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台湾歯科学生技能コンテストで歯学部歯学科6年生が優勝

Sixth-year TMDU Dental students won the Dental Student Simulator Contest 2017– 1st place in the individual, and the team competition –


 平成29年8月10日中華牙醫學會(Association for Dental Sciences of the Republic of China)主催、2017年台湾全国歯科学生技能コンテスト(Dental Student Simulator Contest 2017)が台北医科大学歯学部(台北市)に於いて開催され、招待参加した本学歯学部歯学科6年生3名が優秀な成績を収めました。

 本コンテストは、台湾で年1回開催され、台湾にある7大学から代表学生(各大学から3名)が集い、マネキンに装着した人工歯模型上で保存修復治療・補綴治療の技能が競われます。海外からは唯一、本学学生が招待され、今回は6回目の参加となりました。

 本学に招待状が中華牙醫學會から6月初旬に届き、歯学科教育委員会によって山口皓平君、陳雪霏さん、古澤聖佳さんの3名が6月下旬に本学代表として選ばれました。コンテストまでの準備期間は決して十分とは言えませんでしたが、臨床実習の忙しい期間中も、さらに夏休み期間に入ってからもトレーニングが行われ、う蝕制御学分野(田上順次教授)から保坂啓一助教、井上剛助教、摂食機能保存学分野(三浦宏之教授)から吉田惠一准教授、大森哲助教、根本怜奈助教が指導にあたりました。さらに3名の学生たちは、練習環境が整備されたスキルスラボ(1号館)での自主トレーニングにも励みました。

 本学代表学生3名は、今回はオブザーバーとして参加の教員2名(根本助教、井上助教)とともに、コンテスト2日前の8月8日に台北入りし、国立台湾大学林立徳歯学部長を表敬訪問、翌日は国立台湾大学で練習後、台北医科大学の試験会場の下見などを行いました。そして8月10日、昼休みを挟んで6時間にわたる、保存修復治療、補綴治療の実技試験に臨みました。コンテストの課題は、保存修復治療の部で前歯と臼歯のコンポジットレジン修復、補綴治療の部で前歯のブリッジ形成およびテンポラリーブリッジの製作でした。

 今回は台北で第31回International Association for Dental ResearchのSouth-East Asia Division, 第28回South East Asia Association for Dental Educationが8月10日~13日に開催されていたこともあり、本学教員はオブザーバーとして参加し、7大学の教員により厳正なる審査が行われました。保存の部(個人)で、陳雪霏さんが優勝、古澤聖佳さんが4位、山口皓平君が10位、補綴の部(個人)で、陳雪霏さんが優勝、古澤聖佳さんが9位にランクされました。これにより団体として、東京医科歯科大学は、保存部門で優勝、補綴部門で準優勝となり、開催されていた上記の学会会場で表彰を受けました。参加学生たちは、日ごろ使っているものとは違う不慣れな器具を使い、言語も分からないなど慣れない環境の中、様々な緊張感やプレッシャーをはねのけ、それぞれが実力を十分に発揮しました。 コンテスト終了後には、日台の学生がお互いの健闘を称え合い、学生どうしの交流が行われました。

 本コンテストを通じて得られた様々な経験は、参加した学生にとって非常に貴重な財産となったようです。彼らは今後の臨床実習や講義に積極的な姿勢で参加し、同級生たちにもよい影響を与えてくれることでしょう。今回の経験を活かし、将来、国際的な歯科医療人として大いに活躍してほしいと思います。

 今回のコンテストにあたり、昨年同じく派遣され、現在研修歯科医として頑張っている井神優太君、小湊広美さん、山本真央さんが、忙しい中駆け付けてくれて技術指導やアドバイスをしてくれました。現地では、本学大学院う蝕制御学分野を修了後台湾で活躍されている坂野若詠先生、短期海外研究員として同じく同分野に滞在していた国立台湾大学教員の蔡宜玲先生が期間中お世話をしてくださいました。今回の好成績は、多くの方々の温かいサポートなしには得られませんでした。最後に、本コンテスト参加に大変な多くのご支援とご協力をいただきました興地隆史歯学部長、森尾郁子歯学科長、荒木孝二歯学部長補佐に感謝申し上げます。

国立台湾大学歯学部長を表敬訪問した本学代表学生と教員(前列右から3人目が林立徳国立台湾大学歯学部長、4人目が井上助教、左から2人目が蔡宜玲先生、3人目が根本助教、後列左から陳さん、山口君、古澤さん)

国立台湾大学歯学部長を表敬訪問した本学代表学生と教員(前列右から3人目が林立徳国立台湾大学歯学部長、4人目が井上助教、左から2人目が蔡宜玲先生、3人目が根本助教、後列左から陳さん、山口君、古澤さん)

≪参加した学生たちの言葉≫

山口皓平君
「先生方のご指導のおかげで素晴らしい結果を残すことができました。今回、コンペに向けて練習したり勉強したりしたことが今後の臨床に向けて大変良い経験になったと思います。ありがとうございました。」

陳雪霏さん
「コンペに参加し、多くの先生方よりご指導を受けることができ、また現地の学生たちから暖かくもてなされ、さらにいい成績を残すことができて大変幸せに思います。応援してくださった皆さんに今一度感謝すると共に、今回の経験をいかし今後より一層頑張りたいと思います!」

古澤聖佳さん
「台湾コンペに参加するにあたり、練習から最後まで見守り助けてくださった先生や先輩方、そして、一緒に頑張ってきた陳さんと山口くんに感謝の気持ちでいっぱいです。今回学んだことを将来に生かせるよう、今後も一生懸命頑張っていきたいと思います。このような素晴らしい機会を与えてくださりありがとうございました!」


(文:大学院う蝕制御学分野助教 井上 剛)