大学院

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歯学博士の取得を目指した,研究と臨床の指導を行っています.

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 生体補綴歯科学分野では,歯学博士の取得を目指した大学院生に対する研究と臨床の指導を,とくに重要な使命と考えています.それは,補綴学の正しい学問的知識と臨床技術を継承し,新しい展開を切り開くのは現在とこれからの大学院生だからです.

 大学院生は,入学後すぐに医局員の指導の下で臨床研修と診療を行います.臨床研修と経験はその後の研究に活かされることになり,また早期から患者配当を受けることで,専門医取得の準備を行います.
 教授および准教授とともに研究課題を慎重に決定し,配属された指導教員の指導の下,実験と学会発表,論文投稿を含めた研究活動に取り組み,4年間で歯学博士の取得を目指します.

 大学院生,大学院研究生,研修登録医などで入局希望者のお問い合わせにつきまして,随時対応しております.ご希望の方は医局長 村上まで電子メールにてご連絡ください.

令和4年度 (4月入学) 東京医科歯科大学医歯学総合研究科博士課程医歯学系専攻 (大学院生)の入学試試験は終了しました.
募集要項,出願書類に関して,詳しくはこちらをご覧ください.

研究テーマ(大学院募集要項より)

1.補綴治療の診断,治療学と治療効果の評価
2.補綴用生体材料の設計最適化
3.補綴装置と口腔組織に関する生物学
4.補綴臨床の教育開発学

研究課題詳細はこちら.

大学院会

部分床義歯補綴学に所属する大学院生を対象として,セミナー形式の勉強会を行っています.通常の抄読会とは異なり,臨床研究の意義や取り組み方に関する教員の話の他,研究手法,学会発表や論文投稿の手順などを,具体的に指導します.また,各大学院生が進捗状況を相互に確認する場にもなります.

期間:通年.2ヶ月に1回程度.主に木曜17:30頃から.
場所:校舎棟3階補綴実習室

大学院講義

生体補綴歯科学特論

課題【歯科補綴用材料の開発と評価の研究動向】
●講義概要・目的
生体補綴歯科学分野では,専門領域における最新の治療技術と研究成果についてのアドバンスコースを提供する.対象者は補綴学を専攻する者だけでなく,口腔保健科学を専攻する幅広い大学院生とする.コースの目的は,歯の欠損の病態とその治療方法に関する先進的な研究を行うための基盤的な知識と理解を修得することである.

●到達目標
本講義の到達目標は,最新の補綴研究の動向と方法論を知り,研究を実践するための基盤的知識を身に付けることである.

●内容
補綴学の最新の研究の動向とそこで用いられる方法論について,各研究領域の先端的研究者が解説する.
主な題目は,歯の欠損に対する二つの研究視点,咀嚼能力の臨床評価,臨床研究デザイン,補綴学分野の生体材料研究,力の分析・概論,下顎顎運動の計測と分析である.

●成績評価
授業への参加状況,討議への参加状況,課題提出物の評価,に基づいて厳格な総合評価を行う.
大学院講義および特別講義を含めた6回の講義の内,単位取得には4回の参加が必要である.

●参考書
・医学的研究のデザイン 研究の質を高める疫学的アプローチ 第4版 木原雅子 (訳) 2014 メディカルサイエンスインターナショナル
・McCracken's Removable Partial Prosthodontics: Carr and Brown, 12th edit, 2010, Mosby
・Stewart’s Clinical Removable Partial Prosthodontics: Phoenix, Cagna, DeFreest, 4th Edit, 2008, Quintessence

●英語による授業の対応:留学生がいる場合には英語で行う



●講義日程
11月から毎週月曜日に全5回で開催されます.詳細は当ウェブサイトを確認すること.
 
日付 時間 担当教員
1回 11月6日 17:30 若林 オンライン(@Zoom)にて行う
2回 11月13日 17:30 野崎
3回 11月20日 18:00 和田
4回 11月27日 17:30 髙市
5回 12月4日 17:30 村上

 
●お問い合わせ(Inquiries)
分野長(若林教授)までメールでお名前・所属・学年を添えてお問い合わせください.Zoom情報をお送りいたします.
Don't hesitate to contact Professor Wakabayashi by e-mail with your name, department, and grade.
We will send you Zoom information.

●準備学習等についての具体的な指示(Specific instructions for preparatory learning, etc.)
準備については随時本分野のウェブサイトを参照すること.
Please refer to the website of this field from time to time for preparation.

●履修上の注意事項(Precautions for taking courses)
ZoomへはTMUDメールアドレス(〇〇@tmd.ac.jp)でご参加ください.
Please join Zoom with your TMUD email address (〇〇@tmd.ac.jp).

生体補綴歯科学演習

●講義概要・目的
生体補綴歯科学分野では,専門領域における最新の治療技術と研究成果についてのアドバンスコースを提供する.対象者は補綴学を専攻する者だけでなく,口腔保健科学を専攻する幅広い大学院生とする。コースの目的は,歯の欠損の病態とその治療方法に関する先進的な研究を行うための基盤的な知識と理解を修得することである.

●到達目標
本講義の到達目標は,基礎的実習および補綴治療の症例報告を通じて,補綴治療を実践するための基盤的知識を身に付けることである.

●内容
部分床義歯の診断と治療について基礎的実習および症例報告を通じて議論する.参加者との意見交換を自由に行えるようにする.

●成績評価
授業への参加状況,討議への参加状況,課題提出物の評価,に基づいて厳格な総合評価を行う.
基礎実習および症例検討会の計5回の内,単位取得には4回の参加が必要である.

●参考書
・パーシャルデンチャー活用力 : ライフコースに沿った基本から使いこなしまで/和田淳一郎, 高市敦士, 若林則幸著:医歯薬出版,2016

●英語による授業の対応:全て日本語で行う.ただし,意見交換の際には,必要に応じて英語で行う.
部分床義歯の診断と治療の演習を行います.

研究実習

研究手法,学会発表や論文投稿の手順などを,具体的に指導します.

●参加可能プログラム:大学院生会(年6回開催)
日程は,関連ウェブサイトをご確認ください.

大学院特別講義

※本講義は本学所属の教職員・学生のみ聴講可能です
当分野主催の大学院特別講義の詳細はInfoメールでの通知をご確認ください.

全ての大学院特別講義の開催情報はこちらをご参照ください。

これまでの学位論文(歯学博士)一覧

これまでの学位論文についてはこちらをご参照ください.

博士課程医歯学系専攻の概要(平成26年度 履修要項より)

人材育成目標

医学と歯学の両分野の専門的知識を熟知し、他分野との綿密な連携により世界をリードする研究者、教育戦略を打ち立て実行できる心豊かな教育者、高い倫理観を有する研究心旺盛な高度専門医療人、そして新しい時代を開拓するオピニオンリーダーを育成します。

アドミッションポリシー

本専攻では、幅広い視野と創造性、自立性、倫理観を備えており、自分の考えを倫理的かつ的確に表現する能力を研究遂行に必要な英語力を有している者で、医学、歯学、生命理学、生体工学のいずれかで、その領域に関する高度な学識および実務能力を持ち、さらなる関心と研究への強い意欲を有している者を求めます。

カリキュラムポリシー

医学・歯学領域での高度な研究・教育医療における専門性を追求するとともに分野間あるいは他領域との連携、生命科学に必要な倫理的・社会的な側面についても十分対応できるよう、またコースワークとリサーチワーク(研究実習)のバランスおよびそれらの有機的なつながりを重視して教育を推進します。

ディプロマポリシー

所定の期間在学し、医歯学系専攻の開設科目を履修して終了要件単位数を修得し、本専攻が行う博士論文の審査及び最終試験に合格した次の要件を満たす者に学位を授与します。

・卓越した研究成果をあげており、人類の健康と福祉に貢献できる研究能力を有している。
・高い専門性と倫理観を持ち、先駆的、独創的研究を指導できる能力を有している。
・医歯学教育に関する多面的な知識と専門的知識をあわせ持ち、医学界、歯学界をリードする能力を有している。
・高度専門的医療人として、臨床研究において先駆的医療の発展に寄与できる能力を有している。

若手医局員による“医局員便り”

これまでの学位論文(歯学博士)一覧