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2014年

( 1 ) 分野概要
当分野は脳の高次脳機能をヒト、霊長類、齧歯類を用いて調べている。その手技は機能的MRI、心理実験、電気
生理学的細胞記録法などを用い、局所的な細胞反応がどのようにして知覚現象と関連するか、また広範な脳領域
がどのように連携しあって判断、意思決定、言葉を含む音情報の認知等の高次機能を担っているかを解明しよう
としている。
( 2 ) 研究活動
1. 運動、行動制御に関わる脳機能の解明
運動、行動の発現とその調節にかかわる脳内メカニズムについて、動物とヒトを対象として研究する。
2.知覚、認知に関わる脳機能の解明
視覚と触覚による対象の知覚と認知にかかわる脳内メカニズムについて、動物とヒトを対象として研究する。
3.大脳皮質聴覚野における自然音の処理機構
様々な自然音弁別に際し一次聴覚野と聴覚連合野がどのように情報処理に関わっているのかを動物を用いて研究
する。
( 3 ) 教育活動
1.「神経系の機能I(神経生理学総論、運動機能)」ユニットの講義
感覚、知覚、運動にかかわる末梢、中枢神経系の機能についての講義を行う。活動電位の発生· 伝導の機序、シナ
プスの伝達機序、骨格筋収縮メカニズム、筋伸展受容器および脊髄· 脳幹· 小脳· 大脳基底核· 皮質運動野の機能
について学習する。
2.「神経系の機能II(知覚、情動、本能、睡眠、高次機能)」ユニットの講義
感覚、知覚、運動にかかわる末梢、中枢神経系の機能についての講義を行う。感覚系の機能、情動· 本能· 睡眠の
神経機構、高次脳機能について学習する。
顎顔面頸部機能再建学講座
3.「生命維持のための生体機能」ユニットの講義
人体生命維持システムの機能を習得する。自律神経の構造と機能、循環、呼吸、消化· 吸収、体液· 体温調節· 代
謝、排泄· 体液調節、内分泌と生殖の機能について学習する。
4.「口腔生理」ユニットの講義
人体における末梢神経系と感覚器の構成と役割についての講義を行う。口腔領域の体性感覚機能、正常な咀嚼と
嚥下の神経制御機構、唾液の分泌機構、口腔領域の痛みについて学習する。
5.「生理機能実習」ユニット
人体が正常に機能する「しくみ」について実験を通して実体験し、得られたデータを正確な解釈のもとに組み立
てて現象を論理的に考察する。
( 4 ) 教育方針
脳は機能的にまた形態学的に著しく複雑な器官である。よって教科書的な知識の習得から始め、最新の研究知見
を論文で読み、理解し、それを実際の研究にどのように応用するかをまず学んでいく。そのために医学的な知識
のみならず数理的な素養や心理的な観点の習得も同時に行なっていく。
 また実験に直接参加し、どのようにデータを獲得、整理、解析して科学的な知見を抽出していくかを担当教員と
ともに学ぶ。そのようなものを習得後各人が研究テーマを選定し、興味のあるテーマに挑んでいくことができる。
( 5 ) 研究業績
[原著]
1. Kawakubo N, Miyamoto JJ, Katsuyama N, Ono T, Honda E, Kurabayashi T, Taira M, Moroyama K..
Effects of cortical activations on enhancement of handgrip force during teeth clenching: An fMRI study.
Neurosci Res.. 2014; 79; 67-75
2. 臼井信男,吉野大輔,鎌田晶子. 商品選択における単純接触効果の影響(3) : 反応抑制による単純接触効果
消失についての再検討人間科学研究. 2014.03; 35; 149-154
3. K Shoi, K Fueki, N Usui, M Taira, N Wakabayashi. Influence of posterior dental arch length on brain
activity during chewing in patients with mandibular distal extension removable partial dentures. J Oral
Rehabil. 2014.07; 41(7); 486-495
[書籍等出版物]
1. 厳島行雄,横田正夫(編);臼井(分担). 心理学概説 ―心理学のエッセンスを学ぶ―. 啓明出版, 2014.04
2. 梅本堯夫,大山正,岡本浩一,高橋雅延(編);臼井(分担). 心理学 第2 版 ―心のはたらきを知る―.
サイエンス社, 2014.04
[総説]
1. 勝山成美. 人間の視覚情報処理映像情報メディア学会誌. 2014.01; 68(1); 46-51
2. 泰羅 雅登. アクションBRAIN and NERVE. 2014.04; 66(4); 413-415
3. 泰羅 雅登. ビジョンBRAIN and NERVE. 2014.04; 66(4); 381-384
4. 村田 哲, 泰羅 雅登. ミラーニューロンを再考するBRAIN and NERVE. 2014.06; 66(6); 625-634
5. 泰羅 雅登. 脳大脳基底核と大脳皮質理学療法ジャーナル. 2014.10; 48(10); 974-980
顎顔面頸部機能再建学講座
[講演· 口頭発表等]
1. Ojima H, Tachi E, Horikawa J, Taira M . Spectral and Temporal Cues for Recognition of Non-harmonic
Natural Sounds by Guinea Pigs . Association of Research in Otoralygology, 37th annual midwinter meeting
2014.02.24 San Diego, CA, USA
2. Ojima H. Cortical Representation of a Non-Harmonic Natural Sounds in Naive and Conditioned Brains:
Differential Activation by Time-Reversed Sounds Revealed by Voltage-Sensitive Dye Imaging. 2014.02.27
Coleman Memorial Laboratory, UCSF, CA, USA
3. Katsuyama N, Tachi E, Haji T, Usui N, Yoshizawa H, Saito A, Taira M.. Modulation of solidness perception
by active touch induced by visual information. Future of Shitsukan Research 2014.07.16 Tokyo
4. Mizutani S, Katsuyama N, Usui N, Mizusawa H, Taira M. Depth perception from moving cast shadow in
macaque monkey. The 37th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society 2014.09.11 Yokohama
5. Ojima H, Ishida T, Taira M, and Horikawa J . Contrast between Activations Evoked by Forward and
Backward Reproduction of a Natural Sound in the Auditory Cortex Increases after Classical Conditioning
. The 37th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society 2014.09.13 Yokohama
6. 杉本久美子,吉田直美,山崎陽子,井村紘子,河野葉子,山中紗都,酒巻裕之,木村明佐子,中井未来. 女
性の更年期とその前後期における口腔状態について—歯科衛生士と一般女性との比較検討—. 第73 回日本
公衆衛生学会総会2014.11 栃木県、宇都宮市
7. 吉田直美,杉本久美子,木村明佐子,山崎陽子,中井未来,井村紘子,河野葉子,山中紗都,酒巻裕之. 女性
の更年期とその前後期における口腔に対する主観的健康観について–歯科衛生士と一般女性との比較. 第73
回日本公衆衛生学会総会2014.11 栃木県、宇都宮市
8. Katsuyama N, Tachi E, Haji T, Usui N, Yoshizawa H, Saito A, Taira M.. Effect of visual information
on solidness perception by active touch. Vision, Memory, Thought: how cognition emerges from neural
network 2014.12.06 Tokyo
9. Mizutani, S., Katsuyama, N., Usui, N., Taira, M.. Can macaque monkey perceive motion in depth by cast
shadow?. Vision, Memory, Thought: How Cognition Emerges from Neural Network 2014.12.06 Tokyo