高等研究院幹細胞治療研究室 特任研究員の公募について

高等研究院幹細胞治療研究室 特任研究員の公募について


●概要
 臓器移植は臓器不全症に対する唯一の根治療法ですが、ドナー不足や免疫拒絶といった問題があります。
こういった問題を解決することを目的として我々の研究室では動物体内環境を利用してiPS細胞から移植用ヒト臓器を
作出することを目指して研究に取り組んでいます。これまでに小動物での異種間キメラにおいて、ドナー細胞由来の
多様な臓器を作出できること、作出された臓器を移植することで免疫抑制剤なしに永続的な治療効果が得られることを
実験的に証明し報告してきました。このアプローチを実用化するためにはヒト→動物キメラを作出する際の異種の壁を
乗り越える必要があり、現在技術開発に取り組んでいます。本研究を一層加速するために、新規に研究員を1−2名募集することにしました。

 当研究室のPIである中内啓光はスタンフォード大学にも研究室を構えており、毎週のinter-lab meetingや、研究員の定期的な相互派遣、
国内外の幹細胞領域のトップ研究者との交流機会、translational researchを学ぶ機会といった、採用者の成長に繋がる様々な機会を提供できます。

ご応募をお待ちしております。

●採用予定日:2023年11月1日以降

●採用予定数:1~2名

●職名:特任研究員(特定有期雇用職員)

●雇用期間:採用日から2024年3月31日まで
(更新:勤務成績・予算の状況・業務の必要性により判断し、労使双方の合意があった場合、年度毎に
契約を更新する場合がある。更新の限度は2027年3月末日まで)

●試用期間:なし

●業務内容:候補者の得意とする研究手法に応じますが、以下のような研究を想定しています。
 ・ヒト多能性幹細胞株の改変、分化誘導

 ・マウス胚微細操作および胎仔解析、胎仔あるいは成体への細胞移植
 ・cDNAやgRNAライブラリを用いたスクリーニング系の開発・解析

●労働時間:月~金 8:30~17:15(うち休憩60分)を基本としますが、ご相談に応じます。

●勤務地:東京都文京区湯島1-5-45
     東京医科歯科大学高等研究院幹細胞治療研究室

●休日:土・日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)

●休暇:年次有給休暇(本学就業規則に基づき支給)、特別休暇、病気休暇

●給与:年俸制(本学の給与規定により決定)

●手当:概ね実費至急(上限月額55,000円)
    ※月の途中に採用された方は、その月の通勤手当は支給されません。

●保険等:労災保険の適応有り
     雇用保険の適応有り(週20時間以上勤務の場合)
     健康保険、厚生年金加入(週20時間以上勤務の場合)

●受動喫煙防止措置の状況:敷地内全面禁煙

●応募資格:
 1.博士の学位を有すること。
 2.分子生物学的手法、発生生物学的手法、多能性幹細胞の取り扱いの少なくともいずれかに習熟していることが望ましい。

●応募方法:
 1.履歴書
 2.研究業績目録・外部資金獲得状況
 3.ご自身の研究背景を臓器作出研究にどのように活かすか、またどのような研究を行いたいか、
   ご自身の研究背景を含めてA4サイズ1~2枚程度にまとめたessay
 上記の書類を以下のアドレスまでメールでご送付ください。

●応募締切:2023年9月30日
 応募書類の秘密は保持しますが、返却いたしませんので予めご了承願います。
 また、応募書類は選考終了後、責任をもって処分いたします。

●選考方法:一次選考(書類)、二次選考(面接)
 ※書類選考のうえ、面接日時については別途連絡をいたします。
 ※遠方の方はオンラインでの面接が可能です。

●書類送付先:
 〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45
 高等研究院幹細胞治療研究室
 正木 英樹
 メールアドレス:masakih.sct@tmd.ac.jp

 
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