中山 敬一 特別栄誉教授(制がんストラテジー研究室)が高等研究院に着任しました

(左から)田中雄二郎学長、中山敬一特別栄誉教授、古川哲史理事(研究・改革担当)

2023年4月1日付で中山 敬一 特別栄誉教授が本学高等研究院に着任しました。着任にあたり、「制がんストラテジー研究室」が新設され、4月21日に辞令交付式が執り行われました。

中山特別栄誉教授は、分子生物学分野において、細胞周期制御因子が哺乳類個体における機能の解明に尽力し、世界で初めて細胞周期を負に制御するCDKインヒビターの欠失が腫瘍発生につながることを証明するなど、がんや自閉症をはじめとする多くのヒト疾患との関わりを明らかにすると共に、次世代プロテオミクス技術の開発にも大きな業績をあげています。

中山特別栄誉教授の着任によって、今後本学におけるより一層の研究促進が期待されます。

中山特別栄誉教授 略歴・受賞歴

略歴
1986年 東京医科歯科大学医学部医学科・卒業
1990年 順天堂大学大学院医学研究科・卒業(医学博士)
1990年 理化学研究所・フロンティア研究員
1990年 ワシントン大学医学部・ポストドクトラルフェロー
1992年 ワシントン大学ハワードヒューズ医学研究所・博士研究員
1995年 日本ロシュ研究所生物学部・主幹研究員
1996年 九州大学生体防御医学研究所細胞学部門・教授
2023年 東京医科歯科大学高等研究院制がんストラテジー研究室・特別栄誉教授

受賞    
1991年 東京医科歯科大学研究奨励賞
2005年 日本学術振興会賞
2007年 JCA-Mauvernay Award
2011年 井上学術賞
2018年 小林がん学術賞
2018年 安田医学賞
2021年 紫綬褒章
2022年 持田記念学術賞

辞令交付の様子

懇談の様子