心臓植込みデバイス業務

心臓植込みデバイス業務

心臓植込みデバイス業務の特徴

 当院では2025年より、心臓植込みデバイス(CIEDs)や補助人工心臓(VAD)領域の専門性をさらに高めるため、新たに専門部門を設立しました。
この部門では、急速に進歩するデバイス技術に対応し、患者一人ひとりに最適なデバイス治療を安全かつ効率的に提供することを目的としています。医師、看護師など多職種と連携しながら、高度で専門的な医療支援を行っています。

臨床工学技士の役割

<CIEDs業務>
CIEDsに関して、以下のような幅広い業務を担当しています。
•    植込み後の病棟チェック
•    外来での定期デバイスチェック
•    遠隔モニタリングのデータ管理・解析
•    MRI検査や他科手術時のデバイス設定・管理
常に最新のデバイスが導入されるため、技士は機器特性を深く理解し、安全で正確なプログラマ操作を行うことが求められます。これにより、患者が安心して治療を受けられる体制を支えています。

<VAD業務>
デバイス管理のみならず、患者の生活支援まで含めた包括的なサポートを行っています。
•    患者および介護者への教育・指導
•    リハビリテーションの補助
•    検査や処置時の同行・支援
•    退院後の外来フォロー
機器操作の専門性に加え、患者・家族との信頼関係を築くためのコミュニケーション能力も重視されます。心身両面でのサポートを通じて、患者の社会復帰、QOLの向上を支援しています。