単孔式腹腔鏡下手術
当科では、できるかぎり創を小さくして、手術による身体への負担を軽減する、「低侵襲手術」のなかでも、さらに創を極限まで小さくして負担を軽減する、「単孔(たんこう)式腹腔鏡下手術」を推進していこうと考えています。原則的に臍(へそ)の創ひとつだけで手術を行いますので、手術後も傷はほとんど目立ちません。

左:単孔式ポート 右:ドラムスティック鉗子
通常は臍(へそ)部を2-3cm程度切開して、手術用具を出し入れする「ポート」とよばれる器具を装着します。原則として、このポートひとつだけ用いて手術を行います。
しかし、このひとつのポートだけでは、やはり手術操作に制限や困難が付きまといます。
そこで、当科のオリジナルテクニック「ドラムスティック法」を紹介します。
細い医療用ワイヤーを腹部に刺して、体内でその先端にクッション状の器具を接続し、太鼓のばち状の器具を用意します、これを操作して自由自在に臓器を押さえたり、持ち上げたりすることができます。
これにより、ほとんど目立たない傷で、ポートを追加するのとほぼ同じ効果を得ることができます。
しかし、このひとつのポートだけでは、やはり手術操作に制限や困難が付きまといます。
そこで、当科のオリジナルテクニック「ドラムスティック法」を紹介します。
細い医療用ワイヤーを腹部に刺して、体内でその先端にクッション状の器具を接続し、太鼓のばち状の器具を用意します、これを操作して自由自在に臓器を押さえたり、持ち上げたりすることができます。
これにより、ほとんど目立たない傷で、ポートを追加するのとほぼ同じ効果を得ることができます。