小児歯科

小児歯科

 本学の小児歯科学分野は、わが国最初の「小児歯科学講座」として1956年に設立されました。それまでの歯科学は齲蝕や歯周病を治療する歯科保存学や、歯並び・咬合わせを治療する歯科矯正学等のように治療の内容によって分類されていましたが、小児や高齢者のように年齢による分類として初めて登場したのが、小児のための歯科学である「小児歯科学」となります。
 当分野の外来では、小児のための歯と口の治療、そして予防、口腔機能発育支援の全ての歯科診療を担っております。つまり、小児が生涯を健康な口腔で過ごすことができるように、歯と口の異常や病気を予防したり、早期に発見して治療し、正常な発育過程をたどれるように誘導するのが小児歯科医の役割です。したがって、歯や口の病気がある小児はもちろんですが、病気が無いうちから受診していただき、私たちスタッフが健康管理をしながら発育過程を見守り、手助けするのが小児歯科の役割です。