研究内容/業績

研究内容/業績

トピック ー先端研究紹介ー

大学等の「知」が社会で活用される日本型イノベーション・エコシステムの確立を目指す Innovation design platform (Idp) GAPファンドに採択

ー生活習慣病予見のための幸福度パラメータ群の特定ー
口腔科学研究の一環として、口の健康と全身健康とを結びつけるために、心と体との関連に着目し、幸福度を新たな切り口にして唾液中の代謝産物や口腔内細菌叢の多様性と癌マーカーとの関連を明らかにするプロジェクト

プレスリリース ~ 骨芽細胞のRANKL が骨形成を促進する創薬標的になることを発見 ~

東京大学病院薬剤部はじめ5大学による共同研究により、骨芽細胞に発現するRANKLは、骨形成を促進するための創薬標的になり得ることが明らかとなり、骨粗鬆症新規治療薬の開発だけでなく、歯科分野においても必要な骨を供給する新規骨量増量法に繋がるものと期待されます。本研究成果は、日本時間2018年9月6日にNature にてオンライン発表されました。

プレスリリース ~ 実験的に咬合障害を生じさせた幼年期マウスではストレスホルモンの上昇と全身の骨の骨量減少が起きている ~

咬合機能矯正学分野の小野卓史教授、清水康広非常勤講師と当分野(口腔基礎工学分野)の青木和広教授らの研究グループは、幼年期マウス咬合異常モデルを作製し、咬み合わせの異常が全身骨格の骨量減少を引き起こす可能性を発見しました。この研究成果は、国際科学誌Scientific Reports に、2017年1月9日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表されています。

研究情報:相同モデル理論と機械学習を用いた歯型彫刻の客観的評価法の開発

「研究課題名:相同モデル理論と機械学習を用いた歯型彫刻の客観的評価法の開発」 の研究について
研究責任者:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔基礎工学分野・准教授・大木明子
承認番号: 第D2021-028番
研究期間: 歯学部倫理審査委員会承認後から2026年3月31日
<研究の概略>
 歯型彫刻は歯の解剖学的特徴の理解を深め、歯冠形態を解剖学的・機能的に回復するための歯科技工の基礎となるものです。学生が彫刻した作品に対して客観的な評価が必要ですが、実際には評価者が主観的評価を行い、同一作品に対しての評価者間の評価や、同じ評価者でも繰り返し評価すると評価が安定しない点が問題とされています。そのため実習の評価に対して学生の彫刻にうまくフィードバックできず、学生個々の彫刻技術の改善に苦慮してきました。本研究では、客観的な評価法を開発するために、彫刻作品をスキャンしてデータを作り、コンピューター上で基準との形の差を検討し、人工知能を用いて形状データを入力すると自動的に事前に決められた評価を行う方法を検討します。
 なお、本研究は歯学部倫理審査委員会の承認を受け、歯学部長の許可を得て実施します。