リンパ芽球の樹立
バイオリソース支援室では、末梢血由来 B細胞株化を受託しています
本支援室では、末梢血由来リンパ球(B細胞)に EBウイルスを感染させることで不死化し、リンパ芽球セルラインを樹立します。このことにより、バイオリソースとして長期間維持保存して利用することが可能となります。
リンパ球トランスフォームに使用する EBウイルス液は定期的な汚染検査を実施しており、マイコプラズマフリーであることを確認しています。また、最近の樹立成功率は、免疫抑制剤(Cyclosporin A)の使用により90%以上を維持しています。なお、樹立成立までには2~3カ月を要することをご承知おき下さい。
本支援室では、末梢血由来リンパ球(B細胞)に EBウイルスを感染させることで不死化し、リンパ芽球セルラインを樹立します。このことにより、バイオリソースとして長期間維持保存して利用することが可能となります。
リンパ球トランスフォームに使用する EBウイルス液は定期的な汚染検査を実施しており、マイコプラズマフリーであることを確認しています。また、最近の樹立成功率は、免疫抑制剤(Cyclosporin A)の使用により90%以上を維持しています。なお、樹立成立までには2~3カ月を要することをご承知おき下さい。
〇申込受付 : 初めて申し込まれる方は、事前にメールでお問合せ下さい。
書類提出後の審査を経て、受託となります。
〇検体受付 : 検体は、通常のヘパリン採血で、末梢血 3ml 程度を必要とします。
採血管に特に指定はございません。
検体受付時間:9:00-14:00
〇利用料
<本学Ⅰ> 3,300円/1検体
<本学Ⅱ> 6,600円/1検体
<外部> 9,000円/1検体
※ 末梢血の受託時の状態や性質により、リンパ芽球セルラインが樹立できない場合もありますが、その際にも利用料が発生しますので、予めご了承ください。
備考
本学Ⅰとは、難治疾患研究所をいう。
本学Ⅱとは、難治疾患研究所以外の本学教育研究分野等をいう。
樹立成立後は、通常フラスコ(4本)でのお渡しになりますが、必要に応じて細胞株の凍結サービスもご利用下さい。
・樹立細胞について、細胞凍結保存液と混合して凍結保存管4本を作成します。
(本学Ⅰ:2,200円/1検体(4本)、本学Ⅱ:3,300円/1検体(4本))
書類提出後の審査を経て、受託となります。
〇検体受付 : 検体は、通常のヘパリン採血で、末梢血 3ml 程度を必要とします。
採血管に特に指定はございません。
検体受付時間:9:00-14:00
〇利用料
<本学Ⅰ> 3,300円/1検体
<本学Ⅱ> 6,600円/1検体
<外部> 9,000円/1検体
※ 末梢血の受託時の状態や性質により、リンパ芽球セルラインが樹立できない場合もありますが、その際にも利用料が発生しますので、予めご了承ください。
備考
本学Ⅰとは、難治疾患研究所をいう。
本学Ⅱとは、難治疾患研究所以外の本学教育研究分野等をいう。
樹立成立後は、通常フラスコ(4本)でのお渡しになりますが、必要に応じて細胞株の凍結サービスもご利用下さい。
・樹立細胞について、細胞凍結保存液と混合して凍結保存管4本を作成します。
(本学Ⅰ:2,200円/1検体(4本)、本学Ⅱ:3,300円/1検体(4本))
必要書類
- 1. 細胞株樹立依頼書
- 2. 細胞株樹立に伴う申告書
3.「リンパ芽球細胞株樹立の説明文書および同意書」の写し
※試料提供者氏名等にマスクをお願いしております。
※説明文書に関しては、同一研究の場合、初回のみのご提出となります。
4.「当該研究実施計画書およびその倫理審査承認書」の写し
※リンパ芽球株化同意を確認できるものをお願いします。
※遺伝子解析実施の場合は、これを確認できるものをお願いします。
※同一研究の場合、初回のみのご提出となります。
※※外部からご依頼の場合は、上記とは別書類となりますので、別途お問い合わせください。
※試料提供者氏名等にマスクをお願いしております。
※説明文書に関しては、同一研究の場合、初回のみのご提出となります。
4.「当該研究実施計画書およびその倫理審査承認書」の写し
※リンパ芽球株化同意を確認できるものをお願いします。
※遺伝子解析実施の場合は、これを確認できるものをお願いします。
※同一研究の場合、初回のみのご提出となります。
※※外部からご依頼の場合は、上記とは別書類となりますので、別途お問い合わせください。
LCL (Lymphoblastoid cell line) 取り扱いに関する注意事項
必ずお読みください!
LCL は、in vitro でヒトB細胞に EBウイルス (Epstein-Barr Virus) を感染させて不死化した細胞株です。多くの場合、LCL に感染している EBウイルスは潜伏感染状態となり感染性を持つウイルス粒子を産生しませんが、まれにウイルス粒子を産生する場合があります。
EBウイルスは殆どの成人が既感染であり、抗体陽性の状態で終生ウイルスを保持し続けます。したがって、EBウイルスの危険性はそれほど高くはありませんが、BSL-2 (バイオセーフティーレベル‐2) に分類されるウイルスでもあり、LCL や培養に用いた培地を廃棄する際には、滅菌操作を行うことが必要です。 高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ)の使用が確実ですが、培地をこぼした際の消毒などには次亜塩素酸ソーダ(ハイターなど)の使用を推奨いたします。
LCL は、in vitro でヒトB細胞に EBウイルス (Epstein-Barr Virus) を感染させて不死化した細胞株です。多くの場合、LCL に感染している EBウイルスは潜伏感染状態となり感染性を持つウイルス粒子を産生しませんが、まれにウイルス粒子を産生する場合があります。
EBウイルスは殆どの成人が既感染であり、抗体陽性の状態で終生ウイルスを保持し続けます。したがって、EBウイルスの危険性はそれほど高くはありませんが、BSL-2 (バイオセーフティーレベル‐2) に分類されるウイルスでもあり、LCL や培養に用いた培地を廃棄する際には、滅菌操作を行うことが必要です。 高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ)の使用が確実ですが、培地をこぼした際の消毒などには次亜塩素酸ソーダ(ハイターなど)の使用を推奨いたします。