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学長からのメッセージ

学長「吉澤 靖之」よりご挨拶です。


 今年は、学長に就任して第2期目の2年目となります。第1期目に成し遂げたことを強化・促進し、第3期中期目標達成に向け再編した新体制で世界大学ランキング・トップレベルを目指して取り組みます。

 具体的には4つの戦略を立ち上げました。1つ目の戦略は、IoT、ビッグデータ、AI、ロボティクスなどを活用する新たな概念の先制医療である統合先制医歯保健学の研究を推進するとともに国内外で活躍できるグローバル人材を育成するため、今年度より大学院を改組しました。

 また、本学は、平成29年度に文部科学省補助事業「データ関連人材育成プログラム」に申請し、全国で採択された4機関のうちの一つに選ばれました。本プログラムと大学院改組との相乗効果により、健康長寿社会の実現に貢献できる優秀な人材を育成していきます。

 2つ目の戦略は、これまで継続的に取り組んできた医学・歯学・教養教育改革や海外拠点活動の実績をさらに発展させ、TMDU型教育として発信、浸透させていくことです。そのため、ジョイント・ディグリー・プログラムにつきましては、既に開講したチリ大学及びチュラロンコーン大学に引き続き、ガーナ大学やマヒドン大学との開設に向けて具体的な検討を進めています。また、今年度は、修士課程にグローバルヘルスリーダー養成コースを立ち上げ、地球規模の保健医療課題の対策を講じることができるリーダーを育成します。

 3つ目の戦略は、本学の強みである先端的な医学・歯学・工学の有機的な連携を一層強化して研究力を高めることです。そのため、平成29年度に統合研究機構を設置しました。この機構は、本学の研究領域の壁を打破し、強みのある分野を戦略的に支援することで、画期的なイノベーションを創出することを目的とします 。この取り組みの一環として、平成29年度に創生医学コンソーシアムを立ち上げました。「創生医学」とは再生医学・再生医療を進展させ、臓器創出までを視野に入れた新しい医学領域です。国内外の産学官の連携により、本コンソーシアムが中心となって国際認知度の高い研究拠点の形成を目指します。

 4つ目の戦略は、平成29年度に設置した統合情報機構の積極的な活用です。海外を含めた学内外のデータを一括して集積・分析・管理運用し、大学IRを推進します。これらの大学IRを活用した教員評価・給与体系などの改革を進めることでその国際通用性を高め、外国人教員等の雇用環境整備や、教育・研究の国際化を促進したいと考えています。

 以上の戦略を確実に実行するために、この4月に統合大学改革推進機構を立ち上げました。本機構が中心となって、将来の大学運営に資する改革を実施します。

 東京医科歯科大学のためにも皆様のご協力をどうぞ、よろしくお願いいたします。