部長あいさつ

部長あいさつ

 東京医科歯科大学病院 歯科衛生保健部職員は、当院の理念「世界最高水準のトータル・ヘルスケアを提供し、人々の幸福に貢献する」に基づき、患者さん中心の全人的医療を提供し、口腔保健の立場から患者さんの生活の質(Quality of life)の向上に寄与するため、一人ひとりの状態にあった口腔健康管理を目指しています。

 歯科衛生保健部は2009年4月、それまでの歯科衛生士室から、「歯科衛生保健部」として新たにスタートしました。現在、部長以下35名の歯科衛生士で構成され、歯科の専門職種として活動をしています。 お口の病気の予防と、口腔機能と健康の維持増進をはかる「口腔健康管理科」では、歯科衛生士が主体となり、口腔健康管理の専門家として、患者さんの口腔への関心を高め、生涯健口かつ健康に生活できるように支援しています。 また、21の診療科・専門外来を担当し、歯科医師をはじめ多職種と連携し、歯科診療がスムーズに行われるようにサポートしています。

 歯科衛生保健部では、一人ひとりの歯科衛生士が、社会における歯科衛生士の役割を考え、深い学問的な知識と技術の向上を追及し、豊かな人間性をもって人に関われる歯科衛生士を目指しています。これからの社会で求められる、高い実践力を有した歯科衛生士の育成を目指し、専門職として歯科衛生士の仕事に誇り持って従事できるよう努めています。

歯科衛生士教育・キャリア支援体制
 歯科衛生保健部では、新規採用の歯科衛生士に対してプリセプター制度を導入した新人教育を始めとした、入職年数に応じたキャリア研修会を開催し、積極的にキャリア支援を行っています。また、育児休業等の取得後に臨床に戻りやすいように支援するための復職研修や、歯科衛生保健部職員の資質の向上を目指して、毎年テーマを決めて部内研修を行っています。学内のWebClassを活用して当日参加できない場合も後日「自主学習」ができるシステムを構築し、出産や育児、介護など様々なライフステージの歯科衛生士職員が専門職種としての成長が続けられるように取り組んでいます。

東京医科歯科大学病院
歯科衛生保健部長
足達淑子