重点研究領域口腔科学キックオフシンポジウムを開催しました

2022年6月27日(月)、東京医科歯科大学歯学部特別講堂にて「重点研究領域口腔科学キックオフシンポジウム」が開催されました。

本学では2022年度からの指定国立大学法人への指定に伴い、従来あった3つのコンソーシアムからなるライフコース研究コンソーシアムを3つの重点研究領域へと発展的に移行しました。創生医学コンソーシアムは『創生医学』重点研究領域として継続、未来医療開発コンソーシアムと難病克服コンソーシアムは統合して『希少疾患・難病』重点研究領域に移行し、新しく『口腔科学』重点研究領域を設置しました。

この度、新たに設置された『口腔科学』重点研究領域では口腔細菌叢や頭頸部微小環境と疾患、さらには口腔機能と脳機能に注目して、高次複雑系の生体における口腔と全身との連関システムを科学的に理解し、「口腔から全身を診る・治す・予防する」という“口腔制御”による口腔からの先制医療を発信することを目指しています。

今回、開催されたキックオフシンポジウムでは、3つの領域研究プロジェクトのプロジェクトリーダー及び16名の各領域研究者による発表があり、参加者121名(オンサイト23名、オンライン98名)との活発な意見交換が行われ、新たな学内共同研究につながる交流が見られました。

開催の挨拶をされる東 みゆき領域長

重点研究領域の目的と期待を語られる古川 哲史 理事・副学長

閉会の挨拶をされる上阪 直史 教授(大学院医歯学総合研究科システム認知神経生物学分野)

領域研究プロジェクトの趣旨を説明される渡部 徹郎 教授(大学院医歯学総合研究科病態生化学分野)


今後、『口腔科学』重点研究領域では他の領域との重点研究領域会議を開き、異分野研究者間の相互作用による新たなアイデアの創出をはかり、重点研究領域内共同研究により外部の競争的研究費を獲得し、重点研究領域がさらに充実されることを目標とします。

〈重点研究領域(公募班)〉
https://www.tmd.ac.jp/tmd-research/study-support/gakunai_kenkyujyosei/?msclkid=7227ae20c5d011ecade19aa6294f5fb7#anchor6
 

領域研究プロジェクトの趣旨を説明される⽚桐 さやか 准教授(歯周病科(歯周病学))

発表する梶 弘和 教授(生体材料工学研究所バイオメカニクス分野)

発表する池⽥ 恵莉 特任助教(大学院医歯学総合研究科分子免疫学分野)

発表する山田 哲也 教授(大学院医歯学総合研究科分子内分泌代謝学分野)

会場の様子(1)

会場の様子(2)