大学院教育

大学院教育

 病をもちながらも人がよりよく生きるために、看護師として病を持つ人々やその家族を支えるための新たな知見をつくるために必要な 国際的・学際的な視野、研究能力、研究・実践における高い倫理観、論理的思考力を科目の履修や自身の研究活動、研究室での諸活動を通じ身につけ高められるように働きかけている。

 当分野で扱う研究テーマは、急性期、回復期・慢性期、終末期などの特定の時期に限定することなく、各自の臨床経験に基づく疑問を大切にしながら決定している。そのため、取り組んでいるテーマは、慢性疾患患者の自己管理支援、クリティカルケア・急性期・周手術期での看護ケアの洗練と質向上、先端・高度医療における看護の役割、急性期医療からの移行期、人生の最終段階へ向けての意思決定支援、終末期にある患者の家族支援など多岐にわたる。

 病とともに生きる人々やその家族の連続した生活を意識し、多様な視点から意見を交わし、共に学び合う「ゼミ」と、院生一人一人への個別指導との組み合わせで教育の充実を図っている。