国立大学法人東京医科歯科大学（TMDU）と三菱地所株式会社は、共同で運営するイノベーションプラットフォーム「TIP」の取組みの一環として、シード・アーリー期のスタートアップ等を対象としたシェア型ウェットラボ※「TIP-RCCシェアラボ」をTMDU湯島キャンパスと駿河台キャンパスに開設、4月より運用開始いたします。
　バイオ・医療系スタートアップから高いニーズがある一方で不足している「ウェットラボ」をシェア型で整備。TMDUとの共同研究契約を不要とするオープンなラボとし、多様なプレイヤーの交流促進機能を拡充することでイノベーションを加速、本郷・御茶ノ水エリアを世界有数のバイオ医療コミュニティに発展させ、新産業創出を目指します。
　なお、本事業は令和4年度第2次補正予算（経産省関係）「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備（大学等向け）」の補助対象事業です。
　※ウェットラボ：遺伝子を抽出するなど細胞等を取り扱う実験を行う研究施設

※詳細は後日、TIPホームページでお知らせいたします

・シェアラボ（貸実験台）の利用
・東京医科歯科大学リサーチコアセンター共用機器について学内料金相当で利用可能
・TIP会員専用カードキーの発行
・コワーキングスペースの利用
・TIP主催イベントへの無料参加
 

　2017年5月に医歯学研究支援センターを改組し創設。遺伝子解析や組織解析等が行える装置を設置し、研究・研究支援事業を行っております。2019月7月には、東京都と協定を締結し大学保有機器等の共用を促進する事業を開始しました。RCCは、研究の発展を目指し本学の学生や研究者のみならず、学外者の利用促進・研究支援も積極的に行ってまいります。

　三菱地所は、スタートアップ支援のための産業生態系「スタートアップ・エコシステム」の形成に向け、丸の内エリアや複数の大学において、多数のイノベーション施設を展開しております。また、産・官・学が連携して社会課題を解決することで、グローバルなマーケットに向けたイノベーション創出を支援するプラットフォーム「TMIP（Tokyo Marunouchi Innovation Platform）」のほか、社会課題の解決や産業構造の転換など中長期的な社会インパクトの創出に挑むスタートアップへ投資を行うCVC「BRICKS FUND TOKYO by Mitsubishi Estate」、丸の内エリアを舞台に活躍する大手企業やスタートアップ、大学等の最新事例やイベント情報等を配信するコンテンツメディア「xTECH」も運営。産・官・学連携によるオープンイノベーションを推進し、日本の競争力向上に寄与してまいります。