Horizons Venturesと共同でスタートアップ・イベント“Techcracker Lab”を開催しました
2024年3月11日(月)、東京医科歯科大学湯島キャンパス鈴木章夫記念講堂にてスタートアップイベント「Techcracker Lab」が日本で初開催され、国内外から700名を超える参加登録があり、当日は会場が満席になったほかYouTube Liveによる参加も多数ありました。
東京医科歯科大学と香港のベンチャーキャピタルHorizons Venturesで共催された日本初のスタートアップイベント「Techcracker Lab」は若い世代の革新と起業家精神を促進することを目的としており、本イベントではゲノム編集技術CRISPR-Cas9の画期的な開発により、2020年にノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏をはじめ、医学生や大学教授から博士号を有する起業家へと転身した5名が、それぞれの成功と失敗、そしてアカデミアとビジネスの交差点についての洞察を提供しました。
CRISPR遺伝子編集技術の発見を含む、これまでの道のりを語ったダウドナ氏の基調講演に続き、Michael Biercuk博士、Andrea Choe博士、Hon Weng Chong博士、Sebastian Himbert博士、Andrew Pelling博士が、説得力のあるプレゼンテーションで聴衆を魅了しました。彼らの研究は、アレルギー性疾患や自己免疫疾患を緩和するために腸回虫から得られた治療用分子を利用することから、幹細胞由来のニューロンをシリコンチップに統合することによる生物学的コンピューティングデバイスの開発まで、幅広い分野に及びました。
講演中は、多くの学生や若手研究者から、失敗を克服するためのアドバイスや、各プレゼンターの研究に関連するアイディアの共有など、幅広いトピックについて130を超える質問や投稿が集まりました。
失敗したときの対処法についての質問には、ダウドナ氏は次のように述べました:
「私にとって、挫折や失敗に対処するための戦略はいくつかあります。まず、私はとても頑固なので本当にやりたいことがあれば、諦めるという選択肢はありません。第二に、私は積極的に良い指導を求めます。そして第三に、休憩を取ることが重要だと思っています。研究とは何か別のことをすることは、しばしば私にとって困難を乗り越える鍵になるのです。」
本イベントは、特に学生や若手研究者など若い世代にはモチベーションや気づきを与える機会となったことは、イベント後の参加者アンケートの結果からも読み取れます。
「全ての講演者の発表から、私自身の研究活動へのヒントをいただき、今後は起業も研究活動の一部として認識しながら取り組みたいと改めて感じました。起業に至った状況やモチベーションは人それぞれであることも知り、起業に対して身構えすぎず、柔軟に状況を見ながら慎重に行うことが重要であると感じました。」
イベント全体の録画は以下のリンクでご覧いただけます:
https://youtu.be/FJdcahk_vJg
スピーカーの詳細についてはこちらをご覧ください:https://www.tmd.ac.jp/news/20240118085255/
東京医科歯科大学と香港のベンチャーキャピタルHorizons Venturesで共催された日本初のスタートアップイベント「Techcracker Lab」は若い世代の革新と起業家精神を促進することを目的としており、本イベントではゲノム編集技術CRISPR-Cas9の画期的な開発により、2020年にノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏をはじめ、医学生や大学教授から博士号を有する起業家へと転身した5名が、それぞれの成功と失敗、そしてアカデミアとビジネスの交差点についての洞察を提供しました。
CRISPR遺伝子編集技術の発見を含む、これまでの道のりを語ったダウドナ氏の基調講演に続き、Michael Biercuk博士、Andrea Choe博士、Hon Weng Chong博士、Sebastian Himbert博士、Andrew Pelling博士が、説得力のあるプレゼンテーションで聴衆を魅了しました。彼らの研究は、アレルギー性疾患や自己免疫疾患を緩和するために腸回虫から得られた治療用分子を利用することから、幹細胞由来のニューロンをシリコンチップに統合することによる生物学的コンピューティングデバイスの開発まで、幅広い分野に及びました。
講演中は、多くの学生や若手研究者から、失敗を克服するためのアドバイスや、各プレゼンターの研究に関連するアイディアの共有など、幅広いトピックについて130を超える質問や投稿が集まりました。
失敗したときの対処法についての質問には、ダウドナ氏は次のように述べました:
「私にとって、挫折や失敗に対処するための戦略はいくつかあります。まず、私はとても頑固なので本当にやりたいことがあれば、諦めるという選択肢はありません。第二に、私は積極的に良い指導を求めます。そして第三に、休憩を取ることが重要だと思っています。研究とは何か別のことをすることは、しばしば私にとって困難を乗り越える鍵になるのです。」
本イベントは、特に学生や若手研究者など若い世代にはモチベーションや気づきを与える機会となったことは、イベント後の参加者アンケートの結果からも読み取れます。
「全ての講演者の発表から、私自身の研究活動へのヒントをいただき、今後は起業も研究活動の一部として認識しながら取り組みたいと改めて感じました。起業に至った状況やモチベーションは人それぞれであることも知り、起業に対して身構えすぎず、柔軟に状況を見ながら慎重に行うことが重要であると感じました。」
イベント全体の録画は以下のリンクでご覧いただけます:
https://youtu.be/FJdcahk_vJg
スピーカーの詳細についてはこちらをご覧ください:https://www.tmd.ac.jp/news/20240118085255/