ピアサポート通信第11号 - 医学系電子書籍販売サイト比較

ピアサポート通信第11号 - 医学系電子書籍販売サイト比較

こんにちは、学生支援室ピアサポーターです。 
今回は、医学系の電子書籍販売サイトを比較しました。

1,電子書籍のメリットとデメリット
<メリット>
  • 保管持ち運びが容易
  • 複数端末で同時利用できる
  • 検索できる
  • 本屋に行く必要がない
  • 本が届くまでのタイムラグがない
  • 在庫切れがない
<デメリット>
  • 購入元がサービス終了すると読めなくなる場合がある
  • 期限付きの場合がある
  • 閲覧機器(PC, タブレット, スマホなど)が故障すると一時的に読めない
  • パラパラ読みしにくいため、本の全体像、レイアウト、図と文字の割合などを素早く掴むことが難しい

2,電子書籍を購入する方法
まず、購入したい本のwebページ(出版社の公式サイト)にアクセスして下さい。その本の電子書籍が販売されていれば、そこに販売サイトの紹介があるはずです。1つの本の電子書籍を複数の販売サイトが販売していることも多く、どこから購入するのが良いか悩みどころです。というわけで、今回は販売サイトごとの特徴を比較してみました。

3, 医学系電子書籍販売サイト比較
<比較にあたって>
  • 今回の通信の目的は、販売サイト間で優劣をつけることではなく、読者の皆様それぞれの趣向に合った販売サイトを見つけてもらうことです。
  • 医学系の電子書籍を販売していないサイトは除外しています。
  • 詳細につきましては、各販売サイトを参照してください。
  • 情報は2021年9月15日時点のものです。
  • 医学系書籍についての比較です。それ以外の分野の書籍については、以下に示す情報が当てはまらない可能性があります。
  • 電子書籍販売サイトのアカウントを複数人で共有することは禁止されています。

<比較する販売サイト>
今回比較するものは、以下の7サイトです。カッコ内は運営する会社です。
VarsityWave eBooks(株式会社大学生協事業センター)
公式サイト:https://coop-ebook.jp/contents/StaticPage.do?html=index 

(以前のピアサポート通信で紹介した『病気がみえる』シリーズの電子版は、出版社のみが販売しているため、今回の比較からは除外しています)

<比較項目>
  1. 1,PC(Window/Mac)での閲覧の可否
  2. 2,スマホ(Android/iOS)での閲覧の可否
  3. 3,Android端末における、MicroSDへの保存の可否
  4. ⇒書籍のデータをMicroSDに保存できれば、内部ストレージを圧迫しません。
  5. 4,同時利用できる端末数
  6. 5,串刺し検索の可否
    ⇒串刺し検索とは、複数の書籍を検索範囲として語句の検索を行うことです。
  7. 6,リフロー表示の可否
    ⇒リフロー表示とは、閲覧する画面やデバイスに応じて、電子書籍のレイアウトが可変するような表示方法です。『病気がみえる』の電子版がその例です。医学系の書籍は図が多いため、リフロー表示は難しいとされています。
  8. 7,無料体験の可否
    ⇒無料体験ができれば、電子書籍の使い勝手を確かめてから購入できるので安心です。
  9. 8,紙書籍定価と比較した販売価格
    ⇒セール等で価格の変動があるので、参考程度にして下さい。

<比較した結果>
以下の表にまとめました。
~凡例~
A:閲覧用アプリと書籍データをデバイスにダウンロードしてから閲覧(=アプリ版)
B:ブラウザで閲覧(閲覧にはネット環境が必要)(=ブラウザ版)

△:商品による
  VarsityWave
eBooks(※1)
M2PLUS Kinoppy 医書.jp メディカルオンライン Knowledge Worker
(eBook)
Kindle
PC閲覧 A B A B AB A A
スマホ閲覧 A A A A A A A
MicroSDへ保存 × × × ×
同時利用端末数 3 3(※2) 5 6(※3) 4(※4) 3(※5) 6
串刺し検索 × ×
リフロー表示 × × × ×
無料体験(※6) (※7)
紙書籍定価との比較 ほぼ同 ほぼ同 ほぼ同 ほぼ同 ほぼ同 ほぼ同 (※8)
 
~注(多くてすみません)~
※1 (VarsityWave)
書籍データをダウンロードして閲覧する形式ですが、ダウンロード可能期間が決まっている書籍もあり、医学書の場合多くは6年間です。従って、購入から6年経過して以降に端末変更を行った場合、新しい端末にダウンロードできない、という事態が発生しうるので注意しましょう。
VarsitWave eBooksの使い方は、以下の逆引きマニュアルも参考になります。
逆引きマニュアル↓
https://sites.google.com/view/vw-ebooks-manual/%E9%80%86%E5%BC%95%E3%81%8D%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB

※2 (M2PLUSの同時利用端末数)
PC(ブラウザ版)1台+Android/iOS端末(アプリ版)2台の計3台

※3 (医書.jpの同時利用端末数)
PC(ブラウザ版)1台+Android/iOS端末(アプリ版)5台の計6台

※4 (メディカルオンラインの同時利用端末数)
PC(ブラウザ版)1台+Android/iOS端末(アプリ版)3台の計4台。

※5 (Knowledge Worker(eBook)の同時利用端末数)
認証可能台数が3台までです。原則、認証解除はできません。また、商品により認証可能台数が異なるものがあります。

※6 (無料体験)
無料体験は原則、会員登録・閲覧アプリのインストール(いずれも無料)を行い、無料の書籍または体験用のサンプルをダウンロードして閲覧する形です。
以下3つの販売サイトには、無料体験が紹介されているので以下に掲載します。 ただし、メディカルオンラインでは会員登録やアプリのインストールは不要で、ブラウザ版のみ体験可です。

※7 (VarsityWaveの無料体験)
『形を変えるオタマジャクシ』という書籍が無料サンプルになっているので、それを0円購入して下さい(支払いはWebMoneyを選択して下さい)。

※8 (Kindleの価格)
紙書籍定価よりも5~10%ほど安いことが多いです。

4, おわりに
今回挙げただけでも7つの販売サイトがあり、それらの仕様にはやはり違いがあります。ご自身に合った販売サイトを見つける上で、少しでもこの通信が参考になれば幸いです。
また、筆者の質問に丁寧に答えて下さった各販売サイトの方々には、この場を借りて深く御礼申し上げます。