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沿革と図書

当分野は歯科補綴学(しかほてつがく)の中でも部分床義歯(ぶぶんしょうぎし)補綴を専攻する講座として,歯科補綴学第一講座,摂食機能構築学分野から引き継がれました.それまでの学術基盤に加えて,現代と未来の社会に適応する新しい補綴学の推進に取り組んでいます.ここでは,当分野の沿革を簡単にご紹介いたします.


部分床義歯補綴学分野

長尾優先生

 長尾 優(ながおまさる)先生(故人,東京医科歯科大学初代学長)が始められた歯科補綴学教室は,のちに複数の講座に分かれ,中沢 勇(なかざわいさむ)先生(故人.在任:昭和21年-52年)率いる歯科補綴学第一講座は部分床義歯の補綴学を専攻することとなりました.そして藍 稔(あいみのる)先生(在任:昭和52年-平成11年),大山喬史(おおやまたかし)先生(在任:平成11-17年,東京医科歯科大学第10代学長)へと引き継がれ,大山教授の時代に東京医科歯科大学の大学院重点化を経て,さらに五十嵐順正(いがらしよしまさ)先生(在任:平成18-24年),そして平成25年からは若林則幸(わかばやしのりゆき)が現在の教室を率います.
 学生の教育に重点を置くのが教室の方針であり,患者さんの診療における課題を研究により解決し,その成果を教育に速やかに取り込むという教室の方針が受け継がれてきました.歯列の部分欠損を部分床義歯によって高いレベルで回復するための「技術と科学」(Art and Science)を追求する専門分野として,国民の口腔保健の向上を目指し,たくさんの課題に取り組んでいます.

医局員近影(平成29年5月18日)

主な教育向け図書

・パーシャルデンチャー活用力 ~ライフコースに沿った基本から使いこなしまで~. 和田淳一郎,高市敦士,若林則幸 著.医歯薬出版株式会社.2016年. 

当分野医局員が執筆した教科書が発売されました.
様々な症例におけるパーシャルデンチャーの有効な活用法,パーシャルデンチャーの臨床の基本から応用まで幅広い情報を,オールカラーで分かり易く説明しています.

・ウィルキンス 歯科衛生士の臨床 原著第11版. E・M・ウィルキンス 著/若林則幸 他 監訳.医歯薬出版株式会社.2015年. 

本分野が監訳に参加した教科書が発刊されました.
歯科衛生士が習得すべき臨床のすべてを体系的にまとめた,「歯科衛生士のバイブル」と言える一冊です.
個人で持つことはもちろん,診療所,病院,教育施設に常備すべき本として,推薦いたします.

・1歯欠損から1歯残存までを補綴する Best Denture Design パーシャルデンチャーが好きになる!.谷田部優(当分野 臨床教授)著.デンタルダイヤモンド社.2015年.

経験則から生まれた60の実践的な設計.
基本を理解すれば,さらに広がるバリエーション.

・パーシャルデンチャーを得意になろう.五十嵐順正,若林則幸 編著.ヒョーロン.2013年.

・パーシャルデンチャー・クリニシャンズガイド.Jones and Garcia 編.若林則幸 訳.医歯薬出版.2010年.

・パーシャルデンチャーアトラス.大山喬史 編著.医歯薬出版.2005年.

・小部分床義歯学.藍 稔 著.学建書院.1998年第二版.

正式名称

国立大学法人
東京医科歯科大学(TMDU)
大学院医歯学総合研究科
医歯学系専攻
口腔機能再構築学講座
部分床義歯補綴学分野


英語名称
Department of Removable Partial Prosthodontics,
Division of Oral Health Sciences,
Track of Medical and Dental Sciences,
Graduate School of Medical and Dental Sciences,
Tokyo Medical and Dental University (TMDU)