再生医療実現拠点ネットワークプログラム「疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)」および「技術開発個別課題」における本学での採択結果のお知らせ

再生医療実現拠点ネットワークプログラム「疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)」および「技術開発個別課題」における本学での採択結果のお知らせ

疾患・組織別実用化研究拠点(拠点B)

拠点名: 培養腸上皮幹細胞を用いた炎症性腸疾患に対する粘膜再生治療の開発拠点
代表機関:東京医科歯科大学
拠点長: 大学院歯学総合研究科 教授 渡辺 守

概要

本拠点では我が国で患者数が急増し難治化の一途を辿る腸管難病である炎症性疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)に対し、我が国の研究者が独自に開発し、世界の研究を牽引している腸上皮幹細胞培養技術、損傷腸管粘膜に対するる腸上皮幹細胞の移植技術、並びに消化管内視鏡による診断・治療技術、を統合した世界初の内視鏡的移植による腸上皮再生治療の開発を目的とする(実施内容についてはJSTと調整)。

技術開発個別課題

課題名:  iPS細胞・体性幹細胞由来再生医療製剤の新規品質評価技術法の開発
代表機関: 東京医科歯科大学
代表研究者:大学院発生発達病態学分野 准教授 森尾 友宏

概要

本課題では、iPS細胞・体性幹細胞由来再⽣医療製剤の次世代品質保証技術として、経済的で高精度な、迅速性・汎用性・拡張性のある「体系的迅速微⽣物検出系」及び「遺伝的安定性検証系」を開発する。微⽣物検出系では重要なウイルスや欧⽶局⽅掲載マイコプラズマ種を網羅するPCR系を⽴ち上げると共に、細菌・真菌では最終製品調製当⽇に判定可能な検査系を開発する。最終的には全微生物種を1プラットフォームで測定する系としてキット化する。遺伝的安定性検証系では、iPS由来分化細胞を用いて、少数細胞での遺伝子変異の蓄積や遺伝子欠失・修飾を検出する先端的計測系を開発する(実施内容についてはJSTと調整)。