プレスリリース

「デルタ株(B.1.617.2系統)およびデルタ亜系統株(AY.3系統)の市中感染共存事例を確認」

公開日:2021.08.06
「デルタ株(B.1.617.2系統)およびデルタ亜系統株(AY.3系統)の市中感染共存事例を確認」
~医科歯科大 新型コロナウイルス全ゲノム解析プロジェクト 第7報~

ポイント

  • 2021年5月上旬から6月下旬までにおいて、東京医科歯科大学医学部附属病院への入院または通院歴があるCOVID-19患者から、アルファ株(B.1.1.7系統)の継続的な市中感染事例を確認しました。
  • 2021年6月下旬から7月上旬に入院歴があるCOVID-19患者から、デルタ株(B.1.617.2系統)の市中感染事例を確認しました。
  • デルタ株に感染した複数の患者から、デルタ亜系統株(AY.3系統)の市中感染事例を確認しました。
 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科ウイルス制御学分野の武内寛明准教授・医学部附属病院病院長補佐、難治疾患研究所ゲノム解析室の谷本幸介助教、リサーチコアセンターの田中ゆきえ助教、ウイルス制御学分野の北村春樹大学院生および関口佳大学院生らによる本学入院患者由来SARS-CoV-2全ゲノム解析プロジェクトチームは、統合臨床感染症学分野の具芳明教授、木村彰方理事・副学長・特任教授および貫井陽子医学部附属病院感染制御部・部長との共同解析により、2021年5月上旬から7月上旬までの期間において、本学病院への入院または通院歴のあるCOVID-19患者から、アルファ株(B.1.1.7系統)への継続的な市中感染事例だけでなく、感染伝播性の増加が懸念される変異(L452R)を有するデルタ株(B.1.617.2系統)およびデルタ亜系統株(AY.3系統)の新たな市中感染事例も確認しました。
 

プレス通知資料全文

  • 「デルタ株(B.1.617.2系統)およびデルタ亜系統株(AY.3系統)の市中感染共存事例を確認」