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頻脈性不整脈

上室頻拍

心房頻拍

心房内に異常な興奮により起こります。
1か所から起こる場合、心房の中を大きく旋回して起こる場合があります。治療は異常興奮の部位を焼灼するか、旋回する回路の一部に対して焼灼を行います。

WPW 症候群

刺激伝導系以外に生まれつき心房と心室の間にケント束と呼ばれる伝導路を介して、刺激伝導系で心室に伝わった興奮が、ケント束を心室から心房に戻り、この回路を旋回し続けて頻拍が起こります。治療はケント束を焼灼、離断します。

房室結節エントリー性頻拍

房室結節とその付近の部分に伝導速度が異なる2つの経路が存在する場合があり、この2つの経路を旋回し続けて頻拍が起こります。治療は2つの経路の内の1つを焼灼します。

心房細動/心房粗動

心房細動

心房内に不規則な興奮が多発し、心房が痙攣を起こした状態の不整脈で、年齢と共に発症しやすくなり、近年増加傾向にあります。心房内の血流の停滞により血栓が形成され、脳梗塞などの血栓塞栓症を引き起こし、また頻拍と心機能の低下による心不全の原因にもなります。発症当初は、起こっても短時間だけしか続かず自然に停止しますが(「発作性心房細動」)、時間を経て徐々に、長時間持続してしまうようになります(「持続性心房細動」)。以前は薬物療法が主体でしたが、近年は経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテル アブレーション)による治療を行っております。左心房にある肺静脈内からの異常興奮が引き金となることが解明されたことによって、肺静脈からの興奮が左心房へ伝導しないように焼灼します(電気的肺静脈隔離術)。持続性心房細動の場合には追加の治療を必要とする場合があります。

心房粗動

多くは右心房と右心室を隔てる三尖弁の周囲を旋回します。回路の一部分への線状焼灼を行います。

心室頻拍/心室期外収縮

心室内の異常興奮により頻拍が起こります。心臓に不整脈の原因となる他の疾患(心筋梗塞、心筋症など)がない場合(「特発性心室頻拍」)とある場合(「2次性心室頻拍」)があります。

1. 特発性心室頻拍の多くは心室内の異常興奮から起こるため、それに対して焼灼を行います。
 これは心室から異常興奮が散発する心室性期外収縮の治療と同様です。

2. 2次性心室頻拍の場合、障害を受けた心筋の周囲を旋回し心室が頻回に拍動してしまうため、
 旋回路の一部を焼灼します。

心室細動

心室で迅速で無秩序な興奮が生じ、心室が痙攣を起こした状態の不整脈です。最も危険性が高く、突然死の原因となります。植込み型除細動器(ICD)による治療を行います。

心室性不整脈の原因となる疾患
虚血性心疾患(心筋梗塞)、Brugada症候群、QT延長症候群