研究について

研究について

社会的インパクトのある研究でトータル・ヘルスケアに貢献します。

東京医科歯科大学は、「世界の有力大学と競争できるような可能性を秘めた国内トップクラスの国立大学」として、2020 年10 月15 日に萩生田光一文部科学大臣から指定国立大学法人に指定され、2022 年4月から指定国立大学法人として活動を始めました。10ある指定国立大学の中で、唯一医療系に特化した大学であり、その使命(ミッション)は優れた研究成果を上げることにとどまらず、その成果を世代を超えて地球、人類のトータル・ヘルスケアにつなげることにあります。

トータル・ヘルスケアを実現するイノベーションを生み出すためには、異分野融合研究Convergence Scienceが重要な戦略です。2021 年度はコロナパンデミックのため学外との異分野融合研究には限界があり、学内の部局横断型の研究をサポートしました。田中学長が2021年4月1日の所信表明(https://www.tmd.ac.jp/outline/president/20210401_1/)で「森の中を探し回ったけど、幸せの青い鳥は家の中に居た」というメーテルリンクの名作「青い鳥」を引用し学内共同研究の推進を表明したことにちなんで、学内の部局横断型研究をサポートする企画を「Blue Bird (BB)企画」と名付けました。本学は医療系大学で、医学、歯学が中心ですが、それ以外にも理学系の難治疾患研究所、工学系の生体材料工学研究所、データ科学系のM&Dデータ科学センターがあり、これらの異分野間での共同研究を推進しようという戦略です。

2022 年度からは、田中学長が2022年4月1日の所信表明(https://www.tmd.ac.jp/outline/president/20220401_1/)で約束したように、学内だけでなく学外との異分野融合研究を推進します。一橋大学、東京外国語大学、東京工業大学と形成する四大学連合、両研究所が文部科学省のプログラムでネットワークを組む共同利用・共同研究拠点、関連病院と進めている医療データ還元、産学連携を進めるTMDU Innovation park(TIP)の取り組みを中心に、国内だけでなく国外との異分野融合研究も展開します。

本学が研究する上で念頭においているポリシーは「研究の自由Academic Freedom」、「科学的正しさAcademicIntegrity」、「社会的インパクトSocial Impact」です。自由な発想で、科学的正しさを守り、社会的インパクトのある研究で、トータル・ヘルスケアの実現を目指します。