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2010年の業績

                                         摂食機能回復学講座
全部床義歯補綴学分野
Complete Denture Prosthodontics


教  授  水口俊介
助  教  内田達郎,秋葉徳寿,飼馬祥頼,金澤 学,佐藤佑介
医  員  今村宗一郎,春日祐太,岩城麻衣子,大久保 舞,熊本友紀 (~3月),平島祐生,羽田周平 (4月~)
大学院生 東 聡伸,猪越正直,駒ヶ嶺友梨子,竹下 晋,片瀬 洋,越智 恵,濵 洋平,村田真理絵,山賀栄次郎,香川知範 (4月~),井上 実 (4月~),星野義人 (4月~),掘江 毅 (4月~),菊池圭介 (4月~),山本信太 (4月~)


(1) 教 育
全部床義歯補綴学は,片顎または上下顎のすべての歯を喪失した症例に対し,全部床義歯で補綴し,失われた口腔の形態,機能,顔の外観,患者の心労を回復させ,患者の健康を保持,増進させる方法及び学理を考究する学問である.
無歯顎という特殊な口腔内状態を理解し,歯の喪失により生じた形態的,機能的変化を全部床義歯によりいかに回復し維持するかを理解するとともに,全部床義歯製作法の基礎技術を習得することを目指し,講義,模型実習および臨床実習を通して指導を行う.


(2) 研 究
1) 義歯による咬合回復と身体機能との関連
   臨床経験から,高齢者において義歯による咬合回復により,歩行をはじめとした身体機能が向上する現象が確認されている.しかしながらそのメカニズムは十分解明されていない.無歯顎者において義歯による咬合回復が身体機能向上に与える影響を明らかにすることを目的として,咬合状態と歩行安定性や平衡機能などの身体機能との関連について調査を行う.
2)無口蓋義歯が口腔機能に与える影響
上顎義歯の維持と安定は,義歯装着者の審美に対する自信と,機能の向上のために重要である.このため,口蓋部を覆い,義歯床後縁を適切に延長し,さらにポストダムにより後縁の封鎖性を向上させる必要性が説かれてきた.しかし,口蓋を覆うことは,義歯装着の本来の目的である失われた機能と形態の回復という観点からは,逆に機能の侵害を引き起こしている可能性がある.失われた形態と機能の回復という義歯本来の目的にとっては,口蓋部を覆わない無口蓋義歯のほうが口腔本来の形態に近く,義歯装着者の口腔機能にとって好ましい結果をもたらすことが予想される.また,義歯床で被覆される粘膜の面積も減少するため,粘膜の感覚受容器によって認知される生理的な刺激は種々の口腔機能に効果的に作用する可能性も考えられる.そこで,口蓋部を覆う従来型の上顎義歯と無口蓋義歯の機能を,総合的に評価することを試みる.
3) インプラントオーバーデンチャーの応力解析
下顎の無歯顎症例においては義歯の安定を得ることが難しく,これは特に顎堤が著しく吸収した症例において顕著である.義歯の支持・維持にインプラントを用いることによって義歯の安定の改善が期待できるが,インプラントに過大な応力が生じた場合にはオッセオインテグレーションを阻害する可能性がある.インプラントオーバーデンチャーの応力解析を行い,義歯の維持とインプラント周囲骨の応力緩和の点で望ましい補綴デザインを模索する.
4) 全部床義歯補綴の臨床データの蓄積と補綴効果・予後を左右する要因の解析と予測
全部床義歯はその維持安定を被圧縮性に富む顎堤粘膜に負うため,これらの条件によってその難易度が大きく変化する.さらに,上下顎堤間の大きな空間の中に人工歯の配列位置や研磨面,床縁の位置が設定されるため,義歯の形態は各患者間で,あるいは術者の技量によって非常にバリエーションが大きいものとなり,それらが義歯の予後に大きく関わる.加えて,全身状態の影響や認知症など全部床義歯補綴の難易度や予後を左右する要因は多様で,その要因の変動幅も大きい.これらの多数の要因を整理し,相互関係を明確にし,全部床義歯補綴の効果や予後を正確かつ定量的に予測できる手法を確立することを最終目的とする.
5) 軟質裏装材の開発
高度に顎堤が吸収した症例では,義歯床支持面積が減少しさらに床下粘膜の菲薄化を伴っていることが多く,咬合圧負担能力が大きく低下していることがある.このようないわゆる難症例において義歯を製作する際,一方策として軟質裏装材が用いられている.軟質裏装材の使用によって,床下粘膜の失われた弾性を補い咬合時の衝撃を吸収緩和し,疼痛を軽減するとされている.現在市販されている軟質裏装材には理工学的性質,汚れの付着などの面で課題を残しており,長期の使用に十分ではない.義歯の機能を向上させ,材質的にも安定し,長期の使用に耐えられる軟質裏装材を開発することを目的として,材料や表面処理剤を試作し,理工学的に検討を行う.
6) 無歯顎補綴の新しいデザイン・製作手法の確立
全部床義歯では口唇・頬・舌などの周囲軟組織との機能的協調,適切な顔面形態の回復を考慮した義歯形態を付与することが重要である.そして床縁形態,人工歯配列や研磨面形態を上下顎堤間の自由度の大きい空間の中に口腔機能や顔面形態に合致して設定しなければならない.しかしながら現状では,義歯形態決定は文章で表現された教科書的なガイドラインはあるものの,術者の技術経験によってなされるため,たとえ同じガイドラインに沿ったとしても作成される義歯の形態・品質は患者間,術者間で非常にバリエーションが大きい.これは今後の社会のニーズに応え,教育を的確に行うためにも許容できることではない.我々は義歯形態決定の指標を定量的なデータとして得ることを目的とし,さらには義歯形状決定のための参照をより具体的な形で,数値データとして提供くれるような,マン-マシンシステムとしての義歯製作支援システムの製作を試みている.
7) 色変わりチューイングガムを用いた咀嚼能力評価法の確立
現在,さまざまな咀嚼能力評価法が存在するが,簡便かつ客観的な評価法は少ない.当講座では,咀嚼によって緑から赤に変色する色変わりチューイングガムを開発した.色変わりチューイングガムによる咀嚼能力評価を行うために,色変わりガムに対応したカラースケールを作成し,ガムの色変わりに影響する要因の分析を行い,残存歯数に関わらずさまざまな年齢層からガムの色変わりデータを取得する.これにより,歯科医師だけでなく一般人であっても簡便かつ客観的に咀嚼能力評価が可能な手段の確立を目指す.

    
(3) 臨 床
無歯顎という特殊な口腔内状態に生じた形態的,機能的変化を全部床義歯によって回復し維持するためには,独自な口腔内診査と義歯設計を行わなければならない.具体的には,全部床義歯は口腔内への維持を歯に求められないので,口腔粘膜と義歯床面との唾液を介する付着力に頼らなければならない.全部床義歯にかかる咬合力は義歯床を介して床下粘膜によって支持されるため,義歯床の安定をはかるために上下顎堤の対向関係を考慮し,顎運動と調和した人工歯の配列と咬合様式の付与を行う必要がある.歯および歯の支持組織の欠損による無歯顎者の顔貌の大きな変化を全部床義歯によって回復するにあたり,義歯周囲の筋および関連軟組織の形態や動態との調和を図り,義歯の維持を向上させる形態とする.また歯の喪失および大きな補綴物が口腔内に装着されることによる患者の心理的負担を考慮して応対に注意する必要がある.
このような精神状態を含めた全身状態の変化は,口腔粘膜においても変化を生じる可能性が高く,それが義歯の維持,安定の変化,ならびに回復された機能の変化につながる.そのため,定期的リコールを行い,問診やVASにより得られた義歯と機能に対する患者の主観的評価の調査を継続して行い,回復された機能が長期にわたり維持されさらに改善されるよう心がけている.また,当分野独自の評価基準を設け,患者の主観的意見だけでなくEBMに基づいた補綴処置効果の客観的評価も行っている.


(4) 研究業績
[原著]
1) Kamiyama M, Kanazawa M, Fujinami Y, Minakuchi S. Validity and reliability of a Self-Implementable method to evaluate masticatory performance: use of color-changeable chewing gum and a color scale. J Prosthodont Res. 2010; 54(1):24-8.
2) Okubo M, Fujinami Y, Minakuchi S. The effect of complete dentures on body balance during standing and walking in elderly people. J Prosthodont Res. 2010; 54(1): 42-7.
3) Kumamoto Y, Kaiba Y, Imamura S, Minakuchi S. Influence of palatal coverage on oral function - oral stereognostic ability and masticatory efficiency. J Prosthodont Res. 2010; 54(2): 92-6.
4) Sumi Y, Ozawa N, Nagaosa S, Minakuchi S, Umemura O. Application of optical coherence tomography (OCT) to nondestructive inspection of dentures. Arch Gerontol Geriatr. 2010 Dec 14(Epub)
5) 吉川達也, 加藤雄一, 竹之下美穂, 佐藤智子, 片桐綾乃, 梅崎陽二朗, 佐藤佑介, 豊福明.当科における平成20年度初診患者の臨床統計的検討.日本歯科心身医学会雑誌 2010; 25(1): 7-13.

[総説・解説]
1) 水口俊介. 全部床義歯臨床のスキルアップ (第1回)印象編. 補綴臨床; 43(4): 462-74.
2) 水口俊介. 全部床義歯臨床のスキルアップ (第2回)咬合採得・人工歯排列編 義歯の三次元的形態のレイアウトとしての咬合採得と人工歯排列. 補綴臨床; 43(5): 594-606.
3) 水口俊介. 全部床義歯臨床のスキルアップ (第3回) 試適および装着・調整編. 補綴臨床; 43(6): 702-14.
4) 濱田泰三, 佐藤佑介, 水口俊介. クリニカル・アドバンス 義歯ケアの現状と展望―義歯安定剤の最新知見―.デンタルダイヤモンド; 35(4):146-151.
5) 足達淑子,佐藤佑介,水口俊介.知っておきたい義歯ケア 義歯安定剤・義歯洗浄剤の正しい知識.DHstyle; 4巻7号 Page74-78平野滋三.デンタルIQサプリ 保険か保険外か?.NICO; 1:30-31.
6) 平野滋三. あなたの医院の先生の治療を理解しよう (第6回)全部床義歯の製作編. 歯科衛生士; 6: 55.
7) 平野滋三. あなたの医院の先生の治療を理解しよう (第7回)全部床義歯の調整編. 歯科衛生士; 7: 58.
8) 平野滋三. あなたの医院の先生の治療を理解しよう (第8回)部分床義歯編. 歯科衛生士; 8: 59.


[学会]
1) 春日祐太,秋葉徳寿,水口俊介,小澤総喜,角 保徳.OCTの歯科臨床への応用.OCTを用いた義歯床用材料内部の評価~第2報.日本義歯ケア学会第2回学術大会,東京,2010年1月.
2) 秋葉徳寿,東 聡伸,春日祐太,岩城麻衣子,水口俊介.PMMA/クレイナノコンポジット化による加熱重合型床用レジンの改質.日本義歯ケア学会第2回学術大会,東京,2010年1月.
3) 東 聡伸,秋葉徳寿, 水口俊介, 下山和弘.高密着シリカプライマーが義歯床用レジン表面のぬれに及ぼす影響.日本老年歯科医学会第21回学術大会,新潟,2010年6月.
4) 猪越正直,金澤 学,片瀬 洋,佐藤佑介,平島祐生,浜 洋平,水口俊介.CAD/CAMによる全部床義歯の作成 第3報 RPを応用した義歯試適法の評価.日本補綴歯科学会第119回学術大会,東京,2010年6月.
5) 内田達郎, 今村宗一郎, 藤波由希子, 金澤学, 駒ヶ嶺友梨子, 山賀栄次郎, 水口俊介, 平岡康隆, 佐藤誠.咀嚼力判定用ガムの新しいカラースケールの開発とその有用性.日本補綴歯科学会第119回学術大会, 東京,2010年6月.
6) 春日祐太,高橋英和,秋葉徳寿,水口俊介,松下調子,菱本宗光. 新しいフッ素系軟質裏装材の開発. 日本補綴歯科学会第119回学術大会,東京,2010年6月.
7) Kasuga Y, Takahashi H, Akiba N, Minakuchi S, Matsushita N, Hishimoto M. Development of Soft Denture Lining Materials Containing Dodecafluoroheptyl-methacrylate or Tridecafluorooctyl-methacrylate. 88th General Session & Exhibition of the IADR, Barcelona, Spain, July 2010.
8) Shimoyama K, Kasuga Y, Akiba N, Minakuchi S. Evaluation of water absorption and discharge in foam swabs. 88th General Session & Exhibition of the IADR, Barcelona, Spain, July 2010.
9) Komagamine Y, Kanazawa M, Sato Y, Uchida T, Minakuchi S, Satou M. Association between masticatory performance using a clour-changeable chewing gum and mandibular movement. 88th General Session & Exhibition of the IADR, Barcelona, Spain, July 2010.
10) Inokoshi M, Kanazawa M, Katase H, Sato Y, Hirajima Y, Hama Y, Minakuchi S. Evaluation of a Complete Denture Try-in Method Applying Rapid Prototyping. 88th General Session & Exhibition of the IADR, Barcelona, Spain, July 2010.
11) Iwaki M, Akiba N, Kasuga Y, Azuma A, Minakuchi S. Influences of Silica Coating Agent on Surface Properties of PMMA. 88th General Session & Exhibition of the IADR, Barcelona, Spain, July 2010.
12) Minakuchi S. Behavior of soft tissues surrounding dentures during oral functions. 8th Symposium Internationale de Prosthese Adjonte Fonctionelle et piezographique. Kanagawa, September 2010.
13) 竹下 晋,金澤 学,平島祐生,内田達郎,小林章二,水口俊介.インプラントオーバーデンチャーにおける応力解析 ―アタッチメントによる比較―.日本補綴歯科学会東京支部総会・第14回学術大会,東京,2010年10月.
14) 大久保舞,水口俊介,井上実,菊池圭介,星野義人.全部床義歯の装着が無歯顎者の身体機能に及ぼす影響.日本咀嚼学会第21回学術大会,東京,2010年10月.
15) 大渡廣信,水口俊介,安西佐衞子,山本信太,堀江 毅.認知症患者の摂食嚥下障害に嚥下補助床が功を奏したと思われる一例.日本咀嚼学会第21回学術大会,東京,2010年10月.
16) 山賀栄次郎,内田達郎,金澤 学,藤波由紀子,駒ヶ嶺友梨子,濵 洋平,香川和範,水口俊介.咀嚼力判定用ガムの経時的色変化について.日本咀嚼学会第21回学術大会,東京,2010年10月.
17) 市村賢二,須田光昭,市村賢太郎,福岡陽子, 乾はな子,平島祐生,石村瞳,須田英明,高橋英和.根管内荷重時の歯根表面ひずみと歯頚部からの漏洩に対する接着性シーラーの効果.日本歯科保存学会第133回学術大会,岐阜,2010年10月.
18) 春日祐太,高橋英和,井上 実,秋葉徳寿,水口俊介.試作フッ素系軟質裏装材の基礎的物性評価.第75回口腔病学会学術大会,東京,2010年12月.

[研究助成金]
1) 金澤 学.下顎無歯顎患者への即時荷重インプラントオーバーデンチャーの機能評価と生存分析.平成21,22年度 文部科学省科学研究補助金 (若手研究B).
2) 春日祐太.フッ素系軟質裏装材の開発.平成21,22年度 文部科学省科学研究補助金 (若手研究B).
3) 佐藤佑介.補綴領域における歯科心身症の診断・治療に関する研究.平成22,23,24年度 文部科学省科学研究補助金(若手研究B)
4) 平野滋三.全部床義歯補綴の難易度・補綴効果・予後を左右する要因の解析と予測.平成20, 21, 22年度 文部科学省科学研究補助金 (基盤研究C)
5) 水口俊介.色変わりガムを用いた咀嚼能力検査のためのインターネットシステムの構築.平成22, 23, 24年度 文部科学省科学研究補助金 (挑戦的萌芽研究)

[その他]
1) 受賞
 ⅰ)優秀口演賞
  a) 大久保舞,水口俊介,井上実,菊池圭介,星野義人.全部床義歯の装着が無歯顎者の身体機能に及ぼす影響.日本咀嚼学会第21回学術大会,東京,2010年10月.
ⅱ) 奨学金
a) Inokoshi M.Study Grants offered to Japanese students for post-graduate studies in Belgium the academic year 2010-2011.

2) 講演
 ⅰ) 水口俊介.臨床スキルアップセミナー 全部床義歯を再考する「印象採得時に考慮すべきこと」.日本補綴歯科学会第119回学術大会,東京,2010年6月.
 ⅱ) 水口俊介.健康咀嚼指導士のためのシンポジウム「色変わりチューインガムによる咀嚼機能評価」.日本咀嚼学会第21回学術大会,東京,2010年10月.
 ⅲ)水口俊介.平成22年度日本顎咬合学会認定医教育研修会 咀嚼・咬合と全身機能-社会に、そして患者さんに     何を語れるのか- 福岡,2010年8月 大阪, 9月.
 ⅳ)金澤 学.よく噛んで生活習慣病を予防しよう!.株式会社トッパン 相模原工場,2010年11月10, 17日.
 ⅴ)金澤 学.GCデンタルカレッジ 義歯の基礎と臨床について.株式会社GC本郷別館研修室2階,2010年8月3日,10月5日.

3)特許
    a) 水口俊介.日本特許出願番号:特願2010-105458義歯床作製用ブロック体.
  
4)研究報告書
    a) 角保徳,水口俊介,春日祐太.近赤外光・レーザー等を用いた新たな歯科疾患診断・治療用機器の開発に関する研究.(21指-8)平成21年度総括・分担研究報告書: 111-124.


Complete Denture Prosthodontics


1.Staffs and Students (April,2010)

   Professor Shunsuke MINAKUCHI
   Assistant Professor Tatsuro UCHIDA,Yukiko FUJINAMI,Norihisa AKIBA,Yoshinori KAIBA,
Manabu KANAZAWA
Hospital Staff Soichiro IMAMURA,Yuta KASUGA,Maiko IWAKI,Mai OKUBO,
Yuuki HIRAJIMA, Syuhei HANEDA
Graduate Student Akinobu AZUMA,Masanao INOKOSHI,Yuriko KOMAGAMINE,
Shin TAKESHITA,Hiroshi KATASE,Megumi OCHI,Yohei HAMA,
Marie MURATA,Eijiro YAMAGA, Tomonori KAGAWA, Minoru INOUE,
Yoshihito HOSHINO, Takeshi HORIE, Keisuke KIKUCHI, Shinta YAMAMOTO


2.Purpose of Education
Complete denture prosthodontics is a discipline which contributes to better quality of life for edentulous patients by full mouth reconstruction treatments with complete denture prosthesis.The purpose of education is to get the knowledge about the dynamic state of soft tissues around dentures during oral functions,occlusion,and technical skills required to fabricating complete dentures.

3.Research Subjects
1) Relationship between denture treatment and body function
2) Palatal coverage disturbance in masticatory function
3) Stress analyses of implant overdenture
4) Factorial analysis of complete denture prosthesis
5) Resilient denture lining material
6) CAD/CAM system for fabricating complete dentures
7) Evaluations of masticatory performance using color-changeable chewing gum

4.Clinical Services
Complete denture prosthodontics clinic provides edentulous patients with planned prosthodontic treatments,and maintains the restored function for long periods.In addition,we set original criteria and objectively evaluate effect of our prosthetic treatments.


5.Publications
Original Article
1) Kamiyama M, Kanazawa M, Fujinami Y, Minakuchi S. Validity and reliability of a Self-Implementable method to evaluate masticatory performance: use of color-changeable chewing gum and a color scale. J Prosthodont Res. 2010; 54(1):24-8.
2) Okubo M, Fujinami Y, Minakuchi S. The effect of complete dentures on body balance during standing and walking in elderly people. J Prosthodont Res. 2010; 54(1): 42-7.
3) Kumamoto Y, Kaiba Y, Imamura S, Minakuchi S. Influence of palatal coverage on oral function - oral stereognostic ability and masticatory efficiency. J Prosthodont Res. 2010; 54(2): 92-6.
4) Sumi Y, Ozawa N, Nagaosa S, Minakuchi S, Umemura O. Application of optical coherence tomography (OCT) to nondestructive inspection of dentures. Arch Gerontol Geriatr. 2010 Dec 14(Epub)