外部からマテリアルを受領する〔購入を含む〕場合の契約

外部からマテリアルを受領する〔購入を含む〕場合の契約

 外部からマテリアルの提供を受けるとき、外部から契約締結を要請されることが多くなっておりますが、その場合には研究室単位ではなく大学として契約締結する必要があります(東京医科歯科大学研究成果有体物取扱規則)。
 本学では、研究者が迅速にマテリアルを受領するため、外部機関と包括提携をすることで個別契約を省略する方策や、外部機関とあらかじめ契約条件を合意しておくことで契約交渉に要する時間を省略する方策を導入しています。
 そのため、マテリアルを提供する機関毎に契約の要否や相談窓口が異なるため、以下で紹介させていただきます。マテリアルに関する注意事項も併せてご紹介しますので、ご一読の程お願いいたします。

(1)本学と包括提携している機関からマテリアルを受領する場合

包括提携している代表的な機関 ※使用条件は各機関のリンク先(本学関係者のみ閲覧可)をご覧ください


本学は上記の機関と提携し、マテリアルの使用条件等を予め合意しているため、研究者が上記機関からマテリアルの提供を受ける際、個別契約締結は不要となります。しかし、研究者は本学と上記の機関とで合意した使用条件に従うことが求められますので、研究者は各自でマテリアルの使用条件を理解、遵守いただく必要があります。なお、ご参考として各使用条件の概要を掲載しておりますので、上記のリンクから条件をご確認ください。
(参考)マテリアル使用申請の手続き手順
Addgene
Addgeneサイトより個人アカウント作成の上申請し、Addgeneの手順に従ってください。
なお、代理店(SPI)を介しても申請可能です。
▼ SPI(代理店)

ATCC(フナコシ経由、SPI経由)
各代理店の手続き手順に従ってください。
▼ フナコシ
▼ SPI


●Knock Out Mice Project(KOMP)
KOMPサイトより申請してください

●Jackson Laboratory(NSGマウス)
代理店(日本チャールズリバー或いはオリエンタル酵母)へ申請ください

●理研BRC
MMCシステムより申請してください
 

(2)包括提携のない外部機関からマテリアルを受領する場合((1)以外:ほとんどの場面)

上記(1)の包括提携がある機関以外からマテリアルを受領する際の契約関係の窓口は、以下①②の通りです。

① 特定機関(下表)からマテリアルを受領する場合

特定機関(契約条件のサマリー)一覧 ※契約条件は各機関のリンク先(本学関係者のみ閲覧可)をご覧ください

※これらの機関と本学は、予め契約条件を合意しており、契約書の作成や契約交渉は省略されますため、
 MMCシステムより手続き申請いただくか、あるいは、以下窓口へメールにて
 手続き依頼をおこなってください。
 なお、ご参考として各使用条件の概要を掲載しておりますので、上記リンクよりご確認ください。
窓口:統合イノベーション機構 事務部産学連携課・産学連携第二係
(E-mail:sangaku2.adm@tmd.ac.jp 内線:4012/4927)

② 特定機関以外からマテリアルを受領する場合

マテリアルの授受に係る契約(MTA)手続きを申請する研究成果有体物一括管理システム(MMCシステム)
より申請してください。

▶ 「研究成果有体物一括管理システム(MMCシステム)利用におけるMTA手続きについて」(学内専用ページ)
※MMCを介さずに申請することも可能です。その場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください
窓口:オープンイノベーションセンター(e-mail:mta.tlo@tmd.ac.jp、内線:4737)
※外部機関から契約書案の提示が求められたり、外部機関から契約書案の確認が求められた場合には、
 オープンイノベーションセンターに内容確認を依頼してください。

※マテリアルに関する注意事項

・契約(MTA)に記載のない他の研究室での利用の禁止
 MTAの条件によっては、目的や使用場所が限定され、本学内であっても他の研究室に渡すことが禁止されている場合があります。
・研究者の異動後のマテリアルの使用について
 使用できる研究者が指定されている場合があり、その場合には当該研究者が別機関に異動したとき、本学で引き続き使用するには別途MTAが必要となります。

そのため、MTAの条件をよくご確認いただき、遵守をお願いいたします。ご不明な点がある場合には、「オープンイノベーションセンター」までご連絡ください。

相談窓口:オープンイノベーションセンター(e-mail:mta.tlo@tmd.ac.jp、内線:4737)