プレスリリース

集中治療室における医療情報要約ツール開発に向け、日本光電工業株式会社と共同研究を開始

公開日:2024.9.26
集中治療室における医療情報要約ツール開発に向け、
日本光電工業株式会社と共同研究を開始


 国立大学法人東京医科歯科大学(所在地:東京都文京区)は、集中治療室(ICU)における医療情報要約ツールの開発に向け、日本光電工業株式会社と共同研究を開始することを発表いたします。
 本共同研究は、患者ケアの品質向上、医療スタッフの業務負担軽減、多職種連携の促進、医療ミスの低減、データ可視化を通したデータ表現の発展に貢献することを目指します。

研究の意義

 集中治療室では多数のモニタリング機器から発出されるデータに基づき、重症患者に対する診療方針が迅速に決定されます。近年、これらの医療機器数が高度化・増加する中で、複数のデータを統合して全体像を掴む難易度は増しており、臨床補助を目的とした医療情報要約ツールは医療現場のアンメットニーズです。
 現状ではこのような要約ツールで商品として販売されているものは存在せず、専門家が個々の判断に必要な情報を頭の中で整理し、処置やケアの方針決定を行ってきました。本共同研究の成果は、情報把握の効率化や見逃されやすい病変の予兆の同定等を通して、患者のケアの質の向上および業務効率化へ大きく貢献することが期待されます。
 

問い合わせ先

<本研究に関すること>
東京医科歯科大学病院 基盤診療部門 集中治療部
E-mail:ruchimido.ccm[@]tmd.ac.jp    

<報道に関すること>
東京医科歯科大学 総務部総務秘書課広報係
〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45
E-mail:kouhou.adm[@]tmd.ac.jp

※E-mailは上記アドレス[@]の部分を@に変えてください。

プレス通知資料PDF

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