SDGsに向けた東京医科歯科大学の取組

小児COVID-19肺炎におけるⅠ型インターフェロン中和抗体の保有率を調査

関連SDGs目標

国際共同研究グループは、小児COVID-19肺炎患者(183例)、COVID-19流行前の小児(2,267例)、COVID-19流行期の日本人健常小児(249例)の血液を収集して、I型IFNに対する中和抗体の保有状況を調査しました。
その結果、小児COVID-19肺炎の約10.4%でI型IFNに対する中和抗体(I型IFN中和抗体)を保有することが判明しました。保有者の74%は最重症例(*)でした。健常小児でのI型IFN中和抗体の保有率は約2%以下と低く、小児においても、同中和抗体の保有がCOVID-19重症化のリスク因子になると考えられました。
なお、本研究はAMED新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(研究代表者:岡田 賢)の支援により行われたもので、その研究成果は、2024年1月4日(木)、「Journal of Experimental Medicine」に公開されました。


*最重症例:重症度が高く、集中治療室で全身的な管理が必要な症例。


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