4.指定国立大学法人構想に関する進捗状況について
指定国立大学法人構想の進捗状況、自己点検評価についてご覧いただけます。
構想概要
本学の指定国立大学法人構想は、国際都市東京の立地を活かし、本学がSocial Impactの高い医学・医療研究を担う国際拠点となることにより、「世代を超えた人類のトータル・ヘルスケア」のモデルを社会に提示することを目指すものです。具体的には、COVID-19のような新しい医学上の脅威や課題をいちはやく克服できる仕組みを獲得し、Society5.0における社会環境・技術を活かした新しい医療の枠組みを創ることを目指す。
指定国立大学法人として、本学は今後、研究力を強化するとともに、卓越したClinician Scientist、及びMedical Data Scientistを育成し、国際協働の推進による世界レベルでのトータル・ヘルスケアを実現する、世界屈指の医療系総合大学となるべく邁進する。
指定国立大学法人として、本学は今後、研究力を強化するとともに、卓越したClinician Scientist、及びMedical Data Scientistを育成し、国際協働の推進による世界レベルでのトータル・ヘルスケアを実現する、世界屈指の医療系総合大学となるべく邁進する。
人材育成・獲得
質の高いClinician Scientistの継続的な育成。
1 専門診療を継続しながら、給付型奨学金、海外留学支援、複数指導体制などのキャリア支援が受けられる、トップレベルの大学院生を対象とした支援プログラムを創設する。 | |
2 ポスドク以降もClinician Scientistとして独立するまで継続的に支援し、質の高い育成を確保するため、段階ごとに選抜しながら、重層的な支援を行う。 | |
3 育成の過程では選抜だけでなく、自由な発想を育む場を設定し、若手研究者が考え方を拡げ、自由な発想に基づく研究を行うための場と機会を提供する。 |
研究力強化
1 世界標準で研究を進めるための運営の仕組みとして、国内外トップレベルの視点から提案・助言し、Social Impact の観点から評価する統合研究評価会議を創設する。 | |
2 医学領域と口腔科学領域を融合した「トータル・ヘルスケア」を実現する世界的研究拠点を形成する。 | |
3 統合研究評価会議の意見を聴いて、時代の変化に応じた重点研究領域を柔軟に設定する(当初は、「創生医学研究」「難治疾患研究」「口腔科学研究」「データサイエンス」領域)。 | |
4 国内のトップレベルの大学と協力関係を築き、医学領域における文理融合型研究の国内拠点を目指すとともに、世界レベルの研究施設と連携を深め、国際ネットワークを形成する。 |
基盤強化(ガバナンス・社会連携・財務)
1 統合機構の体制強化 全学的観点から大学の各業務を統合し横断的に管理・支援する統合機構システムに、統合イノベーション機構を新設することにより、柔軟且つ迅速な意志決定を可能とし、URA、OI機構、資産活用や資金調達等の機能を一元化する。 |
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2 オープンイノベーション及び産学連携の進展 本学が主体となって、新規参入企業を含む産学官と連携し、SDGsにあげられる「すべての人に健康と福祉を」の達成に資する領域において、新しい社会価値を創造することを目指す。 |
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3 寄附金獲得・資産活用 寄附金獲得体制を強化すると共に、資産の有効活用に取り組む。 |