平成27年度第1回医学部医学科及び大学院医歯学総合研究科(医学系)合同研修会
平成27年度第1回医学部医学科及び大学院医歯学総合研究科(医学系)合同研修会及び
平成27年度東京医科歯科大学医学研究奨励賞授賞式(医学研究部門)を行いました。
平成27年度東京医科歯科大学医学研究奨励賞授賞式(医学研究部門)を行いました。
平成28年1月9日(土)に医学部医学科及び大学院医歯学総合研究科(医学系)の合同研修会を行いました。
当日は250名を超える多くの教員が参加し、「卒後を見据えた卒前教育」をテーマに、パネルディスカッションと全体討論や、臨床系の教員と基礎系教員に分かれてブロック毎に討論を行いました。引続き、平成27年度東京医科歯科大学医学研究奨励賞授賞式(医学研究部門)が行われました。
当日は250名を超える多くの教員が参加し、「卒後を見据えた卒前教育」をテーマに、パネルディスカッションと全体討論や、臨床系の教員と基礎系教員に分かれてブロック毎に討論を行いました。引続き、平成27年度東京医科歯科大学医学研究奨励賞授賞式(医学研究部門)が行われました。

開会の挨拶を行う江石医学部長
【開会の挨拶 全文】
本日は皆様方、お忙しい中をお集まりくださり、ありがとうございます。年末・年始は、みなさま方いかがお過ごしでしたでしょうか?年末の街頭インタビューなどをテレビで見ておりますと、世界の情勢がだんだんと悪い方向に向かっていると感じている人が多いようですし、日本でも中間層の落ち込みが顕著で格差社会が徐々に広がりつつあり、世の中全体が先の見えない混乱期に入りつつあることをひしひしと感じています。
我々医療界におきましても、新しい専門医制度の混乱はそのスタートをいよいよ来年に控えた現在においてもいまだ続いているように感じられますし、初期臨床研修医制度に関しても、地方の多くの大学から、4年後の制度改定に備えてゼロベースからの抜本的見直しを求める声が強まりつつあります。
このような卒後教育の大々的な変革に対応して、当然のことながら卒前教育もそれなりに変化してゆく必要性を強く感じておりますが、卒後教育を担当する厚労省と卒前教育を担当する文科省との連携がうまくいっていないことから、卒前卒後のシームレスな一貫教育が理想とされながらも実現していないのが現状です。
このような現状を受けて、文科省を窓口とする国立大学医学部長会議では、厚労省を窓口とする国立大学病院長会議と連携をはかり、卒前卒後のシームレスな医学教育を実現するために本学が中心となり活動を始めています。医学部卒業時に達成しておくべきコアコンピテンシーと、初期臨床研修中に達成しておくべきコアコンピテンシーとを、重複することなく一貫した内容にまとめ上げる作業が、国公私立の80大学からなる全国医学部長病院長会議の協力を得て進められています。将来の学部教育においては現行のコアカリキュラムと並行して、実践能力としてのコアコンピテンシーなるものが標準化される予定になっています。最終的には専門医教育である後期臨床研修へのシームレスな移行を図ることが目的になります。
本日のFD集会におきましては、「卒後を見据えた卒前教育」をテーマに、初期臨床研究や専門医研修に関しても現状と問題点をご理解いただき、一連の医学教育のなかで卒前教育の在り方をご検討いただきたいと考えています。いつものFD集会が、講演者からの一方的な情報提供にとどまる傾向がありますので、今回はパネルディスカッション形式で全体討論に重きを置いたプログラムを教育委員会のほうで作成していただきました。みなさんの活発な討論を期待して開会のあいさつとさせていただきます。
本日は皆様方、お忙しい中をお集まりくださり、ありがとうございます。年末・年始は、みなさま方いかがお過ごしでしたでしょうか?年末の街頭インタビューなどをテレビで見ておりますと、世界の情勢がだんだんと悪い方向に向かっていると感じている人が多いようですし、日本でも中間層の落ち込みが顕著で格差社会が徐々に広がりつつあり、世の中全体が先の見えない混乱期に入りつつあることをひしひしと感じています。
我々医療界におきましても、新しい専門医制度の混乱はそのスタートをいよいよ来年に控えた現在においてもいまだ続いているように感じられますし、初期臨床研修医制度に関しても、地方の多くの大学から、4年後の制度改定に備えてゼロベースからの抜本的見直しを求める声が強まりつつあります。
このような卒後教育の大々的な変革に対応して、当然のことながら卒前教育もそれなりに変化してゆく必要性を強く感じておりますが、卒後教育を担当する厚労省と卒前教育を担当する文科省との連携がうまくいっていないことから、卒前卒後のシームレスな一貫教育が理想とされながらも実現していないのが現状です。
このような現状を受けて、文科省を窓口とする国立大学医学部長会議では、厚労省を窓口とする国立大学病院長会議と連携をはかり、卒前卒後のシームレスな医学教育を実現するために本学が中心となり活動を始めています。医学部卒業時に達成しておくべきコアコンピテンシーと、初期臨床研修中に達成しておくべきコアコンピテンシーとを、重複することなく一貫した内容にまとめ上げる作業が、国公私立の80大学からなる全国医学部長病院長会議の協力を得て進められています。将来の学部教育においては現行のコアカリキュラムと並行して、実践能力としてのコアコンピテンシーなるものが標準化される予定になっています。最終的には専門医教育である後期臨床研修へのシームレスな移行を図ることが目的になります。
本日のFD集会におきましては、「卒後を見据えた卒前教育」をテーマに、初期臨床研究や専門医研修に関しても現状と問題点をご理解いただき、一連の医学教育のなかで卒前教育の在り方をご検討いただきたいと考えています。いつものFD集会が、講演者からの一方的な情報提供にとどまる傾向がありますので、今回はパネルディスカッション形式で全体討論に重きを置いたプログラムを教育委員会のほうで作成していただきました。みなさんの活発な討論を期待して開会のあいさつとさせていただきます。

卒後教育の現状と課題について」のパネルディスカッションと全体討論の様子。

テーマ「基礎モジュールの現状と改善について」
基礎系グループ討論の様子


テーマ「臨床ブロックの現状と改善について」
臨床系グループ討論の様子

平成27年度東京医科歯科大学医学研究奨励賞授賞式(医学研究部門)
平成28年1月9日(土)に本学M&Dタワー26階ファカルティラウンジで、今年度受賞者の寺内公一准教授に
江石医学部長から表彰状と研究費が手渡されました。
平成28年1月9日(土)に本学M&Dタワー26階ファカルティラウンジで、今年度受賞者の寺内公一准教授に
江石医学部長から表彰状と研究費が手渡されました。

(左から)江石医学部長と寺内公一女性健康医学講座准教授
平成27年度第1回医学部医学科及び大学院医歯学総合研究科(医系)合同研修会における講演の様子

研究テーマ「産婦人科第4の柱:女性医学領域の確立を目指して」

【当日のプログラム】
平成27年度第1回医学部医学科及び大学院医歯学総合研究科(医系)
合同研修会プログラム
テーマ:「卒後を見据えた卒前教育」
1.日時:平成28年1月9日(土)13:00~17:25
2.会場:M&Dタワー:鈴木章夫記念講堂
ただし、4は3号館2F医学科講義室1、3F医学科講義室2、
4’はM&Dタワー2F共用講義室2、
3.研修内容 司会:山口講師
(1)開会挨拶 江石医学部長
13:00~13:05
(2)「卒後教育の現状と課題について」 江石医学部長
パネルディスカッション(20分×3)と全体討論(30分)
臨床研修に関する本学の課題 田中理事
臨床実習における学生の医行為 高田教授
専門研修と大学院 高橋講師
全体討論
13:05~14:35
(3) 「臨床ブロックと基礎モジュールについての検討にあたって」
14:35~14:55 江石医学部長 秋田教授
休憩・移動 (14:55~15:10)
(4)「臨床ブロックの現状と改善について」(臨床系の教員)
医学科講義室1または2に移動し、ブロック毎討論と部屋毎まとめ
15:10~16:50 稲瀬教授
(4’) 「基礎モジュールの現状と改善について」(基礎系の教員)
共用講義室2に移動し、モジュールの問題点共有と改善への討論
15:10~16:50 秋田教授
休憩・移動 (16:50~17:05)
(5)「東京医科歯科大学医学研究奨励賞受賞者 寺内公一先生 講演」
17:05~17:20 淺原教授
(6)閉会挨拶 北川医学科長
17:20~17:25
(7)情報交換会
17:30~19:00 場所:M&Dタワー26階ファカルティラウンジ
平成27年度第1回医学部医学科及び大学院医歯学総合研究科(医系)
合同研修会プログラム
テーマ:「卒後を見据えた卒前教育」
1.日時:平成28年1月9日(土)13:00~17:25
2.会場:M&Dタワー:鈴木章夫記念講堂
ただし、4は3号館2F医学科講義室1、3F医学科講義室2、
4’はM&Dタワー2F共用講義室2、
3.研修内容 司会:山口講師
(1)開会挨拶 江石医学部長
13:00~13:05
(2)「卒後教育の現状と課題について」 江石医学部長
パネルディスカッション(20分×3)と全体討論(30分)
臨床研修に関する本学の課題 田中理事
臨床実習における学生の医行為 高田教授
専門研修と大学院 高橋講師
全体討論
13:05~14:35
(3) 「臨床ブロックと基礎モジュールについての検討にあたって」
14:35~14:55 江石医学部長 秋田教授
休憩・移動 (14:55~15:10)
(4)「臨床ブロックの現状と改善について」(臨床系の教員)
医学科講義室1または2に移動し、ブロック毎討論と部屋毎まとめ
15:10~16:50 稲瀬教授
(4’) 「基礎モジュールの現状と改善について」(基礎系の教員)
共用講義室2に移動し、モジュールの問題点共有と改善への討論
15:10~16:50 秋田教授
休憩・移動 (16:50~17:05)
(5)「東京医科歯科大学医学研究奨励賞受賞者 寺内公一先生 講演」
17:05~17:20 淺原教授
(6)閉会挨拶 北川医学科長
17:20~17:25
(7)情報交換会
17:30~19:00 場所:M&Dタワー26階ファカルティラウンジ