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研究室紹介

研究紹介

がんはわが国において、1981年より死因の第1位であり、新たながん対策が喫緊の社会的課題である。そこで、分子遺伝分野では、がんの本態に迫る基礎生物学的研究と、それらによって得られる情報に基づいたがんの新規診断・治療法の確立を目指している。特に、以下のような乳がん発生の分子メカニズムに焦点を当てて、がんの発生や進展において果たす役割の解明を進めている。
①DNA損傷修復機能とゲノム安定化機構、
②ホルモン依存性の細胞増殖、
③がんの微小環境、
ゲノム科学、分子生物学・生化学、情報科学などの幅広い解析技術を駆使し多角的に進めると同時に、得られた情報の統合的理解を図っている。

進行中のテーマ

家族性乳がんの原因遺伝子と知られるBRCA1とBRCA2の遺伝子産物は、DNA相同組換え修復、細胞周期チェックポイント、転写制御、染色体分配、中心体動態などを通してゲノムの恒常性維持を監視する役割がある。BRCA1/2変異によるゲノムの不安定性は、乳がんや卵巣がんの原因としてそのメカニズムの解明が精力的に進められているうえ、BRCA1/2遺伝子の機能不全は化学療法の治療標的としても注目されている。当ラボではBRCA1/2タンパク質の細胞内機能の解析を通して、乳がん発症機構の解明を目指して研究を進めている。以下に現在進めている研究テーマについて紹介する。

DNA損傷修復機能とゲノム安定化機構

(1) S期染色体におけるBRCA2の機能解析
(2) BRCA2欠失がん細胞株に対するパクリタキセルによる合成致死メカニズムの解明

ホルモン依存性の細胞増殖

(1) エストロゲン依存型発現BRCA2の機能解析
(2) エストロゲン依存型BRCA2の発現メカニズムの解明

BRCA2の機能解析

(1) 変異型BRCA2のMidbody局在有無の検討 (Curie研究所(仏)との共同研究)
(2) BRCA2の中心体移行システムの解析
(3) 中心体におけるBRCA2-14-3-3γ複合体の機能解析