SDGsに向けた東京医科歯科大学の取組

西アフリカ地域の感染症予防・対策研究

関連SDGs目標

実施部署
統合国際機構 国際交流課 総務係
取組責任者
細菌感染制御学分野 鈴木 敏彦 教授
西アフリカは世界で最も深刻な感染症の被害を受ける地域です。同地域中心に位置するガーナにおいても、感染症の被害は甚大であり全死亡原因の約1/5を占めます。特に小児においてはマラリア、下痢症による被害は大きく、その克服は公衆衛生上の重要課題であります。また近年、世界規模で流行するデングウイルスが西アフリカに侵入し、小規模のアウトブレイクを繰り返しながら分布を拡大していることから、その監視と拡散防止措置が喫緊の課題となっています。加えて感染症治療時には正確な検査に基づく診断を実施せず、抗生剤を投与するため、薬剤耐性細菌が出現・蔓延し、治療の障害となっています。東京医科歯科大学はガーナでのデング熱、下痢症疾患、薬剤耐性細菌の対策に貢献することを目的とし、野口記念医学研究所に研究者(1名)が常駐・滞在する拠点「東京医科歯科大学-ガーナ大学・野口記念医学研究所 共同研究センター」を設置して、分子疫学研究ならびに流行地サンプルを使った基礎研究を展開し、研究を通じ、西アフリカの感染症対策へ貢献することを目指しています。

本取組に関するURL

本取組に関する問い合せ先

統合国際機構 国際交流課 総務係 
e-mail : kokusai.adm@tmd.ac.jp

SDGs TOPに戻る