教養部

教養部

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教養部の概要

本学での学生生活の最初の入口、それが教養部です。

現在、教養部を設置している国立大学法人は本学のみです。教養部は、「大学は、市民社会を構成する一員としての教養を身につける場である」という大学教育の原点に立ち返り、医療人に求められる教養と人間としての力を身につけるための教育を行っています。

学部・学科の別なく全学生がともに学ぶことにより、多様な考え方に触れ、専門の領域を越えて将来に繋がるかけがえのない友人を得ることができるのも、教養部ならではの特徴です。緑豊かな国府台キャンパスで全学科の学生が1年間を過ごします。

また、専門科目の履修と並行して、人間への理解をいっそう深められるよう、2年次以降も、教養部が担当する授業科目が開講されます。

国府台キャンパスで学ぶ学生数については,「統計データ」にある各年度の学部学生数の表をご覧ください。全学科1年生と口腔保健学科編入生が国府台キャンパスで学びます。

国府台キャンパスへの交通アクセス

  • JR 総武線 市川駅 より
・京成バス 松11系統(松戸駅・松戸営業所行)または市81・82系統(北国分駅・国分操車場行) 国府台病院下車 徒歩2分
  • ・徒歩30~40分,約2.2km
     
  • 京成電鉄 国府台駅 より
    • ・松戸街道(県道1号市川松戸線)沿いに北へ(江戸川を左に見ながら) 徒歩約20分,約1.2km
    • ・京成バス 松11系統(松戸駅・松戸営業所行)または市81・82系統(北国分駅・国分操車場行) 国府台病院下車 徒歩2分
       
  • JR 常磐線 松戸駅 より
    • ・京成バス 松11系統(市川駅行) 国府台病院下車 徒歩2分
       
  • 北総線 矢切駅 より
    • ・松戸街道(県道1号市川松戸線)沿いに南へ(江戸川を右に見ながら) 徒歩約25分,約1.4km
    • ・京成バス 松11系統(市川駅行) 国府台病院下車 徒歩2分

※ 京成バス(松11系統)は4~6分間隔で運行していますが,松戸街道(県道1号市川松戸線)の渋滞のためにバスの発着が大幅に遅れることがありますので,ご注意ください。

教育理念,教育目標,カリキュラム・ポリシー

教育理念

ヒポクラテス像
(佐藤忠良氏作)

東京医科歯科大学の基本理念に基づき、教養部では国際的に通用する医療人の基盤となる、さまざまな文化や多様な世界を理解できる幅広い教養と、他者を理解するための豊かな人間性と倫理観、自ら問題提起し解決する創造力を兼ね備えた人材を育成する。

教育目標

教養教育の理念の実現のために、教養教育と専門教育を学ぶための基礎教育を並行して行い、以下の4つの力を学生に獲得させる。
1 市民社会の一員として、自己と他者を理解するための幅広い教養と感性
2 科学的に考え、理解し、自ら問題を見つけ継続して学ぶ力
3 国際的な医療人として活躍するために必要なコミュニケーションの能力
4 専門教育に必要な基礎学力や思考力、技術

カリキュラム・ポリシー

東京医科歯科大学の教育理念、教養部の教育理念・教育目標に基づき、教養部では以下の方針でカリキュラムを策定する。
1 自己と他者を理解し、世界の多様な考え方への理解を促すための幅広い科目を開講する。医学科・歯学科については、2年次以降においてもこの趣旨の教養教育科目を段階的に開講する。
2 医療者として必要な高い倫理観を醸成する科目を開講する。また入学当初から、全学科が協働して一つの課題に取り組むことで、将来のチーム医療の基盤を身につけさせる科目を開講する。
3 自ら問題を見つけ、解決し、継続して学ぶ姿勢を養う力を醸成するために、授業方法として、PBL方式を始めとしたアクティブラーニングを積極的に取り入れる。
4 国際的な医療人として活躍するために必要な語学力を養う科目を、少人数クラスで開講する。合わせて、英語で考える力を高めるために、英語で講義する科目を開講する。
5 専門教育に必要な基礎学力や技術を担保するための科目を開講する。
6 成績評価は、各科目において、シラバスに記載されている授業の到達目標に達しているかを定期試験のほか、課題提出状況、授業への取り組みなどを用いて総合的に判断し、公正かつ厳正に行う。

教育内容

教養部では、上に掲げた教育理念・教育目標およびカリキュラム・ポリシーに沿って、必修科目と選択科目を配置しています。
 この中には、グローバル化した市民社会の一員として生きていくために必要な、基本的な人文・社会・自然系の科目があります。これらの科目を通じて、医療人に必要な高度な倫理観、社会や自然を理解するための考え方、自ら問題を見つけ継続的に学んでいく力、国際的な医療人として活躍するために必要なコミュニケーションの能力などを身につけていきます。

人文社会科学系科目

哲学、歴史学、文学、政治学、社会学等が開講されています。先人の優れた知見に触れるとともに、学問のさまざまな方法論に接する機会です。ここで身につけた知識や考え方を、2年次以降の授業科目でさらに深化させます。

自然科学系科目

数学、物理学、化学、生物学は、自然の理解に必要であると同時に、専門教育の基礎学力としても重要です。講義と実習で、知識に加えてそのための思考力や技術も身につけます。物理学、化学、生物学を高等学校で履修しなかった学生のためには、入門コースを設けています。

外国語系科目

言語はコミュニケーションを図るために必要なばかりではなく、その背景となる社会や文化を理解するためにも重要です。英語では能力別クラス編成によって、各自の今もてる力をいっそう伸ばします。第二外国語としては、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語が開講されています。

フィジカルウェルビーイング

「ウェルビーイング」は「幸福」「健康」ともされ、ひとびとの目指す根源的なものであり、フィジカルウェルビーイングは身体的健康とも訳されます。フィジカルウェルビーイングと運動の関連性と重要性の理解を通じて、健康ウェルビーイングのために身体機能が重要なことを学びます。

グローバル教養総合講座

入学直後には「グローバル教養総合講座」が全学生を対象に開講されます。全学科横断で構成される少人数グループそれぞれを一人の教員が担当することで、学生と教員との親密なふれあいの場が提供され、その中で、大学での学習に必要な資料の収集方法や、議論の仕方、成果のまとめ方や発表の仕方を学んでいきます。基本的な文章表現や情報リテラシーの学習もこの「グローバル教養総合講座」の中に含まれます。

サイエンスPBL入門

ハイレベルな医療者・研究者になるためには、問題抽出、論理的思考、コミュニケーション能力が欠かせません。教養部ではこれらの能力の基礎トレーニングとして、サイエンスをベースとした課題解決型学習(PBL)の入門授業を実践しています。

2年次以降(湯島地区開講科目)

2年次以降も、教養部が担当する授業科目が開講され、より深い人間への理解と科学的視野をもった医療人の育成を目指します。

カリキュラム

「教育要項(学部シラバス)」のページにある『教養部履修の手引き』『教養部全学共通科目教育要項』『教養教育教育要項』をご覧ください。

教員一覧

教養部の教育は統合教育機構教養教育部門が中心に担当します。

教育分野一覧

人間科学系

  • 人文社会科学分野
  • フィジカルウェルビーイング分野

自然科学系

  • 数学分野
  • 物理学分野
  • 化学分野
  • 生物学分野

外国語系

  • 英語分野
  • 第二外国語分野

教養部の取り組み・活動

公開講座等

研究紀要

教養部奨励賞

邂逅(新入生向け読書案内冊子)