江戸川区より感謝状が贈呈されました

2022年9月13日(火)、江戸川区より、佐々木吉子教授ら大学院保健衛生学研究科教員が、新型コロナウイルスの感染拡大期にひっ迫する区保健所の業務を支援したことに対して感謝状が贈呈されました。

2021年8月、厚生労働省の視察に同行した佐々木教授は、江戸川保健所を訪れ、新型コロナウイルス業務でひっ迫していた現場を目の当たりにし、自ら何か支援できないかと考え、大学院保健衛生学研究科教員とともに区保健所へ応援を名乗り出ました。後日、さっそく保健所の応援に入った佐々木教授ら教員は、リスクの高い療養者が自宅で重症化しないように毎日電話で健康観察をしたほか、区内医療機関の医師らによる健康観察の業務を軌道に乗せました。また、療養のストレスと思われる患者からのクレームにも率先して対応し、区職員の負担軽減に努めました。保健所への応援は第5波から第7波までの114日間に、延べ128名の教員らが交代で担当しました。教員らは災害看護の経験を生かし、メンバーの誰もが常に同じ状態で業務にあたれるよう、クラウド化した引継書を独自に作成しました。毎日現場で更新される手順などの情報を常に共有し、区職員の負担にならないように努めました。感染が落ち着いた際には、区保健師とリモートで振り返りを行い、業務の効率化などを提案しました。

贈呈式では、斉藤猛江戸川区長から田中雄二郎学長へ感謝状が手渡されたほか、区が今年1月に開設した「保健所サテライト」の業務見学や意見交換会が行われました。

左から森田久美子教育教授、佐々木吉子教授、田中雄二郎学長、斉藤猛区長、福井小紀子研究科長、今津陽子准教授

斉藤区長(写真右)から感謝状を受け取った田中学長(写真左)

業務見学で説明を受ける田中学長

意見交換会の様子