令和3年度 東京都女性活躍推進大賞を受賞

令和3年度 東京都女性活躍推進大賞を受賞

国立大学法人 東京医科歯科大学の女性活躍のための取組

~女性上位職登用制度の創設、独自の両立支援制度の構築、教職員のキャリア継続支援へ~

 国立大学法人東京医科歯科大学(学長:田中雄二郎、所在地:東京都文京区)は2022年1月21日(金)、令和3年度東京都女性活躍推進大賞〔教育分野〕を受賞しました。

 「東京都女性活躍推進大賞」は、全ての女性が意欲と能力に応じて、多様な生き方が選択できる社会の実現に向けて、女性の活躍推進に取り組む企業や団体及び個人に贈呈されます。本学は「事業者部門/地域部門」の2部門のうち、事業者部門の〔産業/医療・福祉/教育の3分野〕の〔教育分野〕において受賞し、以下の東京都ホームページにおいて事業概要等が紹介されています。

(掲載ホームページ)
https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/danjo/jokatsu/taisho.html
※掲載資料の中の「男女平等参画」表記について:本学では「男女共同参画」と記載する。

〔令和3年度女性上位職登用記念式典〕

受賞理由(取組内容)

【トップ主導の取組推進・意識醸成】
・学長によるダイバーシティ&インクルージョン推進宣言の表明により、女性上位職登用制度の創設を初めとする男女共同参画の取組や意識醸成を促進
【就業継続・研究活動支援】
・子供の一時保育等の援助を必要とする教職員と援助を行いたい地域住民のマッチングを行う独自の「地域ファミリーサポートシステム」を構築し、医学的知見を活かした「安全対策チェックシート」を整備しコロナ禍も活動を継続
・キャリアアップを目指しながら出産・育児、介護や健康上の理由で継続が困難な女性研究者支援のため研究支援員を配備
【学外への波及活動】
・女性研究員の研究の実用化を促進するため、産学連携の共同研究を支援

◆上記の取組による効果として、女性研究者の離職率は、2014年度から2020年度にかけて3.1%減少、女性研究者比率は23.0%(2014年度)から27.5%(2021年度)へと増加し、科学研究費補助金採択件数の女性率においても上位40機関中1~3位を維持(2014年度以降)しています。
◆また、ファミリーサポートシステムは教職員の就業継続支援のほか、地域住民の育児能力向上にも寄与しています。
◆東京医科歯科大学は、現行まで取り組んできた事業をさらに推進し、育成やサポート、キャリア形成をより充実させることで、次世代を担う若手の女性研究者や女性事務職員、女子学生へ「医科歯科モデル」として展開し、前向きなマインドを醸成させることで、この先もっと、より大きく羽ばたく女性活躍へ繋げていきます。
 

受賞コメント

◆ 田中 雄二郎 学長 
 この度の東京都が取り組む「東京都女性活躍推進大賞」にて大賞をいただき、誠にありがとうございます。 本学の取り組みが多くの方々に認められたということを大変喜ばしく感じております。
 受賞した本学の取り組みはまだ道半ばであり、今後も改善を行い、新たに挑戦し、充実を図っていくことで更により良い取り組みへと発展させるよう努め、東京都初の女性都知事である小池都知事を倣って、将来の学長となる人物を育てたいと思っています。
 本学の女性活躍の取り組みに果敢にチャレンジしていただいた多くの先生方、それを支援し応援くださった先生方、そして、これまで長きに渡りダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを推進し、尽力いただいた職員の方々に深く感謝申し上げます。 
◆ 宮﨑 泰成 学生支援・保健管理機構長 
 2008年度文部科学省「女性研究者支援モデル育成事業」採択以降、研究支援(共同研究・研究支援員・在宅研究)、保育支援(学内保育所・ファミリーサポート)、キャリア支援により支援基盤を整備した結果、科研費採択件数女性率は1~3位で推移、特許出願・登録数の増加などの成果を残しています。
 さらなる女性活躍推進のためポシティブアクションとして女性上位職登用制度を創設し、男女共同参画への関心や意識が一層高まっている中、このように評価をいただき大変嬉しく思います。本受賞を励みとして、さらにダイバーシティ及び男女共同参画の環境を整え、女性研究者の活躍推進に努めてまいります。
【関連ホームページ】 
●女性上位職登用制度登用者(キャリアアップ教員)のご紹介を下記HPで公開しています。 
My Career Story ~未来のグローバル女性リーダーを目指して~ 
●本学の男女共同参画・ダイバーシティ推進に関する取組を下記HPでご覧いただけます。 
男女協働参画支援室/保育支援室 

【本件担当】 
東京医科歯科大学 
学生支援・保健管理機構 
学生・女性支援センター 
男女協働参画支援室/保育支援室 
E-mail: info.ang@tmd.ac.jp