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ホーム  > 低侵襲医療センター  > ロボット支援下手術 院内術者認定制度

ロボット支援下手術 院内術者認定制度

平成29年11月1日
東京医科歯科大学 医学部附属病院 低侵襲医療センター


【目次】

1.目的

2.認定制度の概要

3.認定制度の運用
 (1) 内視鏡下手術技術認定委員会
 (2) 認定制度の対象となる医師
 (3) 本認定制度の施行日

4.認定制度の詳細
 (1) 術者基準
 (2) 第1助手基準

5.各種書式
 (1) 胃外科 術者認定申請書
 (2) 大腸肛門外科 術者認定申請書
 (3) 泌尿器科 術者認定申請書
 (4) 周産・女性科 術者認定申請書
 (5) 心臓血管外科 術者認定申請書
 (6) 呼吸器外科 術者認定申請書
 (7) 食道外科 術者認定申請書
 (8) 第1助手認定申請書

6.申請方法

付記


1. 目的

ロボット支援下手術施行医に対して院内技術認定制度を導入し、ロボット支援下手術の安全を確保する。

2. 認定制度の概要

上記目的を達成するため、内視鏡下手術技術認定委員会(以下、委員会)を設置する。委員会は内視鏡下手術の知識・技術向上のための講習会等を開催するとともに、内視鏡下手術施行医の認定・登録等を行う。
内視鏡下手術施行医は委員会に認定申請を行う。

3. 認定制度の運用

(1) 内視鏡下手術技術認定委員会

委員会は内視鏡下手術技術認定制度を統括する。委員会は内視鏡下手術の知識・技術修得のための講習会を定期的に開催するとともに、施行医の認定、認定の更新、並びにロボット手術の実施状況の定期的な評価を行い、適切な対応を行う。
具体的な認定取得方法は “4.認定制度の詳細”に記載する。
委員は、低侵襲医療センターを中心に、外科系診療科ごとに内視鏡下手術に精通している医師を選任し、病院長が任命する。

(2) 認定制度の対象となる医師

本認定制度の対象となる医師の診療科は、当面、ロボット支援下手術を行っている胃外科、大腸・肛門外科、腎泌尿器外科、周産・女性科、呼吸器外科、食道外科とする。対象術式、診療科の増加に伴い、適宜診療科の追加を行う。

(3) 本認定制度の施行日

平成29年11月1日より本認定制度を施行する。

4. 認定制度の詳細

術者基準

1) 術者は、本学の院内内視鏡下手術技術認定指導医の認定を受けているもの。
2) 術者はda Vinci Surgical System 製造販売業者主導のトレーニングコースを受講し、内視鏡手術支援ロボット使用に関するcertificationを取得していること。
3) 術者は施行予定手術の関連専門学会が定める専門医(消化器外科専門医、泌尿器科専門医、産婦人科専門医、呼吸器外科専門医・心臓血管外科専門医など)であること。
4) 術者は日本内視鏡外科学会が統括する技術認定取得医(消化器一般外科領域、産科婦人科領域、整形外科領域、小児外科領域)であること。ただし、泌尿器科領域は除く。もしくはこれに相当する資格・技量を有する者。
5) 1-4)に加えて診療科ごとに追加の術者基準(付記参照)を設ける。泌尿器科領域の手術に於いては、日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡学会による泌尿器科領域におけるda Vinci 支援手術を行うに当たってのガイドラインに従う。心臓血管外科領域の手術に於いては、ロボット心臓手術関連学会協議会による「心臓外科におけるダビンチ支援手術のための指針」に従う。呼吸器外科領域の手術に於いては、呼吸器外科学会による「呼吸器外科領域におけるロボット支援手術を行うに当たってのガイドライン」に従う。

第1助手基準

1) 助手はda Vinci Surgical System 製造販売業者主導のトレーニングコース(助手用も可)を受講し、内視鏡手術支援ロボット使用に関するcertification(助手用も可)を取得していること。

5. 各種書式

6. 申請方法

申請書に必要事項を記入し、認定に必要なCertificationや専門医などの証明書の写しとともに、下記のアドレスまで添付ファイルでお送り下さい。
申請書提出先:tanioka.srg1@tmd.ac.jp

付記

胃外科術者基準

1) 胃癌に対する腹腔鏡下胃切除(幽門側、全摘、噴門側)を術者として100例以上行った実績がある。
2) 過去4年間に術者として行った腹腔鏡下胃切除(幽門側、全摘、噴門側)の全合併症率(Clavien-Dindo分類Grade3以上)が5%以下である。

大腸肛門外科基準

1) 腹腔鏡下大腸切除術を20例術者として経験していること。
2) certificate取得後第一助手を5例経験していること。
3) シミュレーターでのトレーニングを20時間以上施行している者。
4) 10例までは指導医のもとでセカンドコンソールを用いて手術にあたる。
 (ア) 指導医は必ずファーストコンソールにて同時に操作する。
 (イ) 5例までは腸管の授動のみとし、血管周囲の郭清や側方郭清は指導医が行う。
 (ウ) 6例から10例まではD2郭清までとし、D3郭清が必要な場合は指導医が行う。
※ここでの指導医とは、内視鏡外科学会技術認定医を有し、かつda Vinci certificateを有し、20例以上のロボット手術を経験した者とする。

泌尿器科基準

日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡学会による泌尿器科領域におけるda Vinci 支援手術を行うに当たってのガイドライン(一部改変)に準拠する。
1) 泌尿器科医としての一般的な開腹および腹腔鏡手術の手術手技と周術期管理、合併症の治療法を習得していること。
2) 内視鏡下に見る各臓器の解剖学的構造や相対的位置関係を理解していること。
3) 腹腔鏡手術における特殊手術器具の使用法に習熟していること。
4) コンソールからの遠隔操作による視覚-手指運動協調(hand-eye coordination)を習得していること。
5) da Vinci 支援手術はコンソール側医師、ならびに患者側医師、直接介助看護師の共同手術であり、これらの参加者は「泌尿器科da Vinci 支援手術教育プログラム」を修了していること。ただし、直接介助看護師については同プログラムを修了した看護師から十分な指導を受けた看護師が務めることができる。
6) da Vinci 支援手術を始めるには、「泌尿器科da Vinci 支援手術教育プログラム」修了後も、十分なシミュレーターまたはオンサイトトレーニングを継続すること。
7) da Vinci 支援手術を行うにはチームとして十分な腹腔鏡手術(腹腔鏡下小切開手術を含む)の経験を持っていること。
8) 泌尿器科da Vinci 支援手術は前立腺全摘除術から始めることが望ましい。
9) da Vinci 支援前立腺全摘除術を始めるにあたっては、開腹または腹腔鏡下前立腺全摘除術に習熟していること。
10) da Vinci 支援前立腺全摘除術を始めるにあたってはda Vinci 支援前立腺全摘除術の無編集ビデオによる学習を十分に行うこと。
11) da Vinci 支援前立腺全摘除術を独立したチームとして始めるためには、同手術の見学あるいは指導者招聘手術を合わせて10例以上経験していること。
12) 前立腺全摘除術以外のda Vinci 支援手術を始めるには、開放または腹腔鏡下の当該手術とda Vinci 支援前立腺全摘除術を十分に経験していること。
13) 特にda Vinci 支援腎・副腎手術を始めるには、腹腔鏡下腎・副腎手術に習熟した泌尿器腹腔鏡技術認定医の参加または指導のもとに行うこと。
14) da Vinci 支援手術を行うときには、術前のInformed Consent Formにda Vinci 支援装置に支障があった場合の対応を記載しておくこと。
15) da Vinci サージカルシステムに備わるデュアルコンソール機能は、da Vinciでのコンソール操作に習熟した医師のみが使用すること。
(デュアルコンソール機能下で、2台のコンソールにより手術を行う場合、いずれのコンソール操作者についても手術を執刀する際の条件は本ガイドラインに示す通りであるが、少なくとも1台のコンソール操作はda Vinciに関する手術技能が成熟した医師が担当すること。)

周産・女性科基準

1) 腹腔鏡下子宮全摘術を20例術者として経験していること。
2) シミュレーターでのトレーニングを20時間以上施行している者
3) da Vinci 支援子宮全摘除術を始めるにあたってはda Vinci 支援子宮全摘除術の見学または、無編集ビデオによる学習を十分に行い、当該術式を十分に理解していること。

心臓血管外科基準

1) コンソール術者は三学会構成心臓血管外科専門医認定機構が認定する心臓血管外科専門医であること。
2) ダビンチ支援心臓手術を行う前に「心臓外科におけるダビンチ支援手術教育プログラム」に従いダビンチ手術チームを編成の上、全員がトレーニングを修了していること。また、当該プログラム修了後も、継続した自主トレーニングに努めること。
3) ロボット支援僧帽弁形成術を行うにあたり、関連学会(平成30年3月時点ではロボット心臓手術関連学会協議会)で定められた指針に従うこと。
4) ロボット支援僧帽弁形成術を始めるにあたっては、小開胸でのMICS(minimally invasive cardiac surgeryの略。ここでは胸骨温存小開胸心臓手術を指す)による弁形成術に習熟していること。
5) 僧帽弁形成術以外のダビンチ支援心臓手術を始めるにあたっては、開胸での当該MICSの手術を十分に経験していること。
6) ロボット支援冠動脈バイパス術(心拍動下手術)を始めるにあたっては、胸骨切開下での心拍動下冠動脈バイパス術、左小開胸心拍動下冠動脈バイパス術(MICS-CABG)に習熟していること。少なくとも最初3例は内胸動脈剥離のみロボット支援下に行い、血管吻合操作は左小開胸下に行うこと。ロボット支援下で冠動脈再建(血管吻合)を始めるにあたっては、ロボット支援内胸動脈剥離、小切開冠動脈バイパス術(MICS-CABG)に十分習熟し、さらに自主トレーニングによりロボット支援下血管吻合に習熟したうえで、循環補助装置(人工心肺装置、経皮的心肺補助装置など)がすぐに使える安全に配慮した環境下で行うこと。

呼吸器外科基準

1) 呼吸器外科医としての一般的な開胸および胸腔鏡手術の手術手技と周術期管理、合併症の治療法を充分習得していること。
2) 内視鏡下に見る胸腔内臓器の解剖学的構造や相対的位置関係を理解していること。
3) 胸腔鏡手術における特殊手術器具の使用法に習熟していること。
4) 胸腔鏡下手術を40例以上経験していること。
5) da Vinci 支援手術の見学あるいは指導者招聘手術を合わせて5例以上経験していること。
6) シミュレーターでのトレーニングを20時間以上施行しているもの。

食道外科基準

1) 食道外科医として,胸腔内臓器の解剖学的構造や位置関係をよく理解していること。
2) 胸腔鏡下食道切除術を術者として20例以上の経験がある。
3) シミュレーターでのトレーニングを20時間以上施行している者。