2023年度クリニシャン・サイエンティスト養成支援制度採用決定通知書交付式を行いました

 2023年9月20日(水)にМ&Dタワー26階特別会議室にて2023年度クリニシャン・サイエンティスト養成支援制度採用決定通知書交付式が行われ、クリニシャン・サイエンティストとして採用された4名の大学院生へ古川哲史理事(研究・改革担当)より採用決定通知書が交付されました。本学は2021年度より文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」及び、科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択され、それぞれ「TMDU卓越大学院生制度(Ⅰ)(Ⅱ)」として優秀な大学院博士後期課程学生を対象にTMDU卓越大学院生として選考し、挑戦的・融合的な研究に専念できる研究環境と多様なキャリアパス形成に向けた支援を提供しています。2022年度からはTMDU卓越大学院生のなかから将来クリニシャン・サイエンティスト(CS)を目指す優秀な大学院生を選出し、「職業としての大学院」をコンセプトに年額250万円の研究専念支援金と、授業料相当額を追加して支援する本学独自のクリニシャン・サイエンティスト(CS)養成支援制度を開始しました。本学は今後、「トータル・ヘルスケア」の実現に向け、臨床の視点に立ち、基礎研究を実践するクリニシャン・サイエンティストを養成し、クリニシャン・サイエンティストとして独り立ちできるよう支援します。

古川理事及びCS採択学生4名及び分野長等4名
手前右から伊藤絢乃さん、清水梓さん、古川理事(研究・改革担当)、稲場志築さん、原雄一郎さん
2列目右から緒方泰子教授(看護管理・高齢社会分野)、水谷幸嗣講師(歯周病学分野)、上阪直史教授(認知神経生物学分野)、武内寛明教授(ハイリスク感染症研究マネジメント学分野)

代表者挨拶(伊藤絢乃さんより)

代表してご挨拶申し上げます、保健衛生学研究科 看護管理・高齢社会看護学分野 伊藤絢乃と申します。

この度、私たち4名は、2023年度クリニシャンサイエンティスト養成支援制度に採用していただきました。私たち大学院生が安心して研究に専念できるようご支援くださり、心より感謝申し上げます。
また、この場をお借りして、日々の私の研究活動を支えてくださる看護管理・高齢社会護学分野 緒方泰子先生、佐々木美樹先生、湯本淑江先生にも厚く御礼申し上げます。

クリニシャンサイエンティストとは、臨床の視点に立って基礎研究を実践する者を指します。私は、新しいエビデンスが臨床現場に組み込まれ、実践からまた新たなエビデンスが生み出される場面を幾度となく目の当たりにしてきました。臨床とアカデミアの両方の観点からなされる研究は、患者さんに有用な研究成果をもたらすと確信しております。

現在、私は、看護管理学分野の基礎的な研究に着手しております。在学中は、若手研究者ならではの自由で創造性のある研究に大胆に挑戦し、アカデミアから臨床のベッドサイドケアにまで貢献できるような研究に積極的に取り組んでまいります。

私たちは研究者としてのキャリアを歩み始めたばかりで、まだまだ未熟でありますが、将来は、日本の医歯学・保健衛生学分野を牽引し、国際的にも活躍できるようなクリニシャンサイエンティストへ成長できるよう努力してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。


令和5年9月20日
東京医科歯科大学 保健衛生学研究科 看護管理・高齢社会看護学 伊藤絢乃
 
2023年度クリニシャン・サイエンティスト養成支援制度採用決定通知書交付式
1.日時 2023年9月20日(水) 17:00~17:30
2.場所 М&Dタワー26階 特別会議室
3.出席者 9名
   古川理事、指導教員4名、CS採択学生4名
4.次第
 〇16:45 開場
 〇17:00 開会
   ①採用決定通知書授与(CS採択者4名に授与)
   ②古川研究・改革担当理事挨拶
   ③代表者挨拶(看護管理・高齢社会看護学分野 伊藤絢乃)
         ④意見交換会
 〇17:30 閉会
 〇17:35~ 記念撮影(集合写真)