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烏山 一理事・副学長が科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)の受賞者に決定しました

 免疫アレルギー学分野の烏山 一理事・副学長が、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)の受賞者に決定しました。

 平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について(文部科学省ホームページ)

業績

  好塩基球の生理的役割と免疫病関与に関する研究

 日本を含む先進諸国では人口の3割近くがアレルギー疾患に罹患し、一方、開発途上国ではいまだに多くの寄生虫感染症が蔓延している。アレルギーの発症と寄生虫感染防御には免疫系が関与しているが、そこに関わる細胞や分子に関してはいまだ不明な点が多く残されている。免疫系に属する好塩基球は末梢血白血球の0.5%を占めるに過ぎない極少血球細胞で、その存在は130 年以上前から知られていたが、生体内での機能に関しては謎のままであり、血球細胞のなかでもっとも解析が進んでいない細胞であった。
 本研究では、オンデマンドで好塩基球を体内から消失させることのできる遺伝子改変マウスなど最先端の解析ツールを開発し、これまで困難であった生体内での好塩基球の役割解明を可能とした。
 本研究により、好塩基球が急性アレルギー(アナフィラキシー)と慢性アレルギー(アトピー性皮膚炎症)の発症に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。さらに、好塩基球の本来の存在意義が寄生虫(マダニや消化管寄生虫)感染に対する生体防御であることが判明した。
 本成果は、新たな抗アレルギー薬ならびに寄生虫ワクチンの開発に寄与することが期待される。

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