重点研究領域口腔科学合同班会議を開催しました

2023年9月30日(土)、東京医科歯科大学歯学部特別講堂にて「重点研究領域口腔科学合同班会議」が開催されました。

本学では、2022年度から指定国立大学法人として、既存の3つのコンソーシアムからなるライフコース研究コンソーシアムを発展的に3つの重点研究領域へと移行しました。これにより、『創生医学』、『希少疾患・難病』、『口腔科学』という3つの重点研究領域が形成されました。

新たに設置された『口腔科学』重点研究領域では、口腔と全身の健康に対する革新的なアプローチを目指しています。口腔細菌叢や頭頸部微小環境と疾患、さらには口腔機能と脳機能に注目して、高次複雑系の生体における口腔と全身との連関システムを科学的に理解し、「口腔から全身を診る・治す・予防する」という“口腔制御”による先制医療の新たな可能性を追求しています。

今回開催された合同班会議では、3つの領域研究プロジェクトのプロジェクトリーダー、各領域研究者、公募研究者による23の多角的な研究発表があり、58名の参加者(オンサイト27名、オンライン31名)で活発な意見交換が行われました。これが新しい学際的な共同研究への布石となると期待されます。

今後も、『口腔科学』重点研究領域では定期的に重点研究領域班会議を開き、異分野研究者間の相互作用による新たなアイデアの創出をはかり、重点研究領域内共同研究により外部の競争的研究費を獲得し、重点研究領域がさらに充実されることを目標とします。

関連情報

〈重点研究領域口腔科学ホームページ〉
https://www.tmd.ac.jp/cmn/pra/os_greeting.html