がん薬物療法調整ユニット

がん薬物療法調整ユニット

ユニット長 ごあいさつ

 
がん薬物療法調整ユニットは、当院での安全で効果的ながん診療を支える基盤ユニットの一つで、
レジメン審査委員会、外来化学療法・注射センター、がん薬物療法相談チームで構成されています。
昨今飛躍的な進歩を見せる新規がん治療薬と新規治療の臨床現場への導入のため、
レジメン審査委員会では豊富な専門知識を持つ医師、看護師、薬剤師、臨床栄養士、事務で構成された
メンバーにより厳密な審査、治療レジメン管理と運営体制の整備調整が行われています。
外来患者さんの治療の場である外来化学療法・注射センターでは、適切な安全管理下での治療実施に加えて
看護師・臨床栄養士による患者への副作用マネジメントの指導や教育も行なわれています。
さらに入院でのがん薬物療法中のトラブルについては副作用対策に精通したがん薬物療法相談チームが
迅速に対応し、解決するよう心がけています。
                              がん薬物療法調整ユニット長 末永光邦

レジメン審査委員会

当委員会はレジメン審査だけでなく、当院におけるがん薬物療法について様々な検討や提案を行い、
当院のがん薬物療法の基盤整備の中核となっています。
がん薬物療法を実施している各診療科から選出された専門知識を持つ医師と看護師、薬剤師、臨床栄養士、事務で構成されています。

当院で使用する治療レジメンは、月一回開催する当委員会で審査・承認されています。
緊急性がある場合に対応する迅速審査のシステムもあります。
 

外来化学療法・注射センター

外来がん薬物療法における注射製剤の投与は、当センターで行われます。治療ベッドは8床、リクライニングシートは17台あり、
医師1名と看護師約10名、薬剤師2名で、1日平均約44名の治療を実施しています。看護師による副作用の確認と対策指導や、
臨床栄養士による栄養指導も行っています。安全で確実な治療の実施とともに、患者さんの不安や悩みにも対応することを心がけています。

がん薬物療法相談チーム

入院でのがん薬物療法における様々な問題点(副作用対策、安全対策など)に対処するために開設されたチームです。
がん薬物療法の専門知識を有する医師3名と看護師1名、薬剤師1名で構成され、各病棟の回診も週1回行っています。

有害事象(副作用)に対する病院全体での取り組み

がん薬物療法では専門医の診察を必要とする副作用が生じることがあります。当院では、副作用リスクの高い薬剤については
副作用の専門診療科とともに適切に対応するシステムを構築し、マニュアルを作成しています。
(例:免疫関連有害事象査対応マニュアル、過敏反応対応マニュアル、血管漏出対応マニュアルなど)

問い合わせ先

がん先端治療部事務(内線:4886)
E-mail: cancer.adm<a>tmd.ac.jp
(<a>は@に変更してご使用ください)