記者懇談会(平成29年度第4回)「再生医学から創生医学」を開催しました
医科歯科大の活動を新聞・テレビ・雑誌などのメディアに関わる方々に身近に知っていただく機会として、記者懇談会を広報部主催で定期的に開催しています。
今年度第4回目となる本会を1月25日(木)に、湯島キャンパスM&Dタワー26Fファカルティラウンジにて行い、多数のメディア関係者と、多くの本学関係者が参加しました。
前半は吉澤学長の挨拶に続いて、本学の新たな研究戦略について 「再生医学から創生医学」 というテーマで本学 産学官連携・研究展開担当 渡邉 守理事と臓器構築ユニット教授(2月1日就任) 武部 貴則氏 が講演を行いました。
講演では、まず渡邉理事が、戦略的な全学的研究体制の構築の概略について、
1)今年度創設した、統合研究機構のもとに、「研究戦略会議」を設置したことにより、IRに基づいた全学的な観点から、大学全体の研究戦略を策定するとともに、全学的研究を先導していること。
2)本学の研究戦略に沿った特定の重点研究領域を推進するため、統合研究機構 先端医歯工学創成研究部門内に「創生医学コンソーシアム」を設置したところであり、本コンソーシアムにおいて、「再生医学(Regeneration)」からさらに歩を進めた「創生医学(Neogenesis)」とその発展領域に関する研究力強化を図っていること。
などの説明がありました。
引き続き、武部教授が、「創成医学コンソーシアム」の1部門である「臓器構築ユニット」について「臓器創成への挑戦」と題して講演を行いました。講演は、武部教授が研究を始めたきっかけから始まり、臓器移植の現状へ、そして最新研究の「ヒトiPS細胞」のもつ可能性について説明がありました。将来的には、「ヒトiPS細胞」を使用することで、臓器移植費用の抑制と治療効果の向上を目指すことについて言及がありました。
メディア関係者からの活発な質問や取材を直接受けたり名刺交換をしたりするなど情報交換会を行い、軽食をとりながら本学関係者と交流を深めました。
世界で初めてiPS細胞を用いた臨床研究による移植手術が行われたのは、平成26年9月でした。その後3年4ヶ月ほどの間、成果について関心が高まっており、有効な治療法のなかった疾患に対して実際に治療ができるようになるかなど、再生医療は世間からの期待が大きい分野となりました。今回の講演内容は、再生医療のその先にある「臓器創成」という今後の医療の進歩における期待を一層高める内容でありました。
予定時刻を超えるほどの質疑応答や囲み取材があったことから、本学の取り組みに社会の関心が高まっていることを実感できました。
今後も東京医科歯科大学の活動を幅広く社会にPRし、健康長寿社会実現のための世界的拠点形成と医学・歯学のグローバル人材を育成することで、我が国のみならず世界の人々の健康と社会の福祉に貢献することを目指して参りたいと思います。
今年度第4回目となる本会を1月25日(木)に、湯島キャンパスM&Dタワー26Fファカルティラウンジにて行い、多数のメディア関係者と、多くの本学関係者が参加しました。
前半は吉澤学長の挨拶に続いて、本学の新たな研究戦略について 「再生医学から創生医学」 というテーマで本学 産学官連携・研究展開担当 渡邉 守理事と臓器構築ユニット教授(2月1日就任) 武部 貴則氏 が講演を行いました。
講演では、まず渡邉理事が、戦略的な全学的研究体制の構築の概略について、
1)今年度創設した、統合研究機構のもとに、「研究戦略会議」を設置したことにより、IRに基づいた全学的な観点から、大学全体の研究戦略を策定するとともに、全学的研究を先導していること。
2)本学の研究戦略に沿った特定の重点研究領域を推進するため、統合研究機構 先端医歯工学創成研究部門内に「創生医学コンソーシアム」を設置したところであり、本コンソーシアムにおいて、「再生医学(Regeneration)」からさらに歩を進めた「創生医学(Neogenesis)」とその発展領域に関する研究力強化を図っていること。
などの説明がありました。
引き続き、武部教授が、「創成医学コンソーシアム」の1部門である「臓器構築ユニット」について「臓器創成への挑戦」と題して講演を行いました。講演は、武部教授が研究を始めたきっかけから始まり、臓器移植の現状へ、そして最新研究の「ヒトiPS細胞」のもつ可能性について説明がありました。将来的には、「ヒトiPS細胞」を使用することで、臓器移植費用の抑制と治療効果の向上を目指すことについて言及がありました。
メディア関係者からの活発な質問や取材を直接受けたり名刺交換をしたりするなど情報交換会を行い、軽食をとりながら本学関係者と交流を深めました。
世界で初めてiPS細胞を用いた臨床研究による移植手術が行われたのは、平成26年9月でした。その後3年4ヶ月ほどの間、成果について関心が高まっており、有効な治療法のなかった疾患に対して実際に治療ができるようになるかなど、再生医療は世間からの期待が大きい分野となりました。今回の講演内容は、再生医療のその先にある「臓器創成」という今後の医療の進歩における期待を一層高める内容でありました。
予定時刻を超えるほどの質疑応答や囲み取材があったことから、本学の取り組みに社会の関心が高まっていることを実感できました。
今後も東京医科歯科大学の活動を幅広く社会にPRし、健康長寿社会実現のための世界的拠点形成と医学・歯学のグローバル人材を育成することで、我が国のみならず世界の人々の健康と社会の福祉に貢献することを目指して参りたいと思います。