生体材料工学研究所がチュラロンコーン大学工学部学生を短期交流学生として受入

IBBセミナー後の集合写真

2023年6月1日から生体材料工学研究所では昨年に引き続き国際交流協定によりチュラロンコーン大学工学部から短期交流学生として11名の学部学生を受け入れています。

本学とチュラロンコーン大学は1991年に歯学部間で学術交流協定を締結して以来、長期にわたり学術交流が継続しており、生体材料工学研究所も2015年に工学部との学術交流を締結して以来、本学教員の派遣と先方の研究者の受入れ、本学学生の派遣や先方の学生の受入れを毎年実施してきたほか、年に1回ジョイントシンポジウムを開催し、交流を深めてきました。

オリエンテーションの様子

オリエンテーションで説明する玉村 啓和教授


6月1日に玉村 啓和 教授(メディシナルケミストリー分野)によるオリエンテーションが行われた後、学生たちは研究所の8分野(無機生体材料学分野、有機生体材料学分野、物質医工学分野、診断治療システム医工学分野、精密医工学分野、情報医工学分野、センサ医工学分野、メディシナルケミストリー分野)に分かれ、指導教員の先生方による指導を受け、研修に励んでいます。

小早川 拓也 助教(メディシナルケミストリー)からの指導を受ける学生

横井 太史 准教授(無機生体材料学分野)からの指導を受ける学生


7月14日にはチュラロンコーン大学の指導教員であるAsst. Prof. Charusluk Viphavakitが生体材料工学研究所を訪れ、研究所の9研究分野(無機生体材料学分野、有機生体材料学分野、物質医工学分野、診断治療システム医工学分野、精密医工学分野、情報医工学分野、センサ医工学分野、メディシナルケミストリー分野、薬化学分野)の各研究室を見学しました。

左から玉村 啓和教授、Asst. Prof. Charusluk Viphavakit、影近 弘之 所長

物質医工学分野 岸田 晶夫 教授の説明


各研究室見学後には、11名の学生による成果発表会が行われ、各研究室でこれまでに実施してきた研究内容をまとめ、生体材料工学研究所の指導教員およびAsst. Prof. Charusluk Viphavakitの前で発表しました。

成果発表会で発表するチュラロンコーン大学学生(1)

成果発表会で発表するチュラロンコーン大学学生(2)

成果発表会の様子(1)

成果発表会の様子(2

成果発表会後の集合写真


その後、Asst. Prof. Charusluk Viphavakitにより「Optical fiber sensor for non-invasive disease screening」をテーマに第253回IBBセミナーが実施され、参加した教員および学生との活発な意見交換が行われました。

IBBセミナーで講演するAsst. Prof. Charusluk Viphavakit

IBBセミナーの様子


研修は7月31日までを予定しており、学生たちは各研究室の最先端工学技術の習得し、今回の留学経験を通じて国際感覚を養い、自身の進学や就職などの将来の国際的活動へのモチベーションアップにつなげていくことが期待されます。

生体材料工学研究所は、今後、チュラロンコーン大学工学部との学術交流を通じて、研究者交流、学生交流、共同研究等を推進し、双方の発展に繋がることを目指していきます。
 

メディシナルケミストリー分野 小早川 拓也 助教の説明

診断医療システム医工学分野 梶 弘和 教授たちとの意見交換の様子

診断医療システム医工学分野 梨本 裕司 准教授の説明

診断医療システム医工学分野 堀 武志 助教の説明

関連リンク

生体材料工学研究所
https://www.tmd.ac.jp/ibb/

チュラロンコーン大学工学部
http://www.ise.eng.chula.ac.th/