東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科咬合機能矯正学分野の小野卓史教授、渡一平非常勤講師およびJiratchaya Srisutha大学院生らの研究グループは、2型糖尿病(DM)モデルマウスを作製し、顎下腺における代表的なプリン受容体であるP2X4受容体およびP2X7受容体の解析を行ったところ、DMマウスでは通常マウスと比較してP2X4受容体およびP2X7受容体発現量の有意な増加が認められ、導管領域の有意な減少が認められました。本研究結果は、DMの合併症としての唾液腺障害の病態理解を深めるだけでなく、唾液分泌障害に対する新たな予防・治療法開発につながることが期待されます。この研究は、文部科学省科学研究費補助金ならびに日本矯正歯科学会100周年記念研究助成事業の支援のもとでおこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌Scientific Reportsに、2024年5月13日にオンライン版で発表されました。
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