口腔機能再建工学分野

口腔機能再建工学分野

Oral Prosthetic Engineering
先天的もしくは後天的に損なわれた口腔機能の回復、維持のために必要とされる歯科医療技術、機器、材料および歯科技工技術の開発、研究を通じ、国民の健康長寿に貢献する分野です。
2015年4月1日に、旧口腔機能再建技工学分野および旧口腔臨床科学分野が統合されて設置されました。

鈴木哲也教授最終講義(2020年2月6日)

学会発表等受賞

助教の塩沢真穂先生が、奈良で行われた日本デジタル歯科学会ポスター発表で優秀発表賞を受賞しました。

教育・研究テーマ

教育

口腔機能再建工学は歯科補綴学の一翼を担う学問分野で、歯の一部もしくは全部およびそれに関連した周囲組織の欠損した症例に対し、口腔の形態、機能、審美性の回復を図ることを目的としている。特に、全部床義歯や部分床義歯といった可撤性義歯の製作技術の習得に重きをおいた教育を実施している。

口腔保健工学概論

歯科技工士の専門性を考えるための基本的事項に接し、併せて海外の歯科技工関係者との交流・英語でのプレゼンテーションなどを通じて専門課程へのモチベーションを高めることができます。

早期臨床体験実習

今後の学習への強い動機を獲得するため、歯科関連企業、歯科技工所、附属病院歯科技工室などを見学し、現場を体験することで歯科医学ならびに歯科医療の現状を認識するとともに、医療人としての基本的態度を学びます。

部分床義歯工学・部分床義歯工学実習

部分欠損歯列患者の病因、病態を理解しその機能回復の手段となる部分床義歯の学理と技法を修得します。

う蝕と歯周病

う蝕と歯の実質欠損病態およびその治療法、また、歯周病の原因、病態、治療法の概要について学びます。

歯冠修復工学

インレー、クラウン、ブリッジ、レジン前装金属冠などの歯冠修復及び架工義歯に関する知識及び技術について修得します。

コミュニケーション学

海外研修・国外の歯科技工士養成校との交流などを通じ、国際社会における多様な分野と関わる際の考え方と対応について修得することにより、医療従事者と患者間のより良い関係を構築するコミュニケーション法を学びます。

口腔保健工学特論

歯および口腔周囲組織の欠損の病態およびその治療法について、インプラント義歯および可撤性義歯を中心に学びます。

審美修復工学

ジルコニアとセラミックを用いた最新の歯科補綴装置に接し、材料、機器、歯科技工技術について理解し、歯科技工士としての習得すべき技術を学べます。実習では、学生自身の歯の形態と色を再現した前歯を製作します。

口腔保健工学管理学

グループワークを通じ、作業環境の健康に及ぼす影響および作業環境の改善方法について学びます。また、安心・安全な補綴物を製作するため、設備構造基準・トレーサビリティーについての理解を深めます。

歯科技工士と法律

衛生行政の概要と歯科技工士法を理解し、歯科技工士免許の位置づけを学びます。

再建工学包括臨床実習

歯学部附属病院の患者さんの歯科技工物を製作するために、診療参加型臨床実習を通じ、歯科医療チームの一員として必要な基本的態度・知識・技能を習得します。

卒業研究

研究計画を立案し、研究を実施します。研究成果を発表し、論文にまとめます。

研究テーマ

本分野では以下のようなテーマを対象として研究を行っている.
1)歯科技工上教育の基準化とその評価方法
2)有床義歯に付与すべき咬合
3)義歯床用材料の開発と評価
4)高齢者の口腔機能の評価
5)咀喘機能と高次脳機能
6)歯科技工物・補綴物のトレーサビリティー確立のための新しい歯科技工指示書の作成
7)審美修復材料の開発と評価

トピックス

『よい義歯 だめな義歯』出版

 クインテッセンス出版から
『よい義歯 だめな義歯―鈴木哲也のコンプリートデンチャー17のルール―』
が発売中です。

 ・2014年 5月15日: 第4刷に増刷されました。
 ・2012年 3月10日: 第2刷に増刷されました。
 ・2011年11月10日: 初版発行です。

スタッフおよび学生

教授    
講師 池田 正臣  
助教 塩沢 真穂