学生生活に関するアンケートの実施

学生生活に関するアンケートの実施

学生生活に関するアンケート集計結果

以下は、学生支援室ピアサポーターが主体となって行った「学生生活に関するアンケート」の集計結果です。

本アンケートの結果をまとめたPDFはこちらからダウンロードできます(学内ネットワーク限定公開)。

調査の概要

1.目的
新型コロナウイルスの影響に伴い、学生生活がどのように変化し、それに応じて本学の学生はどのような意見や感想、悩みを持っているかを調査し、今後のピアサポーターの活動の参考にすることを目的としています。

2.調査期間
2022年12月27日~2023年1月27日

3.調査対象
東京医科歯科大学に在籍する全ての学部学生

4.調査方法
Microsoft Forms(匿名回答)

5.回収状況
回答者数:99

調査結果

Q1. アンケート結果公表に関する同意
Q2. 現在の学年を教えてください。
Q3. 学科を教えてください。
Q4. 性別を教えてください。

授業

Q5. 2022年度後期の間、1週間に平均で何日対面授業がありましたか?(研究活動は含まない)

Q6. 講義形式の授業を対面でやりたいと思いますか?
Q7. 演習・実習形式の授業を対面でやりたいと思いますか?

 
Q8. オンライン授業で先生に聞きたいことや伝えたいことがあるときは、どの方法が良いと思いますか?(複数選択可)
Q9. 先生に質問する際、オンライン授業と対面授業とではどちらが「面倒だな」と感じますか?

Q10. オンライン授業で先生に質問する際に困ることはありますか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

 

Q11. あなたは現在オンライン授業におけるグループワークやアクティブラーニングに満足していますか?
 

Q12. 「1 満足している」もしくは「2 どちらかといえば満足している」と答えた方にお聞きします。そのように答えた理由として、自分の気持ちに近いものはどれですか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

Q13. 「3 どちらかといえば満足していない」もしくは「4 満足していない」と答えた方にお聞きします。そのように答えた理由として、自分の気持ちに近いものはどれですか?(複数選択可)

部活動

Q14. あなたは現在サークルや部に所属していますか?
Q15. 所属していると答えた方にお聞きします。どの団体に所属していますか?(複数選択可)
Q16. あなたは現在のサークルや部の活動に満足していますか?
Q17. サークルや部の活動を通してあなたが期待していることは何ですか?(複数選択可)
Q18. サークルや部の活動において、コロナ禍で困っていることは何ですか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

交流

Q19. あなたは現在の学生生活において、同級生との交流に満足していますか?
Q20. オンライン授業によって同級生との交流にどのような影響がありましたか?
Q21. 対面授業によって同級生との交流にどのような影響がありましたか?
Q22. 大学内で身近に悩みを相談できる人はいますか?
Q23. その人は誰ですか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

Q24. その人とはどこで知り合いましたか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

Q25. 誰かに相談する、あるいはしたいことの内容は何ですか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

バイト

Q26. アルバイトをしていますか?
Q27. アルバイトをしている場所はどこですか?
Q28. アルバイトを平均で週に何回していますか?(1日に複数のバイトをしている場合は、アルバイトのある日が週に何回あるかを教えてください)
Q29. コロナ禍でアルバイトの場所に影響がありますか?
Q30. 上記の影響により困っている点、よかった点があれば記載してください。

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。
Q31. コロナ禍でアルバイトのシフト量に影響がありますか?

Q32. 上記の影響により困っている点、よかった点があれば記載してください。

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

東工大との統合

Q33. 東工大との統合を受けて、どのような心境ですか?

Q34. 「1 とても楽しみ」もしくは「2 少し楽しみ」を選択した方にお聞きします。その理由は何ですか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

Q35. 「4少し残念」もしくは「5 とても残念」を選択した方にお聞きします。その理由は何ですか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

Q36. 「3 どちらともいえない」もしくは「6 何も思わない」を選択した方にお聞きします。その理由は何ですか?(複数選択可)

※こちらの質問に対する記述回答は、学内ネットワーク限定にてこちらで公開しています。

Q37. ピアサポーターでは、皆さんの生活が充実したものになるようお手伝いをしており、ホームページなどでも情報を随時更新しています。「こんなサポートをしてほしい」「こんな活動をしてほしい」「こんな情報がほしい」などご意見がありましたら、なんでも教えてください。 

→回答なし

考察

授業

 現在はアンケート実施当時と比較して対面授業が増えてきており、さらに「演習・実習形式の授業を対面でやりたいと思いますか?」という質問は「はい」と答えた学生が88%(84/95)と非常に多いことが分かる。一方でまだオンライン授業を行う場面も多々あるため、学生も教員も授業に参加する全員が、質問の仕方などの課題があることを認識しておく必要がある。そして、オンライン授業時のグループワーク、アクティブラーニングについて、満足度は各学年で少しずつ異なることが分かった。満足している人にとっては、「資料の確認や共有の容易さ」といったインタ―ネットの恩恵を享受できることが利点になっていたが、満足していない人にとっては、「周りの学生の積極性の薄れ、発言のしにくさ」などコミュニケーションの難しさに関することが欠点になっていた。以上のことから、より満足度の高い授業形態にするためには、対面授業もオンライン授業も特色を両方理解しながら、講義や実習の形式に合わせてバランスよく行っていくことが重要であると考える。

部活

 本学ではサークルや部に所属している学生が約85%ととても多い印象を受けた。学年ごとの所属率を見ると、コロナがちょうど始まった時期に入学した3年生(現4年生)は他の学年と比較すると、サークルや部の所属率が少なことが分かった。サークルや部に所属した目的として、学内外の学生との交流、趣味の分かち合いを目的としている学生が多かった。コロナによる活動制限がある中でも、現状のサークルや部の活動に満足している学生は多いが、飲食などを伴う感染のリスクが上がる活動がしづらい、コロナ禍前と同じような活動ができていないなど、様々な課題もあるようだ。

交流

 オンライン授業では同級生との交流機会が減って親密性が下がり、対面授業では交流機会が増えて親密性が上がったと回答している割合が最も高かった。オンライン授業は授業時間外でのコミュニケーションがとりづらいことなどが原因として考えられ、同級生との交流に影響を及ぼしていることが明らかになった。交流の場が狭まった中でも、悩みを相談できるような信頼できる人を見つけられている学生は多いが、悩みを相談できる人が身の周りにいない学生も一定数みられた。相談できる人として同級生、きっかけを授業として挙げている割合が多いことから、授業での同級生との交流が相談相手の有無において重要な機会となっていると考えられる。また、相談できる人がいない学生がどのような悩みを抱えており、どのような支援を必要としているのか検討することは、今後のピアサポーター活動の課題である。

バイト

 アルバイトをしている学生の中で、家の近くで勤務している学生が過半数を占め、週2回勤務をしている学生が多い結果となった。家の近くの勤務地はオンライン授業の日も働きやすく、週2回の勤務は本学の学生にとって適度に働くことができる日数なのだろう。また、コロナ禍でアルバイトの場所やシフト量に影響があるかという質問には、影響がないと答えた学生の方が圧倒的に多く、既にコロナによるアルバイトへの影響は少なくなってきたものだと考えることが出来る。

統合

 東京工業大学との統合を楽しみにしている学生が多かった。学生同士の交流の幅が広がったり、新しい領域を学べたりすることを楽しみにしている学生が多いようだ。一方で、統合に消極的な意見を持つ学生もいた。東京医科歯科大学という学校名に愛着が湧いている学生が一定数いること、統合後に今後の学生生活がどう変化していくのか分かないため実感が湧かないなどの理由が考えられる。

まとめ

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、本学の学生は遠隔を中心とした講義、サークルや部活の対面での活動中止など、学生生活を送る上で様々な規制を受けた。アンケート実施当時と比較して、現在はコロナによる規制が緩和され、対面講義や実習は増え、サークルや部の活動の幅は広がっているので、また違った結果が得られるのではないかと考える。学生生活に関するアンケート2022では、学内メールやピアサポーター個人のLINEなどで周知を試みたが、回答数に課題が残った。アンケートのみに関わらず、今後のピアサポーター活動を学内で周知する方法を検討する必要性があると感じた。