疾患バイオリソースセンター発足記念シンポジウムを開催

疾患バイオリソースセンター発足記念シンポジウムを開催

 

本学は7月16日、M&Dタワー2階鈴木章夫記念講堂において、疾患バイオリソースセンターの発足記念シンポジウムを開催し、学内外から128名の関係者が出席しました。

東京医科歯科大学疾患バイオリソースセンターは、医学部・歯学部両附属病院で扱うがん・生活習慣病や難治性疾患の医療情報・生体試料などの高品質なバイオリソースを収集・保管し、産学官連携の医療イノベーション研究資源として安全に利活用するための施設として設置され、文部科学省特別経費「疾患バイオリソースセンター設置による産学官イノベーション推進研究拠点の形成」プロジェクト事業によるものです。

シンポジウムでは、大山喬史学長の開会の辞に引き続き、木村直樹文部科学省研究振興局学術機関課長による来賓挨拶が行われました。

その後、稲澤譲治疾患バイオリソースセンター長によるセンター紹介の後、中釜斉国立がん研究センター研究所長による「個人に最適な医療の実現を目指したナショナルセンター・バイオバンクの取り組み」、清水章京都大学医学部附属病院教授による「臨床研究中核病院の役割・京都大学における取り組み」、武藤香織東京大学医科学研究所教授による「ヒト試料を用いる研究の倫理支援」、間野博行東京大学大学院医学系研究科教授による「命を救うがん研究:ゲノム情報から創薬へ」の各講演が行われました。

最後に、森田育男研究担当理事の総括、吉澤靖之医療担当理事の閉会の辞によって、シンポジウムは盛会の内に幕を閉じました。


開会の辞を述べる大山学長

挨拶を行う木村直樹文部科学省研究振興局学術機関課長

講演を行う中釜 斉 国立がん研究センター研究所長(左)と座長の湯浅医学部長(右)