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医科歯科ICLSコース

 東京医科歯科大学救命救急センターでは、学内職員向けにICLSコースを定期開催しております。


◆ はじめに

 ICLS(Immediate Cardiac Life Support)コースとは
BLS(Basic Life Support;一次救命処置)とALS
(Advanced Life Support;二次救命処置;気道管理・
除細動・薬剤投与等)の内容を含む心肺蘇生の講習会
です。
 すべての臨床各科の医師・看護師にとって必須の
内容です。日本救急医学会の認定コースになっています。
 医科歯科ICLSコースは、2006年11月に第1回をスタートし、現在まで50回を超える開催を
してきました。受講生はこれまでに 600名を超え、当大学の若手医師から教授、歯科医師、
看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士といった多くのコメディカル、
そして文部科学省の医官まで幅広い職種の方々がいます。また当コースから新たにディレクターを
5名、インストラクターを多数輩出しております。日本救急医学会の受講修了証が発行されます
ので、各種学会の認定医・専門医に申請される際も有効です。
 現在、医学部附属病院からバックアップを受けておりますので受講料は無料で開催して
おります。テキスト(「ICLSテキストガイドブック」羊土社 ¥2,500)のみ実費購入され、事前
学習されてからコースに参加して下さい。
 急変時にエビデンスにのっとった行動をおこなうことは、医療従事者の責務と考えます。
ぜひ最新のガイドラインに従った蘇生法を学んでいただき、一人でも多くの命を救うことの
お手伝いが出来れば幸いです。

2016年4月
医科歯科ICLSコース・コースディレクター/インストラクター
加地正人、世良 俊樹、加藤 渚



◆ 次回コースのご案内

現在のところ、次回予定は未定です。

○日本内科学会「JMECCコース」を定期開催しております。(受講は本学関連病院のみ)



◆ よくあるご質問

(Q1)どんな職種でも受講可能ですか?
(A1)当コースは、学内に勤務している、国家資格試験資格をもつ医療従事者を
   対象とさせていただいております。具体的には、医師・歯科医師・看護師・
   薬剤師・放射線技師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・臨床工学士
   などです。

(Q2)学生の受講は可能でしょうか?
(A2)上記資格のある大学院生は受講可能です。それ以外の医学生・看護学生は
   受け付けていません。あくまでもプロフェッショナルな方々が対象です。

(Q3)現在、関連病院に勤務していますが受講可能でしょうか?
(A3)東京医科歯科大学関連の方であれば、受け入れております。一度、事務局
   までお問い合わせください。
    iclsaccm@tmd.ac.jp(@を半角に直してください)

(Q4)インストラクターになるにはどうしたらよいでしょうか?
(A4)ICLSコースまたはAHA/ACLSコースを受講修了した後に、アシスタントとして
   当コースで2回指導し、ワークショップに1回参加することが必要です。
   詳しくはホームページを参照してください。
   http:///www.icls-web.com/inst/inst_follow.html

(Q5)ICLSコース修了証に有効期限はありますか?
(A5)特に設定されておりません。ただし5年ごとにガイドラインが改訂されます
   ので、新しいガイドラインが発表された後は再受講をお勧めします。

(Q6)コースを見学することは可能ですか?
(A6)可能です。一度受講された方でも、知識の維持や新しいガイドラインの内容
   の内容の習得を目的にぜひ見学においで下さい。事前にご連絡を。

(Q7)定期開催していますか?
(A7)現在、2ヵ月に1回の予定で開催しております。



◆ 心肺蘇生の体験談

【Tさん 30代女性 看護師】
 Tさんは、普段は東京医科歯科大学救命救急センターと関連する150床ほどの病院の
婦人科外来で働いています。その病院の救急外来を兼任しはじめたのをきっかけに
ICLSコースを初めて受講しました。

 医科歯科ICLSコースを受講した当日の帰宅途中の電車のホームで、人だかりができて
いるのを見かけました。近寄ると人が倒れており、昏睡状態でした。119番通報はすでに
されていたのですが、取り囲んでいる大勢の人たちは傷病者を見守っているだけでした。
 Tさんは倒れている傷病者に駆け寄って、循環と呼吸がないことを確認しました。
心肺停止だったのです! すぐに胸骨圧迫を開始しました。しばらくしてAEDが届いた
ので装着したところ、電気ショック適応のメッセージが出たため、電気ショックを行い、
胸骨圧迫を再開しました。まもなく救急隊が現着したので、心肺蘇生を引き継ぎました。

 振り返ると、心肺蘇生中のTさんのは頭のなかは真っ白だったそうです。しかし
自然と身体が動き、ICLSの目標である「最初の10分間の対応」を成し遂げることが
できました。

 Tさんは「人だかりに近寄って倒れている人を見かけたとき、通り過ぎようかとも思い
ました」と、そのときの正直な気持ちを教えてくれました。しかし、「(心肺蘇生を)
やらないで後悔するよりは、やれるだけのことをやってみよう!」と思ったそうです。
Tさんの勇気に敬意を表したいと思います。