第21回駿河台国際シンポジウム・第18回生命医科学研究所ネットワーク国際シンポジウム・第2回高深度オミクス医学研究拠点整備事業シンポジウムが開催されました

 設立50周年を迎える東京医科歯科大学難治疾患研究所は、2023年10月5日及び6日に、"Molecular Homeostasis and Intractable Diseases"をテーマとして、3つのシンポジウムを併せて開催しました。国内外から招聘された世界的に著名な講演者に加えて、国立大学附置研究所から選出された研究者による口頭発表(シニア・若手)とポスターセッションが行われ、熱気に包まれた雰囲気のなか、質疑応答も活発に行われました。
 最終日には、Best Oral Presentation Awardとして大阪大学微生物病研究所 河本 新平 博士、Best Poster Awardとして金沢大学がん進展制御研究所 中野 泰博 博士と熊本大学発生医学研究所 渡瀬 成治 博士が選出され、難治疾患研究所長から賞状と副賞が授与されました。
 今回のシンポジウムは対面のみで開催されましたが、参加者170名超という盛会のうちに終えました。

参加者全体写真

仁科 博史 所長による開会挨拶

仁科 博史 所長による開会挨拶の様子

~~2023年10月5日及び6日に開催された3つのシンポジウムについて~~

第21回駿河台国際シンポジウム

 難治疾患研究所が例年主催する国際シンポジウムで、毎年著名な研究者を招聘しています。今回、世界的に著名な業績を挙げておられる3名の先生方にお越しいただきご講演いただきました。
 ●Yasunori Saheki 先生
   (Lee Kong Chian School of Medicine, Nanyang Technological University, Singapore)
 ●Nicholas Barker 先生
  (A*STAR Institute of Molecular and Cell Biology, YLL School of Medicine, NUS)
 ●Shigekazu Nagata 先生
  (Immunology Frontier Research Center, Osaka University)

第21回駿河台国際シンポジウム講演者及び関係者

Yasunori Saheki 先生

Nicholas Barker 先生

Shigekazu Nagata 先生

第18回生命医科学研究所ネットワーク国際シンポジウム※今回当番校

 国内12の生命・医学系附置研究所の取り組み及び研究成果を明確に社会へ発信し、より一層社会への貢献に資することを目的として開催されています。
これまで各々の研究所単独ではなし得なかった新たな学問領域の創造、大規模な産学官連携及び人材養成を可能にする有機的な附置研究間ネットワークを形成する礎となるもので、毎年1回開催され、今年は難治疾患研究所が当番校でした。

左から仁科 博史 所長、河本 新平 博士(大阪大学微生物病研究所)、渡瀬 成治 博士(熊本大学発生医学研究所)、中野 泰博 博士(金沢大学がん進展制御研究所)

ポスターセッションの様子(1)

ポスターセッションの様子(2)

第2回高深度オミクス医学研究拠点整備事業シンポジウム ※今回当番校

 異なる分野で強みを有する国内4拠点(九州大学・徳島大学・熊本大学・本学)が連携し、単一細胞・単一分子レベルの高精度・高分解能のビックデータを取得・統合する「高深度オミクス研究」の実現を目的として事業を行っており、第2回目にあたる同シンポジウムを難治疾患研究所が当番校として開催しました。

第2回高深度オミクス医学研究拠点整備事業シンポジウム講演者及び関係者