2025年度クリニシャン・サイエンティスト養成支援制度採用決定通知書授与式を行いました

2025年8月8日(金)にМ&Dタワー26階特別会議室にて2025年度クリニシャン・サイエンティスト養成支援制度採用決定通知書交付式が行われ、クリニシャン・サイエンティストとして採用された7名の大学院生へ古川哲史執行役副学長(研究・産学官連携担当)より採用決定通知書が交付されました。

古川執行役副学長及びCS採択学生6名及び研究指導者5名
左手前から伊東巧さん、佐々木敏莉さん、守田悠彦さん、古川執行役副学長、數田茉莉子さん、中西一貴さん、渡部良平さん、
2列目左から清水秀幸教授(AIシステム医科学分野)、鈴木喜晴准教授(臨床分析・分子生物学分野)、島村徹平教授(計算システム生物学分野)、鵜沼香奈教授(法医学分野)、磯田健志准教授(発生発達病態学分野)

古川執行役副学長 挨拶

授与式の様子

古川執行役副学長との意見交換1

古川執行役副学長との意見交換2

代表者挨拶(伊東巧さんより)

2025年度クリニシャン・サイエンティスト養成支援制度の対象学生として採用いただきました7名を代表いたしましてご挨拶申し上げます。

まず初めに、このような栄誉ある制度に採用いただき、大変手厚いご支援を賜りますこと、採用者一同、心より御礼申し上げます。

私は、臨床医を志し本学の門を叩きましたが、医学科のカリキュラムで基礎研究の重要性や面白さを実感しました。学部5年次の臨床実習で、臨床現場のさまざまな課題や、現在の医学では未解明な現象を目の当たりにし、基礎研究によってこれらの解決に貢献したいと決意いたしました。その思いから、本年度より医学科を休学しMD-PhDコースで博士課程に進学いたしました。学部生時代から研究の機会を与え、温かくご指導くださっている清水秀幸教授をはじめAIシステム医科学分野の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。

臨床の視点を持って研究を推進するクリニシャン・サイエンティストは、まさに私が目指す存在そのものであり、その養成を目的とした本制度に採用いただけたこと、大変光栄に存じます。研究に専念できる環境を整えてくださる本制度のご支援は、私たち大学院生にとって何より有り難いものであり、改めて深く感謝申し上げます。

東京科学大学が誕生して最初の入学生として私たちは、専門分野の垣根を越え多様な科学に触れることで学際的な研究を推進し、世界に視野を広げて国際的に活躍する使命があると感じております。そして、「科学の進歩」と「人々の幸せ」を探究し、新たな価値を創造することのできる研究者になることで、賜りましたご支援に報いることができるよう、博士課程およびその後のキャリアにおいても日々研鑽に励む所存です。
何卒、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和7年8月8日
東京科学大学 医歯学総合研究科 AIシステム医科学分野 博士課程1年 伊東 巧