技術認定制度
平成27年 6月28日改訂版
低侵襲医療センター
東京医科歯科大学医学部附属病院 医療安全管理委員会
低侵襲医療センター
東京医科歯科大学医学部附属病院 医療安全管理委員会
1. 目的
内視鏡下手術施行医に対して院内技術認定制度を導入し、内視鏡下手術の安全を確保する。
内視鏡下手術の技術を修得できる体制を整備する。
内視鏡下手術の技術を修得できる体制を整備する。
2. 認定制度の概要
上記目的を達成するため、内視鏡下手術技術認定委員会(以下、委員会)を設置する。委員会は内視鏡下手術の知識・技術向上のための講習会等を開催するとともに、内視鏡下手術施行医の認定・登録等を行う。
内視鏡下手術施行医は委員会が実施する講習会を受講するとともに、実技試験を受け、認定申請を行う。
内視鏡下手術施行医は委員会が実施する講習会を受講するとともに、実技試験を受け、認定申請を行う。
3. 認定制度の運用
(1) 内視鏡下手術技術認定委員会
委員会は内視鏡下手術技術認定制度を統括する。委員会は内視鏡下手術の知識・技術修得のための講習会を定期的に開催するとともに、施行医の認定、技術試験の実施や認定の更新、並びに内視鏡下手術の実施状況の定期的な評価を行い、適切な対応を行う。
具体的な認定取得方法は “4.認定制度の詳細”に記載する。
委員は、低侵襲医療センターを中心に、外科系診療科ごとに内視鏡下手術に精通している医師を選任し、病院長が任命する。
具体的な認定取得方法は “4.認定制度の詳細”に記載する。
委員は、低侵襲医療センターを中心に、外科系診療科ごとに内視鏡下手術に精通している医師を選任し、病院長が任命する。
(2) 認定制度の対象となる医師
本認定制度の対象となる医師の診療科は、現在、内視鏡下手術を行っている胃外科、大腸・肛門外科、肝胆膵外科、呼吸器外科、腎泌尿器外科、周産・女性診療科、救命救急センター、食道外科、小児外科、末梢血管外科、心臓血管外科、頭頸部外科、乳腺外科とする。
上記に加え、初期臨床研修医および外科系プログラム履修者(上記診療科のレジデント)を対象とする。
上記に加え、初期臨床研修医および外科系プログラム履修者(上記診療科のレジデント)を対象とする。
(3) 本認定制度の施行日
平成23年12月1日より本認定制度を施行する。
4. 認定制度の詳細
(1) レベルⅠ: 初期臨床研修医は必修とする。
レベルIは内視鏡外科に関する知識を修得し、スコープを安全に操作できる知識を有することとする。
認定条件:講習会(ブラックボードも可)の受講及びテストの合格
-レベル I の認定-
内視鏡下手術に関する知識修得のための講習会の受講及び、確認テストの合格を認定条件とする。
講習会の内容:
・内視鏡手術とは
・内視鏡下手術器具、機器
・内視鏡下手術のセットアップ
・合併症
・ミニマム創内視鏡下手術
・試験
合格者には、委員会よりレベルI認定証が交付される。
→2024年12月以降、レベル Iは申請不要となりました。
認定条件:講習会(ブラックボードも可)の受講及びテストの合格
-レベル I の認定-
内視鏡下手術に関する知識修得のための講習会の受講及び、確認テストの合格を認定条件とする。
講習会の内容:
・内視鏡手術とは
・内視鏡下手術器具、機器
・内視鏡下手術のセットアップ
・合併症
・ミニマム創内視鏡下手術
・試験
合格者には、委員会よりレベルI認定証が交付される。
→2024年12月以降、レベル Iは申請不要となりました。
(2) レベルⅡ:外科系プログラム履修者は必修とする。
レベルIIは「指導医」とともに内視鏡下手術の「助手」を安全に施行できる技量を有することとする。
認定条件:実技試験(体内結紮法)の合格
実技試験内容:
Suturing Box(ドライボックス)を用いた体内結紮法を行う。3分以内に、初回結紮含め3回結紮する。
評価目的:距離感、深部感覚、左右鉗子の協調性、基本的縫合操作、愛護的操作、緻密な鉗子操作
※ただし、心臓血管外科は「胸腔鏡下心臓手術用シミュレーターを用いた体内結紮法での基準を満たすこと」をさらに加える。
レベルIIの認定を取得するためには、レベルII認定申請書をセンター問い合わせ先へ提出する。
センターで申請内容を確認し、各診療科の基準を満たしている場合、レベルII認定証が交付される。
実技試験は年間を通じて定期的に開催される(トップページの院内技術認定試験日程を参照)。
認定条件:実技試験(体内結紮法)の合格
実技試験内容:
Suturing Box(ドライボックス)を用いた体内結紮法を行う。3分以内に、初回結紮含め3回結紮する。
評価目的:距離感、深部感覚、左右鉗子の協調性、基本的縫合操作、愛護的操作、緻密な鉗子操作
※ただし、心臓血管外科は「胸腔鏡下心臓手術用シミュレーターを用いた体内結紮法での基準を満たすこと」をさらに加える。
レベルIIの認定を取得するためには、レベルII認定申請書をセンター問い合わせ先へ提出する。
センターで申請内容を確認し、各診療科の基準を満たしている場合、レベルII認定証が交付される。
実技試験は年間を通じて定期的に開催される(トップページの院内技術認定試験日程を参照)。
(3) レベルⅢ:外科系診療科医師
レベルⅢは臨床解剖を理解し、「指導医」とともに内視鏡下手術の「術者」を安全に行う技量を有することとする。
認定条件:各診療科の基準による(下記付記参照、体内結紮法での実技試験の要否は診療科による)
各診療科基準の中に実技試験(体内結紮法)が含まれる場合、レベル IIの実技試験と同内容だが、2分以内に3回結紮することが合格基準となる。
レベルIIIの認定を取得するためには、レベルIII認定申請書をセンター問い合わせ先へ提出する。
センターで申請内容を確認し、各診療科の基準を満たしている場合、レベルIII認定証が交付される。
実技試験は年間を通じて定期的に開催される(トップページの院内技術認定試験日程を参照)。
H27年4月1日より、腹腔鏡・胸腔鏡手術を行う術者は手術開始時(タイムアウト時)
レベルIIIないしは指導医の資格を有していることを確認する。
資格のないものは手術を執刀できない。
(4) 院内内視鏡下手術指導医
指導医は内視鏡外科手術を安全かつ適切に施行する技術を有し、かつ指導するに足る技量と知識を有することとする。
認定条件:各診療科の基準を満たしている(付記参照)、もしくは各学会の技術認定医を有している。
指導医の認定を取得するためには、診療科長の推薦に基づき、指導医認定申請書をセンターへ提出する。
センターで申請内容を確認し、指導医認定証が交付される。
認定条件:各診療科の基準を満たしている(付記参照)、もしくは各学会の技術認定医を有している。
指導医の認定を取得するためには、診療科長の推薦に基づき、指導医認定申請書をセンターへ提出する。
センターで申請内容を確認し、指導医認定証が交付される。
(5) 認定資格の更新
レベルⅠ~Ⅲに関しての更新は不要である。
院内内視鏡下手術指導医の資格は5年ごとに更新を必要とする。
更新は、下記の(1),(2)をともに満たすことが必要である。
1.最近5年間継続的に外科系臨床に従事し、指導医としての内視鏡手術の技術レベルを維持している。
2.診療科長の推薦
院内内視鏡下手術指導医の資格は5年ごとに更新を必要とする。
更新は、下記の(1),(2)をともに満たすことが必要である。
1.最近5年間継続的に外科系臨床に従事し、指導医としての内視鏡手術の技術レベルを維持している。
2.診療科長の推薦
指導医の認定資格を更新するためには、指導医認定資格更新申請書をセンターへ提出する。
センターで申請内容を確認し、基準を満たしている場合、指導医認定証が交付される。
センターで申請内容を確認し、基準を満たしている場合、指導医認定証が交付される。
5. 各種書式
6. 申請方法
レベルII、レベルIII申請の場合は申請書に必要事項を記入、印刷し、実技試験時に持参してください。
指導医申請もしくは更新の場合は申請書に記入、印刷し、院内メール便での送付かPDFファイルとして下記のアドレスまでお送りください。
申請書提出先:山口和哉(食道外科) yamaguchi.srg1@tmd.ac.jp
指導医申請もしくは更新の場合は申請書に記入、印刷し、院内メール便での送付かPDFファイルとして下記のアドレスまでお送りください。
申請書提出先:山口和哉(食道外科) yamaguchi.srg1@tmd.ac.jp
付記
レベルII、レベルⅢ、指導医各診療科基準
症例数については特に記載がない場合は院外症例を含めてよい。
症例数については特に記載がない場合は院外症例を含めてよい。
| (1)大腸肛門外科・胃外科・食道外科 | |
|---|---|
| レベルⅢ | ・第1助手10例、スコピスト10例の経験を有する。 ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る。 |
| 指導医 | 術者として20例以上の経験を有し、診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (2)肝胆膵外科 | |
| レベルⅢ | ・10例以上の手術参加経験を有する ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る |
| 指導医 | 術者、指導的助手として50例以上(腹腔鏡下胆嚢摘出術を含む)の経験を有し、診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (3)周産・女性診療科 | |
| レベルⅢ | ・10例以上の手術参加経験を有する ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る ・ひとりで術野を確保できる ・ひとりで的確に止血できる |
| 指導医 | 術者として20例以上の経験を有し、診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (4)腎泌尿器科 | |
| レベルⅢ | ・第1助手10例、スコピスト30例以上の経験を有する ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る |
| 指導医 | 術者として20例以上の経験を有し、診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (5)呼吸器外科 | |
| レベルⅢ | ・スコピストとして20例以上の経験を有する。 ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る |
| 指導医 | 呼吸器外科学会専門医を取得し、診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (6)救命救急センター | |
| レベルⅢ | ・第1助手10例、スコピスト10例の経験を有する。 ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る。 |
| 指導医 | 術者として20例以上の経験を有し、診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (7) 末梢血管外科 | |
| レベルIII | ・術者として、腹部大動脈または腸骨動脈手術 10例の経験を有する。 ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る。 |
| 指導医 | 診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (8) 小児外科 | |
| レベルIII | ・縫合結紮の課題にて基準内の評価を得る。 |
| 指導医 | 診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (9) 心臓血管外科 | |
| レベルII | 実技試験(体内結紮法2種類)の合格 1.心臓外科内視鏡手術における体内結紮法 内容:胸腔鏡下心臓手術用シミュレーターを用いた体内結紮法 課題:スポンジ切開部(僧帽弁輪)に糸を掛け、体外で糸を結びノットを作り、ノットプッシャーで体内に 落とし込み緩みなく結紮(1か所につき5回結紮)する。 合格基準:5分以内に3か所結紮縫合することができる。 2.共通課題IIと同じ |
| レベルIII | ・術者として胸骨切開による弁膜症手術10例以上の経験を有する。 ・共通課題レベルIIにおいて基準内の評価を得る。 |
| 指導医 | 診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (10) 頭頚部外科 | |
| レベルIII | ・スコピストとして5例以上の経験を有する。 ・通常の甲状腺手術を術者として20例以上経験する |
| 指導医 | 内視鏡補助下甲状腺手術を術者として20例以上の経験を有し、 診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
| (11) 乳腺外科 | |
| レベルIII | ・スコピストとして5例以上の経験を有する。 ・通常の乳腺手術を術者として50例以上経験する |
| 指導医 | 内視鏡補助下乳腺手術を術者として20例以上の経験を有し、 診療科長が指導医としてふさわしいと判断した者。 |
