押川未央元研究員の研究グループは、北里大学、台湾國立陽明交通大學、名古屋市立大学などとの共同研究で、体内投与した箇所でタンパク質を効果的に徐放するゲル、ジグソー型ペプチド「JigSAP」を開発しました。「JigSAP」は化学反応でゲル化する材料とは異なり、分子構造を変えずに自己集合化してゲル化する特徴があり、生体内での分解後も「JigSAP」ペプチドとなるため、安全性の高さが特徴です。この「JigSAP」を使って、血管再生作用のあるVEGFタンパク質を徐放する超分子ペプチドゲルを脳梗塞発症1週間後のモデルマウス脳内に投与すると、歩行機能の改善効果があることを見出し、亜急性期脳梗塞に対する細胞フリー再生治療に結びつく可能性を示しました。この研究はKISTEC戦略的研究シーズ育成事業/有望シーズ展開事業ならびに科学研究費補助金、JST-CREST、泉科学技術振興財団研究助成、旭硝子財団研究助成などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌 Nature Communications(ネイチャー コミュニケーションズ)、2021年11月19日にオンライン版で発表されました。
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2021.11.15【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、富山大学、創価大学との共同研究で、アルツハイマー病をはじめとして、前頭側頭葉変性症、パーキンソン病、ハンチントン病など複数の神経変性疾患の病態に関与するタウ蛋白質が、脳内ミクログリアにおいて、エイズウィルスの細胞内受容体として知られているPQBP1に認識されて、脳炎症を誘発する分子メカニズムを発見しました。この成果は、ウィルス感染症と神経変性疾患が自然免疫において共通性を持つことを示唆するものであり、神経変性を自然免疫の面からコントロールする可能性を開くものです。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)、文部科学省「革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学雑誌 Nature Communications において、2021年11月15日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されました。
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2021.10.11【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、理化学研究所、産業技術総合研究所、東京都医学総合研究所、イタリア・サンラファエル科学研究所などとの共同研究で、アルツハイマー病態における HMGB1を介した神経変性加速の分子メカニズムを解明し、神経変性と老化に共通する細胞死メカニズム、ならびに細胞繊毛のアルツハイマー病態への関与を合わせて発見しました。これによって、神経変性と老化の関係性に重要な知見を加えるとともに、岡澤教授の研究グループが進めてきた HMGB1 抗体によるアルツハイマー病等への認知症治療開発の科学的根拠がさらに固まりました。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジー の創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)、 文部科学省「革新的技術による脳機能ネットワーク の全容解明プロジェクト」、日本医療研究開発機構「産学連携医療イノベーション創出プログラム」セットアップスキーム(ACT-MS)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、Springer Nature が発行する国際科学雑誌 Communications Biology において、2021 年 10 月 11 日午前 10 時(英国夏時間)にオンライン版で発表されました
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2021.9.6【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野の大野京子教授と先端視覚画像医学講座の堀江真太郎ジョイントリサーチ講座講師の研究グループは、青波長の走査型レーザー検眼鏡による広角眼底撮影の単一の眼底写真が造影剤を使用せずに広範囲の眼底の網膜無血管野を高率に検出できることを示しました。この研究は株式会社ニデックとの本学ジョイントリサーチ講座の研究としておこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Asia Pacific Journal of Ophthalmologyに、2021年8月27日にオンライン版で発表されました。
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2021.8.13【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 (脳神経内科)の横田隆徳教授、永田哲也プロジェクト准教授は、アイオニス・ファーマシューティカルズ社(IONIS Pharmaceuticals)および武田薬品工業(Takeda Pharmaceutical Company Limited)との共同研究で、従来のアンチセンス核酸医薬では不可能であった全身投与(静脈内および皮下投与)による中枢神経での遺伝子の発現抑制を可能とする新技術の開発に成功しました。この研究は日本医療研究開発機構(AMED)の革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業における研究課題「第3世代ヘテロ核酸の開発」、先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業における研究課題「次世代血液脳関門通過性ヘテロ核酸の開発による脳神経細胞種特異的分子標的治療とブレインイメージング」、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)「新機能創出を目指した分子技術の構築」研究領域(研究総括:山本尚教授)における研究課題名「画期的な新規核酸医薬の分子技術の創出」(いずれも研究代表者:横田 隆徳)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Nature Biotechnology(ネイチャー バイオテクノロジー)に、2021年8月12日午後4時(英国夏時間)にオンライン版で発表されました。
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2021.8.12【論文・プレスリリース】

東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、名古屋市立大学、東京都健康長寿医療センターとの共同研究で、脳タンパク質の質量分析から得られたビッグデータを対象に、スパコンを駆使した分子ネットワーク解析を行い、これによって、2つの認知症(ア ルツハイマー病と前頭側頭葉変性症)の共通病態を解明しました。さらに、4種類の前頭側頭葉変性症の モデルマウスにおいて、得られた2つの認知症の共通分子標的に対して発症後に行った抗体治療が、認知症状と脳組織の病理学的所見を改善することを示しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術 領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)、平成22 年度~平成26年度・文部科学省『脳科学研究戦略推進プログラム課題E』、平成26年度~平成30年度・文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』、令和元年度~令和2年度日本医療研究開発機構 「産学連携医療イノベーション創出プログラム」セットアップスキーム(ACT-MS)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学雑誌Communication Biologyにおいて、2021年8月12日午前10時(英国夏時間)にオンライン版で発表されました。
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2021.7.29【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、広島大学などとの共同研究で、岡澤教授グループがハンチントン病の治療シーズとして報告したヘプタ・ヒスチジンが、タウタンパク質の凝集を阻害することを発見し、これによって、この中分子ペプチドがハン チントン病に加えて、アルツハイマー病や前頭側頭葉変性症、進行性核上性麻痺(PSP) などのタウオパチーと呼ばれる複数の神経変性疾患の治療に向けて治療薬開発シーズとなりうることを示しました。この研究 は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振 興会科学研究費補助金(基盤 A)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、アメリカ化学会 (American Chemical Society, 略称 ACS)が発行する国際科学雑誌 ACS Chemical Neuroscience において、 2021 年 7 月 28 日にオンライン版で発表されました。
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2021.6.15【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、東邦大学、名古屋市立大学、名古屋大学、東北医科薬科大学、東北大学、東京大学、東京都健康長寿医療センター、京都大学 iPS 細胞研究所などとの共同研究で、前頭側頭葉変性症において、胎児期の脳内の神経幹細胞で起きる DNA 損傷が、出生後の早期神経細胞死を誘発し、病態進展の鍵を握ること、また、 この細胞死を標的とする治療法の可能性を実験的に示しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金 (新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)、平成 26 年度~平成 30 年度・文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』 (平成27年度から日本医療研究開発機構:AMED へ移管)、令和元年度~令和 2 年度日本医療研究開発機 構 「産学連携医療イノベーション創出プログラム」セットアップスキーム(ACT-MS)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、2018 年に EMBO(欧州分子生物学機構)、Rockefeller University、Cold Spring Harbor Laboratory が共同で創刊した新しい国際科学誌 Life Science Alliance に、2021 年 6 月 15 日(米国東部夏時間)にオンライン版で発表されました。
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2021.4.30【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 (脳神経内科)の横田隆徳教授、浅田健特任助教らは、HDO 核酸に結合する複数のタンパク質を同定し、同定タンパク質が HDO の活性制御に関わっていることを明らかにしました。この研究は日本医療研究開発機構 (AMED)の先端的バイオ創薬等基盤技術 開発事業における研究課題「次世代血液脳関門通過性ヘテロ核酸の開発による脳神経細胞種特異的分子標的治療とブレインイメージング」(研究代表者:横田隆徳)と、日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究 C における研究課題名「DNA/RNA ヘテロ 2 本鎖核酸を切断するヌクレアーゼの同定および作用機序解明」(研究代表者:浅田健)の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌 Nucleic Acids Research に、2021 年 4 月 30 日 (英国夏時間) にオンライン版で発表されました。
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2021.3.12【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科神経機能形態学分野・脳統合機能研究センターの寺田純雄教授と佐藤啓介助教、杉崎綾奈大学院生らの研究グループは、お茶の水女子大学(千葉和義 基幹研究院 教授)、理化学研究所(白水美香子 生命機能科学研究センター チームリーダー 他)、米国ウッズホール海洋生物学研究所(谷知己 Associate Scientist 〈現 産業技術総合研究所 主任研究員〉 他)との共同研究で、生命科学領域において偏光の情報を利用して新たな蛍光観測を可能とする新規蛍光標識技術ポラリス法の開発に成功し、その最初の応用例としてヒトデ受精卵の細胞分裂時に形成される、従来しられていなかったアクチン関連構造であるフレア構造を発見しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金、武田科学振興財団、日本医療研究開発機構創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業 創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)、米国ウッズホール海洋生物学研究所ならびに米国NIH Research Project Grant Program (R01)の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(米国科学アカデミー紀要)に、2021年3月5日(米国東部時間)にオンライン版で発表されました。
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2021.3.1【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科システム神経生理学分野のトランアン・コア大学院生、張静雲大学院生、杉原泉教授らの研究グループは、米国ジョンズホプキンス大学藤田啓史助教、国立遺伝学研究所平田たつみ教授との共同研究で、神経細胞をその誕生日ごとに標識し分ける手法を用いて、小脳の発達過程において単一の神経細胞集団が分裂し個別に移動していくことで、前後に離れて重複した身体表現領野が形成されることを明らかにしました。この研究は学術振興会の科学研究費補助金の支援のもとで行われたもので、 その研究成果は、オープンアクセス国際科学誌 eNeuro 2020 年 11・12 月号に発表されました。
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2021.2.18 【若手シンポジウム】
日時:令和3年2月18日(木) 10:00-19:05 オンライン
第13回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
特別講演(第67回大学院セミナー共催): 水澤 英洋 先生(NCNP)、竹本 研 先生(三重大学)、石井 優 先生(大阪大学)
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2020.12.8【セミナー】
令和2年12月8日(火) 時間:18:00 - 20:00(Zoomによるオンライン講義)
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「疾患症状や体調変化の予知に資するウェアラブル機器と AI 技術
山川 俊貴 先生(熊本大学大学院 先端科学研究部 准教授)
受講ご希望者は 12 月 4 日までに、下記連絡先にお問い合わせ下さい。
脳神経機能外科学分野 唐鎌 淳 karakama.evs@tmd.ac.jp

2020.10.02【受賞】
脳統合機能研究センター・センター長岡澤均教授の研究室に所属する 田中ひかり 日本学術振興会特別研究員が、神経科学学会「時実利彦記念神経科学優秀博士研究賞」を受賞しました。

2020.6.25【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所分子神経科学分野の相澤秀紀前准教授(現広島大学大学院医系科学研究科教授)と田中光一教授の研究グループは、グルタミン酸輸送体 GLT-1遺伝子が片頭痛の前兆におけ る感受性に関与することを動物実験で明らかにしました。この研究は、日本医療研究開発機構(AMED)脳科学研究戦略推進プログラムならびに文部科学省科学研究費補助金の支援のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学誌 GLIA(グリア)に 2020 年 6 月 25 日午後 2 時(東部夏時間)にオンライン版で発表されました。
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2020.4.14【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神医学分野の高橋英彦教授、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)・脳情報通信総合研究所の川人光男所長、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)の研究グループは、量子科学技術研究開発機構、昭和大学発達障害医療研究所、東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻臨床神経精神医学講座、広島大学大学院医歯薬保健学研究科、ジョンズホプキンス大学精神科、ユトレヒトメディカルセンターとの共同研究で、脳機能的結合を基にした統合失調症・自閉症の疾患判別法を開発しました。本判別法により、両者には重複する部分も多いが、統合失調症には自閉症の傾向があるのに対して、自閉症には統合失調症の傾向がないことを明らかにしました。この研究は脳科学研究戦略推進プログラム「BMI 技術を用いた自立支援、精神・神経疾患等の克服に向けた研究開発」の「DecNef を応用した精神疾患の診断・治療システムの開発と臨床応用拠点の構築」(JP17dm0107044)、戦略的国際脳科学研究推進プログラムの「脳科学と AI 技術に基づく精神神経疾患の診断と治療技術開発とその応用」(JP19dm 0307008)の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌 Schizophrenia Bulletin に、2020年 4 月 17 日午前 1 時 1 分(英国夏時間)にオンライン版で発表されました。
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2020.2.12 【若手シンポジウム】
日時:令和2年2月12日(水) 10:00-18:15 於:M&Dタワー2階 共用講義室1/M&Dタワー26階 ファカルティラウンジ
第12回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
特別講演(第63回大学院セミナー共催): 筒井 健一郎 先生(東北大学)、武石 明佳 先生(理化学研究所)
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2020.1.28【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所/脳統合機能研究センター神経病理学分野の岡澤均教授の研究グループは、東京都健康長寿医療センター、名古屋大学、自治医科大学、慶応義塾大学、国立精神神経医療研究センター、国立シンガポール大学、バロー神経学研究所などのグループとの共同研究で、アミロイドベータ細胞外凝集の出現前の超早期段階に生じる細胞死が、その後のアルツハイマー病態進展の鍵を握ること、また、この細胞死を標的とする治療法(発症後にも適応可能)の開発が可能であることを実験的に示しました。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域・シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成)、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)ならびに平成26年度~平成30年度・文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』(平成27年度から日本医療研究開発機構:AMEDへ移管)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Nature Communicationsに、2020年1月24日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されました。
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2020.1.23【セミナー】
令和2年1月23日(木) 時間:17:00 - 19:00 於:M&D タワー13 階 大学院特別講義室 2
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「蛍光相関分光法並びに偏光蛍光相関分光法による細胞機能解析
金城 政孝 先生(北海道大学 大学院 先端生命科学研究院 細胞機能科学研究室 教授)

2019.7.16【セミナー】
令和元年7月16日(火) 時間:16:00 - 17:00 於:M&D タワー9階 大学院講義室 4
第601回難研セミナー/第174回難治疾患共同研究拠点セミナー (お茶の水ニューロサイエンスセミナー共催)「Role of WW domain-containing protein in mechanotransduction, Golabi-Ito-Hall syndrome and Ebola virus egress
Prof. Marius Sudol(シンガポール 国立大学)

2019.10.2【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学統合研究機構脳統合機能研究センター(押川未央共同研究員、味岡逸樹准教授)と九州大学大学院工学研究院(佐々木陽一大学院生、楊井伸浩准教授、君塚信夫教授)の研究グループは、東京大学の佐藤守俊教授、群馬大学の林(高木)朗子教授らとの共同研究により、水中で近赤外光から青色光へTTA-UCを示すヒドロゲルの開発に初めて成功しました。今回新たに開発したアップコンバージョン分子技術を発展させ、生体(ネズミやサルなどの動物個体)脳深部の神経細胞を遺伝子操作することによって、高次脳機能の解明への貢献が期待されます。本研究成果は、2019 年 9 月 23 日(月)にドイツの国際学術誌「Angewandte Chemie International Edition」にオンライン掲載されました。なお本研究は JST さきがけ「分子技術と新機能創出」 (JPMJPR14KE, JPMJPR14K1)、日本学術振興会科学研究費(JP25220805, JP17H04799, JP16H06513, JP16H00844)、旭硝子財団からの支援により行われました。
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2019.7.2【セミナー】
令和元年7月2日(金) 時間:17:00 -  於:M&D タワー2階 共用講義室 1
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「ロバストネスの破綻の観点からのALS の分子機構
小野寺 理 先生(新潟大学脳研究所 臨床神経科学部門 神経内科学分野教授)

2019.7.2【セミナー】
令和元年7月2日(金) 時間:18:00 - 20:00 於:M&D タワー2階 共用講義室2
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「医学における AI の活用~ てんかん・睡眠障害を例に
藤原 幸一 先生(名古屋大学大学院・工学研究科・准教授)

2019.6.19【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野(神経内科)の横田隆徳教授、吉岡耕太郎特任助教らの研究グループは、大阪大学大学院薬学研究科生物有機化学分野などとの共同で、マイクロRNAを標的とした従来の核酸医薬の効果を飛躍的に向上する新技術の開発に成功しました。この研究は科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST)「新機能創出を目指した分子技術の構築」研究領域(研究総括:山本尚教授)における研究課題名「画期的な新規核酸医薬の分子技術の創出」(研究代表者:横田 隆徳)などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Nucleic Acids Researchに、2019年6月19日0時5分(UTC時間) にオンライン版で発表されます。
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2019.6.21【セミナー】
令和元年6月21日(金) 時間:17:00 - 19:00 於:M&D タワー13 階 大学院特別講義室 2
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「タンパク質分子の合理設計: 天然物の改造とゼロからの創成
古賀 信康 先生(自然科学研究機構・生命創成探究センター(分子科学研究所・兼務) 総合研究大学院大学)

2019.2.18 【若手シンポジウム】
日時:平成31年2月18日(火) 10:30-18:30 於:M&Dタワー2階 共用講義室1/M&Dタワー26階 ファカルティラウンジ
第11回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
特別講演(第59回大学院セミナー共催): 奥山 輝大 先生(東京大学・定量生命科学研究所)、田中 謙二 先生(慶應義塾大学・医学部)
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2019.2.7【セミナー】
平成31年2月7日(木) 時間:17:00 - 19:00 於:歯学科7号館2階 第3講義室
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「昆虫を用いた全脳コネクトミクス解析
伊藤 啓 先生(東京大学定量生命科学研究所・准教授/独ケルン大学・教授/米HHMIジャネリア研究所・シニアフェロー)

2019.1.23【セミナー】
平成31年1月23日(火) 時間:17:30 - 19:30 於:M&Dタワー13階 大学院講義室2
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「次世代バイオ医薬品開発と蛋白質の精密解析
津本 浩平 先生(東京大学大学院工学系研究科・教授)

2018.11.20【セミナー】
平成30年11月20日(火) 時間:17:00 - 19:00 於:M&Dタワー2階 共用講義室1
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「モノづくりとしての3次元組織構築
竹内 昌治 先生(東京大学生産技術研究所・教授)

2018.10.5【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学・難治疾患研究所/脳統合機能研究センター・神経病理学分野の岡澤 均教授の研究 グループは、アルツハイマー病のモデルマウスを用いて、アルツハイマー病超早期に生じる SRRM2 タンパク質リン酸化の病的意義を明らかにしました。SRRM2 リン酸化は核内部の SRRM2 減少につながり、更に RNA スプライシング関連タンパク質(特に発達障害原因タンパク質 PQBP1)の減少、シナプス関連タ ンパク質の発現低下、さらにシナプス障害を引き起こし、最終的に認知症状を引き起こしていることを明らかにしました。この研究は、東京医科歯科大学神経病理学分野の博士課程学生・田中ひかり、同・近藤和、助教・ 藤田慶太らが主に行ったもので、平成26年度から始まった文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワーク の全容解明プロジェクト』(平成27年度から日本医療研究開発機構:AMED へ移管)で実施されました。また、 一部は、脳科学研究戦略推進プログラム課題 E、新学術領域研究『シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成』の支援を受けました。その研究成果は、国際科学誌 Molecular Psychiatry(モレキュラー・サイキアトリー)に、2018 年 10 月 3 日にオンライン版で発表されました。
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2018.8.17【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学 田中 光一 教授および 相田 知海 准教授は、広島大学大学院理学研究科 山本 卓 教授および 佐久間 哲史 講師らと共同で、ゲノム編集における不確実性を改善し、効率を上昇させる新技術(LoAD システム)を開発しました。本技術によって、CRISPR-Cas9を用いた遺伝子改変において、狙い通りの改変結果が得られる確率が高まり、従来技術では困難であった複数領域への同時遺伝子挿入などが可能となることが示されました。本技術は、さまざまなゲノム編集 細胞の作製効率を大きく向上させることから、遺伝性疾患のモデリングや、自家移植によるゲノム編集治療のための疾患変異の修復などに役立てられることが期待されます。本研究成果は、平成30年8月16日(日本時間 18:00)、英国 Nature Publishing Group の科学雑誌『Nature Communications』に掲載されました。
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2018.8.16【論文】
東京医科歯科大学・難治疾患研究所/脳統合機能研究センター・神経病理学分野の岡澤 均教授の研究グループは、先行研究で、MARCKSのSer46リン酸化がアルツハイマー病発症前に生じる神経突起変性に対応する病態マーカーであることを報告しましたが、今回さらに、パーキンソン病・レビー小体型認知症においても同様の所見を確認し、Ser46リン酸化 MARCKSが疾患枠を超えた変性疾患の超早期共通病態マーカーであることを示しました。その研究成果は、国際科学誌eNeuroにオンライン版で発表されました。
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2018.7.3【セミナー】
平成30年7月3日(火) 時間:18:00 - 20:00 於:M&Dタワー2階 共用講義室2
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「神経・精神疾患の病因・病態仮説としてのマルチモーダル GABA
福田 敦夫 先生(浜松医科大学医学部 神経生理学講座・教授)

2018.6.19【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野(神経内科)の横田隆徳教授と桑原宏哉特任助教(現・厚生労働省医政局研究開発振興課)と銭谷怜史大学院生の研究グループは、大阪大学大学院薬学研究科の近藤昌夫教授らのグループと徳島文理大学薬学部の永浜政博教授らのグループと共同で、静脈注射により血液脳関門を通過してアンチセンス核酸を中枢神経系に送達する新技術を開発しました。そ の研究成果は、国際科学誌 Journal of Controlled Release(ジャーナル・オブ・コントロールド・リリース)に、2018 年 5 月 17 日にオンライン版で発表されました。
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2018.6.19【セミナー】
平成30年6月19日(火) 時間:18:00 - 20:00 於:M&Dタワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「神経回路を精緻化するプロトカドヘリンとその発現制御
金子 涼輔 先生(群馬大学大学院医学系研究科 生物資源センター・助教)

2018.6.13【セミナー】
平成30年6月13日(水) 時間:17:00 - 19:00 於:M&Dタワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「クローン技術と核の初期化~核アクチンの役割とは?
宮本 圭 先生(近畿大学生物理工学部遺伝子工学科・講師)

2018.6.6【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野(神経内科)の横田隆徳教授と浅田健特任助教の研究グループは、がんなどの病的状態では知られていたゲノム DNA からの DNA 断片の切り出しが、 正常状態の細胞においても同様に起こっており、切り出された断片が、細胞質に存在することを発見しました。 また、細胞質ゲノム DNA は、自身の細胞の遺伝子発現制御に関わることを見出し、さらには、細胞外小胞で近隣の細胞に運ばれ、移動先の細胞においても遺伝子発現制御に関わっていることを発見しました。この研究は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業「第 3世代ヘテロ核酸の開発」の支援によりおこなわれたもので、その研究成果は国際科学誌 Scientific Reports (サイエンティフィック・リポーツ)に、2018 年 6 月 4 日 (英国時間)にオンライン版で発表されました。
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2018.5.7【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所分子神経科学分野の田中光一教授と卓扬赵大学院生の研究グループ は、慢性疼痛の原因が、脳のグリア細胞の異常によることをつきとめました。この研究は文部科学省の科学 研究費補助金ならびに脳科学研究戦略推進プログラムの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、 国際科学誌 Glia(グリア)に、2018 年 5 月 3 日にオンライン版で発表されました。今回の研究結果により、既存薬では治療できない慢性疼痛に対して、脊髄のグリア細胞に存在するグルタミ ン酸輸送体 GLT1 の発現を増加させることによる新しい治療薬の開発が期待されます。
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2018.2.20【セミナー】
平成30年2月20日(火) 時間:17:30 - 19:30 於:M&Dタワー11階 大学院講義室3
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「神経細胞の誕生日タグづけマウスの開発とその応用
平田 たつみ 先生(国立遺伝学研究所 脳機能研究部門 教授)

2018.2.13 【若手シンポジウム】
日時:平成30年2月13日(火) 8:45-18:00 於:7号館2階 歯学科講義室2/M&Dタワー26階 ファカルティラウンジ
第10回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
特別講演(第54回大学院セミナー共催): 和田 健彦 先生(東北大学・多元物質科学研究所)、風間 北斗 先生(理化学研究所・脳科学総合研究センター)、佐藤 守俊 先生(東京大学・大学院総合文化研究科)
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2018.1.30【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学・難治疾患研究所/脳統合機能研究センター・神経病理学分野の岡澤 均教授の研究グループは、新規に作成した前頭側頭葉変性症のモデルマウスを用いて、アルツハイマー病に次ぐ認知症の原因である前頭側頭葉変性症において病態早期に生じるタウタンパク質リン酸化が、シナプス障害を通じて認知症状を引き起こしていることを明らかにしました。この研究は、東京大学・宮野悟教授、名古屋大学・貝淵弘三教授らとの共同研究として行われ、平成26年度から始まった文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』(平成27年度から日本医療研究開発機構:AMEDへ移管)のもとで実施されたもので、一部は、脳科学研究戦略推進プログラム課題E、新学術領域研究『シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成』の支援を受けました。その研究成果は、国際科学誌Nature Communications(ネイチャー・コミュニケーションズ)に、2018年1月30日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されました。
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2018.1.23【セミナー】
平成30年1月23日(火) 時間:16:30 -  於:M&Dタワー21階 大学院講義室1
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「同期現象の数理
千葉 逸人 先生(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 准教授)

2018.1.16【セミナー】
平成30年1月16日(火) 時間:17:00 - 19:00 於:M&Dタワー13階 大学院講義室2
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「創薬を目指した蛋白質立体構造解析
白水 美香子 先生(理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター 副センター長)

2018.1.11【セミナー】
平成30年1月11日(木) 時間:18:30 - 20:30 於:3号館3階 医学科講義室2
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論)「認知活動を制御する Ca2+シグナリング解明を目指して
尾藤 晴彦 先生(東京大学大学院医学系研究科 脳神経医学専攻 神経生化学分野 教授)

2017.12.20【セミナー】
平成29年12月20日(水) 時間:16:45-17:45 於:M&Dタワー15階 共用セミナー室5
CBIR脳統合機能研究センター/お茶の水ニューロサイエンスセミナー「Organization of internal copy neural circuits for skilled forelimb movement
Dr. Hermina Nedelescu (Research associate, Salk Institute)

2017.12.20【セミナー】
平成29年12月20日(水) 時間:18:00-19:00 於:M&D タワー9 階大学院講義室4
CBIR脳統合機能研究センター/特別セミナー(お茶の水ニューロサイエンスセミナー共催)「ユビキチンE3リガーゼNedd4-2による神経回路同調性の制御機構
川辺 浩志 先生 (公益財団法人先端医療振興財団 客員上席研究員/神戸大学大学院医学研究科 客員教授/マックスプランク研究所実験医学部門・グループリーダー)

2017.12.19【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所分子神経科学分野の田中光一教授、杉本潤哉大学院生、田中萌子大 学院生、杉山香織大学院生の研究グループは、京都大学との共同研究で、脳のグリア細胞の異常が起こる部 位の違いにより、全く異なるてんかん発作を引き起こすことをつきとめました。この研究は文部科学省脳科学研 究戦略推進プログラムならびに文部科学省科学研究費補助金の支援のもとでおこなわれたもので、その研究 成果は、国際科学誌 Glia(グリア)に、2017 年 12 月 6 日にオンライン版で発表されました。
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2017.12.1【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学・難治疾患研究所/脳統合機能研究センター・神経病理学分野の岡澤 均教授の研究グループは、脊髄小脳失調症のモデルマウスを用いて、発症前のYAPdeltaCを介する発達期病態が発症後の予後の決定因子の1つであることを示しました。この研究は、シンガポール大学・マリウス・スドール博士らとの共同研究として行われ、新学術領域研究『シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成』および科学研究費補助金・基盤Aのもとで実施されたもので、一部は、平成26年度から始まった文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』(平成27年度から日本医療研究開発機構:AMEDへ移管)の支援を受けました。その研究成果は、国際科学誌Nature Communications(ネイチャー・コミュニケーションズ)に、2017年11月30日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されました。
(詳細を見る>リンク)

2017.11.27【セミナー】
平成29 年11月27日(月)17時00分~19時00分 於:7号館(歯学部校舎棟)4階 第4講義室
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー「高速原子間力顕微鏡の基礎と生体分子のダイナミクス観察への応用
内橋 貴之 先生(名古屋大学大学院理学研究科教授)

2017.10.26【論文・プレスリリース】
本学脳神経病態学(神経内科)の横田隆徳教授と桑原宏哉特任助教、ナノ医療イノベーションセンターの片岡一則センター長(東京大学政策ビジョン研究センター特任教授)と安楽泰孝客員研究員(東京大学大学院工学系研究科特任助教)らは、脳への薬剤送達を妨げる「血液脳関門 (Blood-brain barrier: BBB)」を、血中グルコース濃度(血糖値)の変化に応答して高い効率で通過し、脳内へ集積する「BBB通過型ナノマシン」の開発に成功しました。BBBを通過できる低分子薬剤でもその通過効率は必ずしも十分でなく、抗体や核酸医薬など、高分子物質でできている先端医薬はほとんど脳内移行できないために、アルツハイマー病などに代表される脳神経系疾患の治療薬開発の大きな障害となっています。研究チームが開発したBBB通過型ナノマシンは、外部刺激(グルコース)に応答してBBBを通過するスマートな機能を有しており、既存の技術と比較して桁違いに高い効率で脳に集積しました。さらに、BBBを通過したナノマシンは、多くの脳神経系疾患において治療標的となる神経細胞へと取り込まれることも明らかになりました。医工連携の体制で開発されたBBB通過型ナノマシンは、様々な薬剤を脳に送達するための基盤技術であり、真に有効な治療法が確立されていないアルツハイマー病などの難治性脳神経系疾患に対する、画期的な治療薬開発へと展開されることが期待されます。
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2017.9.19【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学統合研究機構脳統合機能研究センターの味岡逸樹准教授と押川未央特任助教、岡田桂研究支援者の研究グループは、愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所との共同研究で、大脳皮質ニュ ーロンの細胞分裂を防ぐ仕組みが、脳発生期の DNA メチル化酵素の作用による Chk1 キナーゼの機能抑制であることをつきとめました。また、脳梗塞モデルニューロンにおいて Chk1 キナーゼを活性化させる低分子化合物カンプトテシンを特定の濃度で作用させるとニューロンが細胞分裂することを見いだしました。この研究はJST戦略的創造研究推進事業さきがけ「分子技術と新機能創出」ならびに文部科学省科学研究費補助金、キヤノン財団研究助成、テルモ生命科学芸術財団助成の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、英国の科学誌 Development(デベロップメント)に、2017 年 9 月 19 日午前 11 時(グリニッジ 標準時間)にオンライン版で発表されました。
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2017.8.24【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所分子神経科学分野の田中光一教授、杉山香織大学院生、相田知海准教授の研究グループは、九州大学、Zurich 大学(スイス)との共同研究で、脊髄のグリア細胞の機能異常が筋萎縮性側索硬化症(AL )に似た進行性の筋力低下や脊髄運動ニューロンの脱落を引き起こすことをつきとめました。この研究は文部科学省脳科学研究戦略推進プログラムならびに文部科学省科学研究費補助金の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌 Journal of Neuroscience(ジャーナル・オブ・ニ ューロサイエンス)に、2017 年 8 月 16 日にオンライン版で発表されました。
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2017.07.14【セミナー】
平成29年年7月14日(金) 18:00 - 19:30 於:M&D タワー21 階大学院講義室1
第562回 難研セミナー、第135回 難治疾患共同研究拠点セミナー、お茶の水ニューロサイエンスセミナー共催「Epilepsies linked to mTOR1 pathway
Dr. Stephanie Baulac
(Institut du Cerveau et de la Moelle (ICM), Paris, France)

2017.07.04【セミナー】
平成29年7月4日(火) 時間:18:00 - 20:00 於:共用講義室2(東京医科歯科大学M&Dタワー2階)
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー「体内埋込型ブレインマシンインターフェース」
平田 雅之 先生(大阪大学国際医工情報センター 臨床神経医工学寄附研究部門教授)

2017.5.10【論文・プレスリリース】
JST 戦略的創造研究推進事業において、東京医科歯科大学 脳統合機能研究センターの味岡 逸樹 准教授らは、脳梗塞領域に血管を誘引するスポンジ形状の人工細胞足場を開発しました。
脳梗塞は、脳の血管が詰まり、酸素や血液の供給が遮断され、脳のニューロンが壊れる疾患で、運動障害や言語障害などを引き起こします。これら失われた機能を回復させる治療である、脳梗塞の再生治療の実現化には、ニューロンの死を最小限に抑え、損傷した脳を修復し、再生させるために新たな血管を誘引する必要があります。しかし、脳梗塞部位で局所的に新たな血管を誘引する方法はなく、それを可能にする技術開発が望まれていました。
味岡准教授らは、化学と生物学の分子合成技術を用いて、血管を誘引する機能を持つたんぱく質を結合させた、スポンジ形状の人工細胞足場を開発しました。さらに、マウス脳梗塞モデルに移植し、脳梗塞領域に血管が誘引されることを明らかにしました。
本手法を用いることで、損傷した脳を修復し、再生させる再生医療への展開が期待されます。
本研究は、東京医科歯科大学 脳統合機能研究センターの押川 未央 特任助教と岡田 桂  研究支援者、名古屋市立大学 大学院医学研究科の澤本 和延 教授と金子 奈穂子 講師と共同で行ったものです。
 本研究成果は、2017年5月10日(ドイツ時間)にドイツ科学誌「Advanced Healthcare Materials」のオンライン速報版で公開されます。
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2017.4.12【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野の大野京子教授と吉田武史講師の研究グループは、ラットの近視進行モデルにおいて、眼球壁である強膜周囲にヒト線維芽細胞を移植することにより、強膜を補強し近視進行を抑制できることを突き止めました。この研究は文部科学省科学研究費補助金ならびに文部科学省科学研究費補助金の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌 Journal of Tissue Engineering and Regenerative Medicine に、2017年4 月12 日午前 9 時(米国東部時間)にオンライン版で発表されます。
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2017.03.27【研究事業】AMED「難治性疾患実用化研究事業」(リンク) (希少難治性疾患に対する画期的な医薬品医療機器等の実用化に関する研究治験準備(ステップ1))に神経病理学 岡澤均教授(センター長)の提案したプロジェクト「分子病態に基づく小脳失調症の遺伝子治療開発/Gene therapy against SCA1 based on the molecular pathomechanism」が採択されました。

2017.3.24【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学医学部附属病院 長寿・健康人生推進センター 石川欽也教授と東京医科歯科大学 水澤英洋特命教授・兼 国立精神・神経医療研究センター総長、大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野 横田隆徳教授の研究グループは、国立精神・神経医療研究センター 神経研究所疾病研究第四部 永井義隆室長(現:大阪大学大学院医学系研究科 神経難病認知症探索治療学寄附講座 教授)、同 和田圭司部長(現:同トランスレーショナル・メディカルセンター長)、ストラスブール大学、トロント小児病院などとの共同研究で、日本人特有と言われる遺伝性脊髄小脳変性症「SCA31」を引き起こす長いRNAくりかえし配列の神経毒性が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因蛋白であるTDP-43やFUS, hnRNPA2/B1によって緩和されることをつきとめました。逆にALSの原因となるTDP-43やFUS, hnRNPA2/B1の毒性は、短く毒性のないRNAくりかえし配列で緩和され、SCA31やALSの治療法開発に向けた画期的な発見をしました。この研究は科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(CREST)からの受託研究課題「プルキンエ細胞変性の分子病態に基づく診断・治療の開発」を筆頭とし、日本医療研究開発機構受託研究費(脳科学研究戦略推進プログラム、難治性疾患実用化研究事業)、ならびに文部科学省科学研究費補助金などの支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Neuron(ニューロン)に、2017年3月23日正午(米国東部時間)にオンライン版で発表されました。
(詳細を見る>リンク)

2017.02.03【セミナー】
日時:2017年2月15日(火) 18:00 - 20:00 於:M&Dタワー 2階 共用講義室1
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論)
(医歯理工先端研究特論)高橋 良輔 教授(京都大学大学院医学研究科臨床神経学)
「パーキンソン病の分子病態とDisease Modifying Therapy」連絡先:脳神経病態学分野 西田陽一郎(内線5234) (詳細を見る>リンク

2017.2.11 【若手シンポジウム】
日時:平成29年2月11日(土) 9:00-17:00 於:歯科棟南4階 歯学部特別講堂/医科新棟5階 症例検討室
第9回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
特別講演: 今村 健志 先生(愛媛大学/医学系研究科)針山 孝彦 先生(浜松医科大学/医学部)
詳細はこちらをクリック

2017.01.27【セミナー】
日時:2017年1月31日(火) 18:30 - 20:0 於:M&Dタワー 2階 共用講義室2
頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム・特別講義(CBIR・ONSA共催)
Dr. Darrick T Balu, PhD(Department of Psychiatry, Harvard Medical School, Boston, MA, USA)
「Understanding the Roles for Serine Racemase and D-Serine in Normal Brain Function and Disease」連絡先:西川 徹 (精神行動医科学分野 内線5242) (詳細を見る>リンク

2017.01.11【セミナー】
日時:2017年1月26日(木) 17:00 - 19:00 於:M&Dタワー21階 大学院講義室1
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論)
(医歯理工先端研究特論)久場 博司 先生(名古屋大学大学院医学系研究科 細胞生理学教室)「軸索起始部の可塑性機構」連絡先:田中 光一 (分子神経科学分野 内線5846) (詳細を見る>リンク)

2017.01.05【セミナー】
日時:2017年1月20日(金) 18:00 - 20:00 於:M&D タワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論)
(医歯理工先端研究特論)井上 富雄 先生(昭和大学歯学部口腔生理学講座)「咀嚼の脳内メカニズム」連絡先:泰羅 雅登 (認知神経生物学分野 内線5445  (詳細を見る>リンク

2017.01.05【セミナー】
日時:2017年1月12日(木) 18:30 - 20:30 於:M&Dタワー2階 共用講義室1
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー(医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論)
(医歯理工先端研究特論)疋田 貴俊 先生(京都大学大学院医学研究科 特定准教授)「報酬・忌避学習と精神疾患病態における
大脳基底核神経回路機構」連絡先:精神行動医科学分野 西川 徹(内線5242) (詳細を見る>リンク

2016.11.10【セミナー】
日時:2016年11月18日(金) 17:30 - 19:30 於:M&Dタワー6階 共用セミナー室11
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論)
(医歯理工先端研究特論) 厳島 行雄 教授(日本大学文理学部心理学科)「目撃証言の心理学」連絡先: 泰羅 雅登(認知神経生物学分野 内線5445) (詳細を見る>リンク

2016.11.10【セミナー】
日時:2016年 12月 2日(金) 17:30-19:30 於: M&Dタワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論)
(医歯理工先端研究特論)星 英司 先生(公益財団法人東京都医学総合研究所 前頭葉機能プロジェクト プロジェクトリーダー)「前頭葉ネットワークと行動制御」連絡先: 泰羅 雅登(認知神経生物学分野 内線5445) (詳細を見る>リンク

2016.11.10【セミナー】
日時:2016年 12月 9日(金) 17:30-19:30 於: M&Dタワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論)
(医歯理工先端研究特論)川口 潤 教 授(名古屋大学大学院環境学研究科心理学講座)「なつかしさ(ノスタルジア)と記憶の心理学」連絡先: 泰羅 雅登(認知神経生物学分野 内線5445) (詳細を見る>リンク

2016.09.29【市民公開講座】
CBIRセンター長・岡澤教授が、名古屋市立大学22世紀研究所講演会で『脳という名のミニコスモスとその破綻』という演題で講演しました。(リンク

2016.9.28【その他】平成26年度、CBIR支援共同研究の報告書をアップしました。(詳細を見る>リンク

2016.9.22【論文・プレスリリース】東京医科歯科大学・難治疾患研究所神経病理学分野の岡澤 均教授(脳統合機能研究センター長)の研究グループは、同分子構造情報学分野の伊倉貞吉准教授らとともに、ハンチントン病の治療薬シーズのスクリー
ニングとそこから得られた化合物の構造情報解析を行い、有望な候補ペプチドを得て、その作用機序を明らか
にしました。 平成21年度からの戦略的創造研究推進事業(CREST)『精神・神経疾患の分子病態理解に基づく診断・治療へ向けた新技術の創出』、平成22年度からの新学術領域研究『シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成』、平成26年度から始まった文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』(平成27年度から日本医療研
究開発機構:AMED へ移管)の支援のもとで実施されたもので、その研究成果は、国際科学誌 ScientificReports(サイエンティフィック レポーツ)に、2016 年9月22日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されました。(詳細を見る>リンク)

2016.9.13【論文・プレスリリース】東京医科歯科大学・難治疾患研究所神経病理学分野の岡澤 均教授(脳統合機能研究センター長)の研究グループは、新しい細胞死 TRIAD の細胞内シグナル経路の詳細を明らかにし、神経変性疾患の一つであるハ
ンチントン病の病態下で TRIAD が生じていること、TRIAD を標的とすることでハンチントン病の治療が可能であることを示しました。この研究は、平成26年度から始まった文部科学省『革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト』(平成27年度から日本医療研究開発機構:AMED へ移管)の支援のもとで実施されたもので、その研究成果は、国際科学誌HumanMolecular Genetics (ヒューマン モレキュラー ジェネティクス)に、2016 年 9 月 13 日午前0時(英国時間)にオンライン版で発表されました。(詳細を見る>リンク)

2016.8.26【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学脳統合機能研究センター 渡瀬 啓 准教授、同大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野 横田 隆徳 教授及び脳神経病態学博士課程 石津 暢隆 大学院生の研究グループは、国立病院機構東京病院及び千葉大学との共同研究で、家族性パーキンソン病PARK17のモデルマウスでは線条体内の神経終末からのドーパミン放出機能が障害されていることをつきとめました。この研究は文部科学省科学研究費補助金の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Human Molecular Genetics(ヒューマンモレキュラージェネティクス)に、2016年8月25日(英国時間)にオンライン版で発表されました。
(詳細を見る>リンク)


2016.8.25【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学・難治疾患研究所/脳統合機能研究センター・神経病理学分野の岡澤 均教授の研究グループは、アミロイド凝集前にリン酸化の異常変動を示すタンパク質 MARCKS を先行研究で同定しましたが、今回の研究で、MARCKS の上下のシグナル経路と病態意義を明らかにし、さらに MARCKS のリン酸化を誘導する細胞外分子 HMGB1 を標的とする抗体治療法を開発しました。その研究成果は、国際科学誌 Scientific Reports(サイエンティフィック レポーツ)に、2016 年8月 25 日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されます。(詳細を見る>リンク

2016.8.12【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学難治疾患研究所および脳統合機能研究センター神経病理分野の岡澤均教授の研究グループは、自治医科大学との共同研究で、脊髄小脳失調症の新しい遺伝子治療法の開発への可能性を開きました。この研究は文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究・シナプスニューロサーキットパソロジーの創成)ならびに日本医療研究開発機構(AMED)難治性疾患実用化研究事業の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Human Molecular Genetics (ヒューマン・モレキュラー・ジェネティクス)に、2016 年 8 月 11 日(英国時間)にオンライン版で発表されました。
(詳細を見る>リンク

2016.06.16【HP紹介記事】
CBIRセンター長・岡澤教授が第57回日本神経学会学術大会で発表した脊髄小脳失調症1型(SCA1)に対する遺伝子治療法開発に関わる研究成果が、学会レポートとしてMedical Tribune Webで取り上げられました。(詳細を見る>リンク

2016.6.8【論文・プレスリリース】
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループは、主要な失明原因である病的近視を発症した患者では、小児期において、通常の学童近視と異なる特徴的な眼底所見を示すことをつきとめました。この研究は文部科学省科学研究費補助金の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Ophthalmology (オフサルモロジー)に、2016年5月26日にオンライン版で発表されました。(詳細を見る>リンク


2016.6.8【セミナー】
日時:平成28年7月11日(月) 17:00 -18:30 於:大学院講義室4(東京医科歯科大学M&Dタワー9階)
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論) 臼倉 治郎 先生(名古屋大学理学研究科構造生物学研究センター名誉教授)「クライオ電顕、原子間力顕微鏡、フリーズ・レプリカ電顕法による膜細胞骨格の比較構造解析」連絡先: 寺田純雄(神経機能形態学分野 内線 5149)(詳細を見る>リンク)

2016.6.8【セミナー】
日時:平成28年7月7日(木) 17:30 -19:00 於:大学院講義室4(東京医科歯科大学M&Dタワー9階)
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論) 滝沢 琢己 先生(群馬大学大学院医学系研究科小児科学分野准教授)「神経細胞における遺伝子座核内配置と転写制御との関連」連絡先: 寺田純雄(神経機能形態学分野 内線 5149)(詳細を見る>リンク

2016.05.26【研究事業】AMED「脳科学研究戦略推進プログラム; 臨床と基礎研究の連携強化による精神・神経疾患の克服(融合脳)」(リンク) に脳統合機能研究センターから2件採択されました(横田教授グループおよび田川准教授:岩坪教授グループ)。

2016.5.24【セミナー】
日時:平成28年6月28日(火) 18:00 -20:00 於:医学科講義室1(東京医科歯科大学M&Dタワー2階 共用講義室2)
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論) 小泉 修一 先生(山梨大学大学院教授)「アストロサイトによる脳機能の制御-反応性アストロサイトの役割-」連絡先: 前原 健寿(脳神経機能外科学分野 内線 5266)(詳細を見る>リンク

2016.2.17 【若手シンポジウム】
日時:平成28年2月20日(土) 11:00-18:15 於:M&Dタワー2階 大学院講義室1
第8回 CBIR・ONSA共催 若手インスパイアシンポジウム
特別講演: 横田隆徳 先生 (脳神経病態学/CBIR認知症研究部門)朝田 隆 先生(精神行動医科学/CBIR認知症研究部門)
石川欽也 先生(長寿・健康人生推進センター)
詳細はこちらをクリック

2015.2.4 【セミナー】
日時:平成27年2月5日(金) 18:30 -20:30 於:医学科講義室1(東京医科歯科大学3号館2階)
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー (医歯学先端研究特論)(生命理工学先端研究特論) (医歯理工先端研究特論) 篠田 晃 先生(山口大学大学院教授)「ステロイドの脳内作用と修飾 ~神経変性疾患との関連~」連絡先: 西川 徹 (精神行動医科学分野 内線 5242)

2015.1.19 【セミナー】
日時:平成27年1月 26日(火) 17:00 -19:00 於:M&Dタワー21階 大学院講義室1
大学院特別講義医歯学先端研究特論/生命理工学先端研究特論/医歯理工学先端研究特論 松井 広 准教授 (東北大学大学院医学系研究科 新医学領域創生分野)「神経科学のポストモダン:グリア光操作のもたらす新しい地平」 連絡先: 田中光一 (分子神経科学分野分野 内線 5846)

2015.11.17 【セミナー】
日時:平成27年12月 4日(金) 17:30 -19:30 於:M&Dタワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー 永福 智志 教授 (福島県立医科大学医学部システム神経科学講座)「脳における顔の情報表現」 連絡先: 泰羅 雅登 (認知神経生物学分野 内線 5445) (詳細を見る>リンク)

2015.11.17 【セミナー】
日時:平成27年11月 27日(金) 17:30 -19:30 於:M&Dタワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー 岩田 幸一 教授 (日本大学歯学部生理学講座)「痛みの神経機構」 連絡先: 泰羅 雅登 (認知神経生物学分野 内線 5445) (詳細を見る>リンク)

2015.11.17 【セミナー】
日時:平成27年11月20日(金) 17:30 - 19:30於:M&Dタワー9階 大学院講義室4
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー 大木 紫 教授 (杏林大学医学部)「ヒトの運動性脊髄介在ニューロンに生じる可塑的変化」 連絡先: 泰羅 雅登 (認知神経生物学分野 内線 5445) (詳細を見る>リンク)

2015.11.12 【シンポジウム】
日時:平成27年11月26日(木) 9時-17時40分 於:M&Dタワー2F 鈴木章夫記念講堂
第14回駿河台シンポジウム/第6回難治疾患共同研究拠点シンポジウム
今回は、研究所のゲノム応用医学研究部門が委員会を務め、14th Surugadai International Symposium : BIG-DATA DRIVEN BIOLOGICAL & MEDICAL SCIENCESと題しまして、世界的に著名な業績を挙げておられる研究者をお招きして開催致します。 (詳細を見る>リンク

2015.11.12 【セミナー】
日時:平成27年11月13日(金) 17:00-18:00 於:M&Dタワー 6階 共用セミナー室11
医歯学総合研究科大学院特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー 佐藤 暢哉 教授 関西学院大学文学部総合心理科学科)「動物のエピソード記憶」 連絡先: 泰羅 雅登 (認知神経生物学分野 内線 5445) (詳細を見る>リンク

2015.11.05 【セミナー】
日時:平成27年11月12日(木) 14:00-15:00 於:M&Dタワー23階 共用セミナー室2
システム神経生理学特別講義/お茶の水ニューロサイエンスセミナー Dr. Douglas Osei-Hyiaman(Senior Scientist, Laboratory of Physiologic Studies, National Inst. on Alcohol Abuse and Alcoholism (NIAAA), NIH)「Neuroendocrine Circuitry of Endocannabinoids in Energy Intake and Metabolism: Implications for health and disease エネルギー摂取と代謝における内因性カナビノイドの神経内分泌回路:健康と疾患に対する意義」連絡先: システム神経生理学分野 杉原 泉 内線 5152/5153 (詳細を見る>)

センター長・髙橋英彦教授からのご挨拶です。

センターの業務や構成を紹介します。

センター内の共同研究プロジェクトをご紹介します。

CBIRの専任教員を紹介します。

包括脳
新学術領域『シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成』
戦略的脳科学研究推進プログラム
など

脳統合機能研究センター
〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45
Tel : 03-5803-4716 / Fax 03-5803-4715