プレスリリース

新大学名称を「東京科学大学(仮称)」として 大学設置・学校法人審議会への提出を決定

2023年1月19日
国立大学法人 東京医科歯科大学
国立大学法人 東京工業大学

 国立大学法人 東京医科歯科大学(学長:田中雄二郎)と国立大学法人 東京工業大学(学長:益一哉)は、2022年10月14日に締結した基本合意書に基づき2024年度中を目途として、できる限り早期の統合を目指している統合後の新大学名称を「東京科学大学(仮称)」として今月に大学設置・学校法人審議会へ提出することを決定しました。

新大学名称詳細(仮称)

大学名称:東京科学大学(英語表記:Institute of Science Tokyo)
略称:科学大(英語表記:調整中)

決定した理由

 両⼤学の統合の⽬的は、両⼤学のこれまでの伝統と先進性を活かしながら、統合によってこれまでどの⼤学も為しえなかった新しい⼤学のあり⽅を創出することにあることを踏まえ、新⼤学の⽬指す姿・⽅向性を表す名称としました。
 特に、新⼤学の⽬指す姿として、基本合意書には、「両⼤学の尖った研究をさらに推進」「部局等を超えて連携協働し『コンバージェンス・サイエンス』を展開」「総合知に基づき未来を切り拓く⾼度専⾨⼈材を輩出」「イノベーションを⽣み出す多様性、包摂性、公平性を持つ⽂化」を謳っています。これらのことを具現化するためには、伝統ある両⼤学の専⾨分野、⾃由な発想や対話から⽣み出される未知の領域はもとより⼈⽂科学・社会科学的視点をも含めた「科学」の発展こそが原動⼒となります。新⼤学がこれからの「科学」の発展を担い、社会と共に活⼒ある未来を切り拓いていくという、強い意志を名称に表現したいと考えました。
 また、共に「科学」を追究し、新たな価値創造を希求する人のみならず広く「科学」に興味を持つ人をも含めて、多様な人たちをこれまで以上に惹きつける大学でありたいとも考えています。
 さらに、科学を文化として認識してもらう努力を積み重ね、社会からの理解と期待を得ていくためにも、親しみやすく覚えやすい「科学」を選択しました。
 名称の先頭はこれまでと変わらず「東京」としました。これは、⽇本の⾸都であり国際都市の「東京」に本拠を置く⼤学であることを⽰しています。

検討経緯

 新大学の名称の決定にあたっては、両大学の統合に必要な事項について検討する統合準備委員会の下に名称検討ワーキンググループ(以下WG)を設置し、両大学同数のメンバーにより組織し議論を行いました。なお、WGメンバーの選出に当たっては、多職種(教員、学生、事務職員、URA、医療職)、男女比、年齢バランス、国際性(国籍、英語力)を考慮に入れました。また、2022年11月25日(金)から2022年12月8日(木)に両大学のWEBページ上から提案受付を行い、6,000件を超える提案がありました。頂いた提案を参考にしながらWGで検討した結果をもとに、統合準備委員会で統合の目的や新大学の目指す組織文化に沿ったものとして新大学名称を検討し、両大学の役員会等での審議を経て決定しました。提案にご協力いただいた皆様には、深く感謝いたします。

 なお、名称は、今後の大学設置・学校法人審議会における手続きや、国立大学法人法の改正(国会審議)を経るまでは仮称であり、商標登録等の手続きを踏まえて変更の可能性もあります。

資料

<プレスリリースに関する問い合わせ・取材依頼先>
東京医科歯科大学 総務部 総務秘書課 広報係
Email: kouhou.adm@tmd.ac.jp
東京工業大学 大学改革担当 
Email: kaikaku_tokyotech@jim.titech.ac.jp